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デビュー時は、我が愛するジャズ・ギタリスト、「ウェス・モンゴメリー」の後継者として、ジャズ界に新星として華々しく出てたのが、今日紹介の「ジョージ・ベンソン」です。
しかしながら、60年代末にジャズ界に出てきたミュージシャンの多くは、ロック&ポップ・チューンに、「マイルス」が多大な影響を与えた事から、「コルトレーン」に傾倒し、或いは「セシル・テイラー」や「オーネット・コールマン」を追従した、若きミュージシャン達、つまり「フリー・ジャズ」を追求していった者達以外は、よりポピュラーな世界へと、鞍替えして行きました。
そのポップミュージックへと移った多くのミュージシャンの代表が、この「ジョージ・ベンソン」であり、他には「アース・ウィンド&ファイヤー」の「モーリス・ホワイト」等、後のビッグ・ネームが、所謂「ブラック・コンテンポラリー」と言うジャンルに属する音楽の礎を作って行ったのです。
ところで、この「ジョージ・ベンソン」のアルバムは、「ブラコン」の開祖としてのポップさだけでなく、ジャズ畑の一流ギタリストとしてのテク&ソウルも充分に堪能できる名盤に仕上がっています。
アルバムタイトル…ブリージン
パーソネル…ジョージ・ベンソン(g、vo)
フィル・アップチャーチ(rhy-g)
ロニー・フォスター(el-p)
ジョージ・ダルト(p)
スタンリー・バンクス(b)
ハーヴィ・メイソン(ds)
ラルフ・マクドナルド(perc)
曲目…1.ブリージン、2.マスカレード、3.シックス・トゥ・フォー、4.私の主張、5.これが愛なの?、6.愛するレディ
1976年1月6、7、8日 ハリウッド・キャピタル・レコードにて録音
原盤…ワーナー・ブラザース 発売…ワーナー・パイオニア
CD番号…20P2-2061
演奏について…このアルバムを最も有名にしたトラックは、何と言っても「ベンソン」のギターとヴォーカルをフューチャーした、2曲目「マスカレード」である。
自らのギターとアコースティック・ピアノの伴奏から始まる序奏で、「ベンソン」は抜群にかっこいいスキャットでかっ飛ばす。
その後メロディを歌うと、実に歌が上手い。
しかし、黒人歌手ってなんで、皆こんなに良い声をしてるのかねぇ。
「ベンソン」の声だけど、やや低音(バリトン)になった「ライオネル・リッチー」って言えば分かり易いかな?
中間からは、またまたスキャットしながら、本家のギターでもぶいぶい言わせる。
その後アドリブソロを見せるピアノ「ダルト」の華麗な演奏もgoodです。
この曲について判定すると、「カーペンターズ」とも引き分けの好勝負です。
表題曲である1曲目「ブリージン」の出来もすこぶる良く、この曲は様々な音楽や映画などの媒体で、誰でも聴いた事が一度はあるはずです。
ここでは、「フィルアップチャーチ」が、サイドギターとして、見事に「ベンソン」のソロ・ギターを支える、素晴らしい演奏をしている。
都会的なハイセンスの中に、チョットエキゾティックな香りがして、澄んだ秋空の様な気持ち良いサウンドです。
アルバム唯一の「ベンソン」のオリジナル曲である5曲目、「これが愛なの?」では、流石「ウェス」の後継者と言われた事があると、思わず納得のスゴテクギターを「ベンソン」がかき鳴らす。
「ベンソン」と対比するかの様に伴奏をつける「ロニー・フォスター」のエレクトリック・ピアノも名演です。
しかし、「ベンソン」が、高音を弾いている時、ふと「ウェス」の面影がよぎるのには、背筋がゾクっとします。(音色が似てるんですよ。)
4曲目「私の主張」…良いねぇ。好きだ。大好きな曲だ。
パーカッシブなラテンのリズムに乗って、「ベンソン」が幾分暗めの音色で、哀愁を帯びた名フレーズのソロを弾く。
バックのストリングスも嘗ての「ウェス」の後期諸作を彷彿させて、感涙物。
中途からは、メジャーコードになって、各人がそれぞれ楽しく皆を煽り合い、「フォスター」のエレピが全く負けちゃいない。
後半は全員の気合が、見事に一本に集結しつつフィニッシュとなる。
「ロニー・フォスター」が書いたエンディングの「愛するレディ」…とてもロマンティックな曲で、ドライブのBGMには持って来いの軽快なサウンドです。
「フォスター」、「ベンソン」ともとても寛いだ演奏で、聴き手をハッピーにしてくれます。
「マクドナルド」の的を射たパーカッションも良い味を出してるよ。
3曲目「シックス~」は「フィルアップチャーチ」が書いたアップテンポでファンキーなポップナンバー。
80年代以降主流をなした、ドライヴィング・サウンド、フュージョンの原型の様な軽やかで、ハイセンスな佳曲です。
