今日も昨日に引き続いて、ジャズ・ギターの名盤を紹介しましょう。
このアルバムの主役は、ジョー・パス(g)で、1929年ペンシルヴァニア州で生まれた白人ギタリストである。
このアルバムタイトルから推察出来るとおり、ジャンゴ・ラインハルトに傾倒し、ジャズ・ギタリストとして影響を受け、ジャンゴ亡き後11年以上が経過していた時に、初めて世に出したトリビュートアルバムがこれである。
アルバムタイトル…「フォー・ジャンゴ」
パーソネル…リーダー;ジョー・パス(g)
ジョン・ピサノ(g)
ジム・ヒューアート(b)
コーリン・ベイリー(ds)
曲目…1.ジャンゴ、2.ロゼッタ、3.雲、4.フォー・ジャンゴ、5.ナイト・アンド・デイ、6.哀愁の花、7.アンサンシブルマン、8.カヴァレリー、9.ジャンゴの城、10.ライムハウス・ブルース
1964年10月録音
演奏(曲)について…まず、演奏者を見ての通り、ギタープレイヤーが二人と言うとても珍しい編成になっている。
パスは当然の事ながら、ソロギター、アドリブを全曲にぶちかましているので、ギタープレイヤーを前面に押し出し、ジャズギタートリオがバックに終始すると言ったスタイルを取っている。
だから、「ピサノ」は決して「パス」に絡んだり、ツインギターを売りにする演奏にはならず、あくまでもサイドギターとして、リズムプレイヤーの一部に成りきりコードプレイに集中しているので、ここが逆にミソなのかもしれない。
さて、お薦め曲だが、個人の趣味を言えば「ジャンゴ」の名を冠したマイナー調の佳曲・名曲の演奏に素晴らしい物が多くそちらに後ろ髪を引かれるが、あえてベスト1曲は「変則ギター・カルテット」として各プレイヤーのエネルギーが集中、爆発した演奏として「ジャンゴ」が作曲したブルースの8曲目「カヴァレリー」だと言いたい。
次いで、8曲目同様に全員がノリ良く演奏を進行させる、5曲目のスタンダード曲「ナイト~」の熱演も捨てがたい。
ここでは特にドラムの「ベイリー」が良いんだなぁ。
それから個人的には、ジョン・ルイスの原曲を、あえて?あまり崩さずに弾いた1曲目「ジャンゴ」はとても品が良く気に入っているし、「パス」自身作曲の「ジャンゴ」へのリスペクト&タイトル曲、4曲目「フォー・ジャンゴ」は、胸が切なくなるほどセンチメンタルな「パス」のソロと「ピサノ」のコード援護射撃に涙しそうになる。
6曲目「哀愁の花」は、リズム・メロディー共、私大好きのラテンフレイヴァー満載で嬉しい限り。
7曲目「アンサンシブルマン」はとてもロマンティックな4ビートジャズで、心が癒される。
そして最後に、9曲目「ジャンゴの城」の寛ぎ演奏で、ワインでも飲みながら悦に浸れば最高ですよ。
このアルバムの主役は、ジョー・パス(g)で、1929年ペンシルヴァニア州で生まれた白人ギタリストである。
このアルバムタイトルから推察出来るとおり、ジャンゴ・ラインハルトに傾倒し、ジャズ・ギタリストとして影響を受け、ジャンゴ亡き後11年以上が経過していた時に、初めて世に出したトリビュートアルバムがこれである。
アルバムタイトル…「フォー・ジャンゴ」
パーソネル…リーダー;ジョー・パス(g)
ジョン・ピサノ(g)
ジム・ヒューアート(b)
コーリン・ベイリー(ds)
曲目…1.ジャンゴ、2.ロゼッタ、3.雲、4.フォー・ジャンゴ、5.ナイト・アンド・デイ、6.哀愁の花、7.アンサンシブルマン、8.カヴァレリー、9.ジャンゴの城、10.ライムハウス・ブルース
1964年10月録音
演奏(曲)について…まず、演奏者を見ての通り、ギタープレイヤーが二人と言うとても珍しい編成になっている。
パスは当然の事ながら、ソロギター、アドリブを全曲にぶちかましているので、ギタープレイヤーを前面に押し出し、ジャズギタートリオがバックに終始すると言ったスタイルを取っている。
だから、「ピサノ」は決して「パス」に絡んだり、ツインギターを売りにする演奏にはならず、あくまでもサイドギターとして、リズムプレイヤーの一部に成りきりコードプレイに集中しているので、ここが逆にミソなのかもしれない。
さて、お薦め曲だが、個人の趣味を言えば「ジャンゴ」の名を冠したマイナー調の佳曲・名曲の演奏に素晴らしい物が多くそちらに後ろ髪を引かれるが、あえてベスト1曲は「変則ギター・カルテット」として各プレイヤーのエネルギーが集中、爆発した演奏として「ジャンゴ」が作曲したブルースの8曲目「カヴァレリー」だと言いたい。
次いで、8曲目同様に全員がノリ良く演奏を進行させる、5曲目のスタンダード曲「ナイト~」の熱演も捨てがたい。
ここでは特にドラムの「ベイリー」が良いんだなぁ。
それから個人的には、ジョン・ルイスの原曲を、あえて?あまり崩さずに弾いた1曲目「ジャンゴ」はとても品が良く気に入っているし、「パス」自身作曲の「ジャンゴ」へのリスペクト&タイトル曲、4曲目「フォー・ジャンゴ」は、胸が切なくなるほどセンチメンタルな「パス」のソロと「ピサノ」のコード援護射撃に涙しそうになる。
6曲目「哀愁の花」は、リズム・メロディー共、私大好きのラテンフレイヴァー満載で嬉しい限り。
7曲目「アンサンシブルマン」はとてもロマンティックな4ビートジャズで、心が癒される。
そして最後に、9曲目「ジャンゴの城」の寛ぎ演奏で、ワインでも飲みながら悦に浸れば最高ですよ。
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