紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

豪放テナーの漢、「デクスター・ゴードン」のアワ・マン・イン・パリ

2007-03-27 00:07:46 | ジャズ・テナー・サックス
50年以上骨太なテナーを吹き続けた、偉大なるテナー・マン「デクスター・ゴードン」のアルバムを今晩は紹介しましょう。

デクスターは40年代~50年代前半にかけては、「ビ・ヴァップの開祖」チャーリー・パーカー等と共演も多く、時代をリードしていたのですが、50年代後半からジャズ界の主流になったモード・ジャズ時代になってから、一時不遇の時を過ごします。
そう言った中で、年下のコルトレーンに共鳴してモードをマスターして、ジャズ界に復帰したのが、このアルバムと言っても過言ではない。

アルバム・タイトル名…「アワ・マン・イン・パリ」

パーソネル…リーダー;デクスター・ゴードン(ts)
      バド・パウエル(p)
      ピエール・ミシュロ(b)
      ケニー・クラーク(ds)

曲目…1.スクラップル・フロム・ジ・アップル、2.ウィロー・ウィープ・フォー・ミー、3.ブロード・ウェイ、4.ステアウェイ・トゥ・ザ・スターズ、5.チュニジアの夜、6.わが恋はここに、7.ライク・サムワン・イン・ラブ

演奏(曲)について…一昨日紹介したが、この時代やはり「天才バド・パウエル」と言えども、病魔には勝てないのか全盛期の「煌めき」は無い。
が、しかし(曲によりけりだが)健闘はしている。
その中であくまで私の好みだが、デクスターのソロで、途中サマータイムを引用した5曲目の「チュニジアの夜」と、バドが健闘しているバラードの「ステアウェイ~」の2曲がお薦めである。
次いでは、1曲目、2曲目が豪放でデクスターが、テナーをブイブイ言わせているので、これも聴き物である。

帰ってきた二人の天才のガチンコ勝負を聴いて下さい。


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