この中では、ドラムスの「メイソン」が、印象に残る良い演奏です。
しかしながら、60年代末にジャズ界に出てきたミュージシャンの多くは、ロック&ポップ・チューンに、「マイルス」が多大な影響を与えた事から、「コルトレーン」に傾倒し、或いは「セシル・テイラー」や「オーネット・コールマン」を追従した、若きミュージシャン達、つまり「フリー・ジャズ」を追求していった者達以外は、よりポピュラーな世界へと、鞍替えして行きました。
そのポップミュージックへと移った多くのミュージシャンの代表が、この「ジョージ・ベンソン」であり、他には「アース・ウィンド&ファイヤー」の「モーリス・ホワイト」等、後のビッグ・ネームが、所謂「ブラック・コンテンポラリー」と言うジャンルに属する音楽の礎を作って行ったのです。
ところで、この「ジョージ・ベンソン」のアルバムは、「ブラコン」の開祖としてのポップさだけでなく、ジャズ畑の一流ギタリストとしてのテク&ソウルも充分に堪能できる名盤に仕上がっています。
アルバムタイトル…ブリージン
パーソネル…ジョージ・ベンソン(g、vo)
フィル・アップチャーチ(rhy-g)
ロニー・フォスター(el-p)
ジョージ・ダルト(p)
スタンリー・バンクス(b)
ハーヴィ・メイソン(ds)
ラルフ・マクドナルド(perc)
曲目…1.ブリージン、2.マスカレード、3.シックス・トゥ・フォー、4.私の主張、5.これが愛なの?、6.愛するレディ
1976年1月6、7、8日 ハリウッド・キャピタル・レコードにて録音
原盤…ワーナー・ブラザース 発売…ワーナー・パイオニア
CD番号…20P2-2061
演奏について…このアルバムを最も有名にしたトラックは、何と言っても「ベンソン」のギターとヴォーカルをフューチャーした、2曲目「マスカレード」である。
自らのギターとアコースティック・ピアノの伴奏から始まる序奏で、「ベンソン」は抜群にかっこいいスキャットでかっ飛ばす。
その後メロディを歌うと、実に歌が上手い。
しかし、黒人歌手ってなんで、皆こんなに良い声をしてるのかねぇ。
「ベンソン」の声だけど、やや低音(バリトン)になった「ライオネル・リッチー」って言えば分かり易いかな?
中間からは、またまたスキャットしながら、本家のギターでもぶいぶい言わせる。
その後アドリブソロを見せるピアノ「ダルト」の華麗な演奏もgoodです。
この曲について判定すると、「カーペンターズ」とも引き分けの好勝負です。
表題曲である1曲目「ブリージン」の出来もすこぶる良く、この曲は様々な音楽や映画などの媒体で、誰でも聴いた事が一度はあるはずです。
ここでは、「フィルアップチャーチ」が、サイドギターとして、見事に「ベンソン」のソロ・ギターを支える、素晴らしい演奏をしている。
都会的なハイセンスの中に、チョットエキゾティックな香りがして、澄んだ秋空の様な気持ち良いサウンドです。
アルバム唯一の「ベンソン」のオリジナル曲である5曲目、「これが愛なの?」では、流石「ウェス」の後継者と言われた事があると、思わず納得のスゴテクギターを「ベンソン」がかき鳴らす。
「ベンソン」と対比するかの様に伴奏をつける「ロニー・フォスター」のエレクトリック・ピアノも名演です。
しかし、「ベンソン」が、高音を弾いている時、ふと「ウェス」の面影がよぎるのには、背筋がゾクっとします。(音色が似てるんですよ。)
4曲目「私の主張」…良いねぇ。好きだ。大好きな曲だ。
パーカッシブなラテンのリズムに乗って、「ベンソン」が幾分暗めの音色で、哀愁を帯びた名フレーズのソロを弾く。
バックのストリングスも嘗ての「ウェス」の後期諸作を彷彿させて、感涙物。
中途からは、メジャーコードになって、各人がそれぞれ楽しく皆を煽り合い、「フォスター」のエレピが全く負けちゃいない。
後半は全員の気合が、見事に一本に集結しつつフィニッシュとなる。
「ロニー・フォスター」が書いたエンディングの「愛するレディ」…とてもロマンティックな曲で、ドライブのBGMには持って来いの軽快なサウンドです。
「フォスター」、「ベンソン」ともとても寛いだ演奏で、聴き手をハッピーにしてくれます。
「マクドナルド」の的を射たパーカッションも良い味を出してるよ。
3曲目「シックス~」は「フィルアップチャーチ」が書いたアップテンポでファンキーなポップナンバー。
80年代以降主流をなした、ドライヴィング・サウンド、フュージョンの原型の様な軽やかで、ハイセンスな佳曲です。
この中では、ドラムスの「メイソン」が、印象に残る良い演奏です。
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