紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

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メイド・イン・コラソン~トッキーニョ&渡辺貞夫

2007-05-10 22:48:19 | ラテン・ヴォーカル
今日はジャズサックス奏者としてだけでなく、ブラジル音楽に傾倒し、造詣も深い渡辺貞夫(以下ナベサダ)が、ブラジリアン・ミュージックのスーパースター(作曲、ギタリスト、歌手)のトッキーニョと共演した、双頭リーダーの名盤を紹介しましょう。

アルバムタイトル…「メイド・イン・コラソン」

パーソネル…リーダー;トッキーニョ(vo、g)
        〃 ;渡辺貞夫(sax)
      Amilson Godoy(key)
      Papeti(perc)
      Ivani Sabino(b)
      William Caram(ds)
      Osvaldo Batto(cuica)
      Edson Jose Alves(g) 他

曲目…1.エリス、2.ミーニャ・プロフィソン、3.メイド・イン・コラソン、4.オ・キ・パッソウ・パッソウ、5.フィーリョ・メウ(ブルー・ラブレター)6.サンバ・ダ・ヴォルタ、7.カリニョーゾ、8.センチメントス・イグアイス(モーニング・アイランド)9.ボンス・モメントス(セレナーデ)10.インキエット・アモール(ストレイ・バーズ)

演奏曲について…お薦め曲、聴き処は大まかに言って二つ。

トッキーニョのヴォーカルを聴く曲と二人のインストゥルメンタルを聴く曲です。
トッキーニョのヴォーカルについては後で説明するとして、まずインストの2曲、5曲目「フィーリョ・メウ」と6曲目「サンバ・ダ・ヴォルタ」の両曲ともボサノヴァ調の名曲、名演で、素晴らしい。
よりナベサダのサックスが魅力的なのは5曲目で、逆にトッキーニョのギターソロが素晴らしいのが6曲目で、どちらも絶対に聴き逃したら損です。

ヴォーカル曲では、巷では冒頭の名曲「エリス」、タイトル曲の名曲「メイド~」の両曲がお薦めだと思う。
また、この両曲では、二人以外のミュージシャンの演奏もノリが良く魅力的です。
しかし、個人的には4曲目「オ・キ~」と9曲目「ボンス~」がナベサダのサックスを前面に打ち出しつつ、トッキーニョのいかにもブラジルシンガーらしい、寛ぎの味わい深い歌を歌っていて、二人の知情意のバランスが見事でベストトラック評価をしたいですね。
それと、単純にトッキーニョの歌の魅力だけでお薦めしたいのが、2曲目の「ミーニャ~」は、バックの女性コーラスも含めて、最もヴォーカリーズな名唱です。
 


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