紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

ジャズコンボの最高峰!

2007-01-31 23:00:19 | ジャズ・トランペット
これぞジャズ!これぞジャズコンボの最高峰!
「ブラウン=ローチ五重奏団」の歴史的アルバムを紹介します。
アルバムタイトル「クリフォード・ブラウン&マックス・ローチ」
とにかく、健康的で知的でブリリアントなサウンドの、夭逝の天才「クリフォード・ブラウン」と、ジャズドラマー屈指の巨人「マックス・ローチ」のスーパーコンボが奏でる、極上のサウンドを聴いて欲しい。
ブラウンは黒く染まっていた(主に麻薬で)当時のジャズ界において、品行方正な大卒インテリの好青年であったと聞きます。
彼の奏でるサウンドも正しくその人格通り、とにかく輝かしくアドリブのインテリジェンスも群を抜くセンスです。
ローチのドラムも超絶技巧ですが、その他のサイドメンも好演です。
バド・パウエルの弟、「リッチー・パウエル(piano)」や「ハロルド・ランド(tenor sax)」、そして「ジョージ・モロー(base)」と巨人二人を強固にサポートしています。
演奏曲の良さも秀逸。
オープニングの「デライラ」、ブラウンオリジナルの「ブルース・ウォーク」とこのアルバムぴか一の「ジョイ・スプリング」それとデューク・ジョーダンの名曲「ジョードゥ」など最高の演奏が堪能できます。
このアルバム録音のわずか2年後、ブラウンは若干25歳で、交通事故でこの世を去ってしまう。
「もしも」と「たら」「れば」は禁句と言われてますが、ブラウンがもう少し長生きしていたら、ジャズ界の帝王は「マイルス・デイビス」ではなく、ブラウンだったかも?


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