昨日の続きで、サッチモ・アット・シンフォニー・ホールのDISC2を解説しましょう。
まず、1曲目「マホガニー・~」ですが、典型的なデキシー・ランド&ニュー・オーリンズ・ジャズの演奏で、各人のノリノリのプレイが堪能できます。
特に「サッチモ」の長めのアドリブの出来が良いですね。
2曲目「明るい表通りで」では、ゆっくリズムの4ビートによって、「サッチモ」のペット、「ティーガーデン」のトロンボーン、「ビガード」のクラリネットがユニゾンとソロを上手く絡めた三位一体の様な序奏から、このバンドの世界にトリップして、その後の「サッチモ」の味わい深い、ヴォーカルも抜群です。
「サッチモ」を伴奏する「ティーガーデン」の伴奏も秀逸で、名コンビの名演奏に心を打たれるでしょう。
DISC2の中では屈指の名演奏です。
3曲目「ハイ・ソサイエティ」…非常に古典的なマーチ風の演奏で、ディズニーの行進曲を彷彿させる、とても楽しい演奏です。
ソロでは、前奏で頑張るドラムス「カトレット」と、クラルネット「ビガード」のアドリブが聴き物です。
4曲目「家へ帰らないか」…「ティーガーデン」がメインのヴォーカル&トロンボーン演奏と、DISC1と同様に、「ティーガーデン」の伴奏で、力演する「サッチモ」のビッグ2の演奏がgoodですよ。
5曲目「ザッツ・マイ~」では、情感たっぷりに「ヴェルマ」が歌い、聴いていると、とてもふくよかな気分になります。
続く「サッチモ」のヴォーカルも的を射た名唱で、ペーソスもたっぷりで、二人のユーモア溢れるヴォーカルに聴衆は笑いの渦に入ります。
6曲目「C・ジャム・ブルース」では、クラリネット「ビガード」の超絶的なカデンツァ・アドリブと、ベースの「ショウ」のガッツリ・ベースで、略デュオとも言える二人のバトル演奏が素晴らしい。
正に烈火の様な火花散る名演奏。
7曲目「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」でも、ベース「ショウ」の骨太なサウンドが核になって、重厚感に満ち溢れた演奏がなされる。
何やらバップの聖典とも言われる演奏との事で、賑やかな雰囲気が良い。
しかし、「ショウ」のピッチカート演奏の技巧はすごいね。
ベース好きな私には堪らん演奏です。
ラストナンバー「ボフ・ボフ」…ドラムス「カトレット」が、派手派手ドラミングで皆を煽り、強烈にドライヴして行く。
やはり、終曲にドラムが前面に出てくるのは、ノリが有って良いねぇ。
このスタイルは、人気物「バディ・リッチ」や、御大「A・ブレイキー」なんかに踏襲されて行ったのでしょう。
「カトレット」は、かなりのすご腕で、「サッチモ」「ティーガーデン」「ビガード」「ショウ」と、このアルバム(ライヴ)で、ソロを取るメンバーどれもが名人で、この「オールスターズ」が、「オールスターズ」と言われる所以ですね。
拍手喝采で幕が下ります。
まず、1曲目「マホガニー・~」ですが、典型的なデキシー・ランド&ニュー・オーリンズ・ジャズの演奏で、各人のノリノリのプレイが堪能できます。
特に「サッチモ」の長めのアドリブの出来が良いですね。
2曲目「明るい表通りで」では、ゆっくリズムの4ビートによって、「サッチモ」のペット、「ティーガーデン」のトロンボーン、「ビガード」のクラリネットがユニゾンとソロを上手く絡めた三位一体の様な序奏から、このバンドの世界にトリップして、その後の「サッチモ」の味わい深い、ヴォーカルも抜群です。
「サッチモ」を伴奏する「ティーガーデン」の伴奏も秀逸で、名コンビの名演奏に心を打たれるでしょう。
DISC2の中では屈指の名演奏です。
3曲目「ハイ・ソサイエティ」…非常に古典的なマーチ風の演奏で、ディズニーの行進曲を彷彿させる、とても楽しい演奏です。
ソロでは、前奏で頑張るドラムス「カトレット」と、クラルネット「ビガード」のアドリブが聴き物です。
4曲目「家へ帰らないか」…「ティーガーデン」がメインのヴォーカル&トロンボーン演奏と、DISC1と同様に、「ティーガーデン」の伴奏で、力演する「サッチモ」のビッグ2の演奏がgoodですよ。
5曲目「ザッツ・マイ~」では、情感たっぷりに「ヴェルマ」が歌い、聴いていると、とてもふくよかな気分になります。
続く「サッチモ」のヴォーカルも的を射た名唱で、ペーソスもたっぷりで、二人のユーモア溢れるヴォーカルに聴衆は笑いの渦に入ります。
6曲目「C・ジャム・ブルース」では、クラリネット「ビガード」の超絶的なカデンツァ・アドリブと、ベースの「ショウ」のガッツリ・ベースで、略デュオとも言える二人のバトル演奏が素晴らしい。
正に烈火の様な火花散る名演奏。
7曲目「ハウ・ハイ・ザ・ムーン」でも、ベース「ショウ」の骨太なサウンドが核になって、重厚感に満ち溢れた演奏がなされる。
何やらバップの聖典とも言われる演奏との事で、賑やかな雰囲気が良い。
しかし、「ショウ」のピッチカート演奏の技巧はすごいね。
ベース好きな私には堪らん演奏です。
ラストナンバー「ボフ・ボフ」…ドラムス「カトレット」が、派手派手ドラミングで皆を煽り、強烈にドライヴして行く。
やはり、終曲にドラムが前面に出てくるのは、ノリが有って良いねぇ。
このスタイルは、人気物「バディ・リッチ」や、御大「A・ブレイキー」なんかに踏襲されて行ったのでしょう。
「カトレット」は、かなりのすご腕で、「サッチモ」「ティーガーデン」「ビガード」「ショウ」と、このアルバム(ライヴ)で、ソロを取るメンバーどれもが名人で、この「オールスターズ」が、「オールスターズ」と言われる所以ですね。
拍手喝采で幕が下ります。