紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

ファネス~「愛と情熱の絆」

2007-05-26 23:53:10 | ラテン・ヴォーカル
つい先日、郷ひろみがアチチの「GOLDFINGER’99」から8年ぶりのラテンカヴァーシングル、「Bomm Boom Boom」を発売しました。
まぁ、そこでカヴァーされている、本家本元の太陽の貴公子こと「ダビッド・ビスバル」のアルバム紹介と思ったのですが、あまりにもコマーシャリズムに染まっていて、いかがわしい?ので、昨年一世を風靡した、「情熱の貴公子」のラテン・ポップの名盤を紹介しましょう。

アルバムタイトル…愛と情熱の絆

シンガー…ファネス コロンビア出身のギタリスト兼シンガー・ソングライターで世界に最も影響を与える100人にも選ばれた、スーパー・スター

曲目…1.愛して欲しい、2.全てはあなたの愛のために、3.夢、4.追憶の黒いシャツ、5.あなたの愛無しではいられない、6.愛に満たされて、7.君の全てが欲しい、8.君が愛する人、9.君が愛する人、10.世界に何が起こっているの、11.君との再会を夢見て、12.君を守りたい、13.神に祈りを、14.君がいるから、15.君の写真を見つめる時、16.愛の代償、17.小悪魔、18.忘れられない夜、19.追憶の黒いシャツ(別ver)

演奏曲について…まずベスト1曲は、やはり話題をさらった4曲目「追憶の黒いシャツ」が最も名曲だろう。
失恋の歌なのだが、その落ち込み振りは、黒いシャツ「死」「喪服」まで歌詞に表記するほどのショッキングな失恋歌になっている。
日本人の心情にはちと遠い気もするけど、ラテンの血が混じっている(冗談ですよ)私には良く分かる失恋歌で、曲調もラテン特有のマイナー調から、一転転調する劇的な歌です。

次いで9曲目「君が愛する人」も哀愁のラテンメロディをふんだんに使い、ギターソロは昭和の名曲「ダンシング・オールナイト」を彷彿させて、個人的には「追憶の~」に匹敵するほどお気に入りの1曲です。

それから13曲目「神に祈りを」も上記2曲に近い、哀愁の曲調&ファネスの歌にカッティング・ギターが彩を添えて、是非聴いて欲しい佳曲です。

11曲目「君との再会を夢見て」はビートルズの往年の名曲「イエスタデイ」の様な曲の入りから、ファネスがとても情感たっぷりな歌い廻しで紡いでいく名唱。

12曲目「君を守りたい」は前半はアコースティックギターの調べによって、ファネスが愛を語るバラードで、女性が聴くとたまらないでしょう。
後半はエレキギターと弦オケでフィナーレに持っていく。

7曲目「君の全てが欲しい」は男の欲望丸出しのエロティックな歌だが、モロ助平な歌詞とパワフルなロックのメロディが、ファネスをさらけ出していて、とてもストレートな歌で良いなぁと思う。

他では、8曲目「君が愛する人」などは他曲とは一転して、非常に明るいメロディで、また、ややにごらせた音色のギタープレイも曲に変化の衣をつけていて、楽しい歌であり、14曲目「君がいるから」はボサ・ノヴァ調の曲入りから、ラテンリズムの悲しい曲調がとても印象的だ。

16曲目「愛の代償」はラテン(南米)の土着性全開で思わず踊りだしそうです。



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