紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

女優、ジェニファー・ロペスが送るラテン・ポップス第2弾~J.LO

2007-09-23 23:51:08 | ラテン・ヴォーカル
今日は一寸毛色の変わったアルバムを紹介しましょう。
ハリウッド人気女優にして、ラテン・ポップ歌手としても不動の地位を築いた、「ジェニファー・ロペス」が世に出した、セカンド・アルバムがそれです。
飛切りポップな歌に踊って下さい。

アルバムタイトル…J.LO

シンガー…ジェニファー・ロペス(vo)

曲目…1.Love Don’t Cost A Thing、2.I’m Real、3.Play、4.Walking On Sunshine、5.Ain’t Funny、6.Carino、7.Come Over、8.We Gotta Talk、9.That’s Not Me、10.Dance With Me、11.Secretly、12.I’m Gonna Be Alright、13.That’s The Way、14.Dame(Touch Me)、15.Si Ya Se Acabo、16.I’m Waiting

原盤…SME Records 発売…ソニー・ミュージック・エンタテインメント
CD番号…SRCS-2341

曲について…ラテン大好きな私がお薦めするのは、やはりポピュラー畑の曲よりも、絶対的にラテンの香りがぷんぷんする曲になりますね。
それと当然、ジャジーな感じのする曲があれば、それも迷わずにお薦めします。
個人的な主観が大半占めると思いますが、ご勘弁ください。

さて、その様な前置きの中で、推薦したい曲(歌)ですが、14曲目「Dame」は、モロ・ラテンでググッと来る、いけいえの佳曲です。
男性歌手「Chayanne」とのデュエット曲で、題名を連呼すると、「ダメ」「ダメ」と聴こえて、とても印象的なスペイン語で歌われる、エロティシズムがぷんぷんの色香漂うメロディが堪らん魅力。

次いで15曲目「Si Ya~」も、フラメンコチックなアコースティックばりばりの演奏に導かれて、「ロペス」が、お色気有る、甘い歌声で歌ってくれます。
やはり、女優だけあってその歌声は、正しく女豹の様にしなやかです。

5曲目「Ain’t~」…「マドンナ」の名作アルバム「トゥルー・ブルー」に収められた名曲「ライスラボニータ」そっくりな佳曲で、私の琴線くすぐり捲り。
更に言えば「ロペス」の方が、歌声の色香は「マドンナ」よりも無いけれど、歌自体は上手いので、バックのアコスティック・ギターの名伴奏にも負けていない。
是非聴いて欲しい1曲です。

6曲目「Carino」…これも私的に、ど真ん中の直球ストライク!!
男性陣が「カリーニョ」と言うフレーズをコーラスして、バックではパーカッションが熱演し、そして「ロペス」を高揚させる。
「ロペス」もそれに応えて、彼女としては相当の熱唱をしている。
中途のトランペットのソロなども、ラテンの規範的な演奏でグッと来ます。

11曲目「Secretly」は、ピアノだけによる伴奏で、とてもジャジーなそしてポエム調の雰囲気を作り出した演奏(歌)で、「ロペス」の甘い声に、正に胸キュン物ですね。
アルバム中最も女性美が活かされた歌唱でしょう。

8曲目「We Gotta~」は、アップテンポで歌われているのだが、アコースティック・ギターがしっかり追従して、見事に「ロペス」に伴奏をつけている。
タイトなリズムを刻む、ドラム、ベース、サイド(エレキ)ギターの伴奏もgoodですね。

9曲目「That’s~」では、(エレクトリック)ハープシコードと、スパニッシュ・ギターの伴奏が、とても心地よいサウンドを生んで、「ロペス」も気持ちよく歌いきる。
後半になると、ピアノソロや、女性陣の多重コーラスも入って、この曲に更に素晴らしい効果を生んで、名演に仕上げている。

12曲目「I’m~」…ラテンチックでは無いですが、曲自体のメロディがすごく良いので聴いていてとても気持ちが良いです。

7曲目「Come~」は、モロにラテンサウンドでは無いが、ギターとパーカッション、&打ち込みが繰り広げる、独特の幻想的な音世界に、「ロペス」がアンニュイな歌唱で終始歌っていて、とても印象に残る。

オープニング曲「Love~」は、ラテン・ポップス曲では無く、一言で言うと、R&Bです。
「ジャネット・ジャクソン」が、パフォーマンスする世界に類似しているんですが、「ロペス」は、こう言う「ブラ・コン」サウンドも上手く(歌って)こなしていますね。

4曲目「Walking~」は、打ち込みサウンド曲だが、「マドンナ」の声のような、脱力感があって、ちょっと語りかけるヴォイスで歌われているのが良いね。
やはり、美人はパワフルに歌わなくて良いので得ですね。


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