今日紹介するアルバムは、ラテン・ファンには正しくブラボー!待ってました!の掛け声が飛びそうな、抜群に行けてるアルバムです。
演奏者「沖仁」は、本場スペインでフラメンコ・ギターを修業し、賞も受賞するなどして、今や世界的なフラメンコ・ギタリストとして、認められています。
その「沖」が先月26日に発表したアルバムがこれです。
アルバムタイトル…レスペート~十指一魂~
パーソネル…リーダー;沖仁(フラメンコg)
セラニート(フラメンコg)
Ana Salazar(vo)
矢幅歩(vo)
大儀見元(perc)
鈴木正人(b)
坂田学(ds、perc、他)
北村聡(bandneon)
石塚まみ(p)
山中光(vl)
矢島富雄(vc)
鈴木民雄(viola)
藤谷一郎(e-b)
ヤマカマヒトミ(fl)
千住明(cond) 他
曲目…1.メルチョールの家、2.サンパブロ通りの天使達、3.ベサメ・ムーチョ、4.ペイン・アンド・ジョイ、5.マエストロ・セラニート、6.マニア・コシタ、7.サンタ・マリア教会、8.アイ・ジャスト・ウォント・ユー・トゥ・コール・マイ・ネーム、9.61+60、10.風林火山~巡礼紀~
原盤…EMIミュージック・ジャパン
CD番号…TOCT-26322
演奏について…まず、ワンパターンだが、3曲目「ベサメ・ムーチョ」は、史上に残る名曲の名演奏でしょう。
褒めすぎかもしれないが、「アート・ペッパー」と双璧かもしれないです。
アコースティック(フラメンコ)ギターの、この上ない、センチメンタリズムとパッションを極限まで追求した演奏。
カスタネットと、ピアノの「石塚まみ」の、純なアコースティック色豊かななバック・サポートも、「沖」の演奏を3ランクくらい徳の高いステージへと導き、素晴らしく劇的な演奏に仕上げた。
難を言えば、これ程の演奏がわずか4分半と、とても短い事ぐらい。
あと3分、いやこの倍の10分ぐらいは聴いて、聴き続けていたいぐらい素晴らしい。
2曲目「サンパブロ通りの天使達」…いつもの決め台詞、マイナー佳曲大好きなおいらは、ノッケから涙が出そうになるほど、哀愁が立ち込めている良い曲だ。
中途で転調して、メジャーになる劇的さも良いし、ヴァオリン「山中」とバンドネオン「北村」の切なさが満載のアドリブフレーズも、「沖」を強烈にアシストしている。
いつまでも聴いていたい、素晴らしい名曲だ。
5曲目「マエストロ・セラニート」…題名通り、正しくフラメンコ・ギタリストの大巨匠、「セラニート」をリスペクトして、「沖」とその「セラニート」の二人でフラメンコ・ギター・デュオした、驚愕のコラボ演奏。
ステレオ録音で、右チャンネルが「沖」で、左が「セラニート」が演奏している、言わばフラメンコ・ギター・バトルです。
二人の超絶技巧は筆舌し難い程素晴らしいのだが、テクだけでなく、スピリチュアルが非常に高い次元に存在し、ギターを聴きながら(聴かされながら)、魂がピュアに浄化されて行く。
このアルバム中、白眉の名演奏で、是非聴いて欲しい1曲です。
4曲目「ペイン~」もラテン・ポップ・チューンとして、」とてもメロディアスな良い曲で、「サラサール」と言う、下手上手女性ヴォーカルをフューチャーして、このアルバムにアクセントを付けている。
フラメンコ・ギターは、やはり伴奏しているだけでもカッコイイ。
1曲目のオープニング曲「メルチュールの家」…ディス・イズ・フラメンコ・ギターと言える、スパニッシュ・ムード満点の異国情緒溢れる曲。
朴訥とした男性ヴォーカルと、周りの掛け声。
打ち鳴らされるカスタネットのリズムを背景に、「沖」がアコースティック(フラメンコ)ギターを打楽器の様に、殴りつける様にかき鳴らす。
スペインの哀愁と、闘牛士的な情熱が交錯する、圧倒的な演奏に胸を討たれる。
7曲目「サンタ・マリア教会」…ここでの「沖」の激しい、打楽器的なギター奏法もすごいの一言。
一心不乱にギターの指先だけに集中して、己を消し去って、弦から魂の音を絞り出して行くのが分かるくらいに、凄まじいアドリブソロ演奏です。
8曲目「アイ・ジャスト~」は、「沖」が子供の為に作ったバラード曲で、「矢幅」が優しく歌って、「沖」の愛情を見事に表現しています。
9曲目「60+61」は、逆に「沖」が両親に」捧げた曲で、チェロ「矢島」の伴奏も美しく、心が落ち着く曲です。
10曲目「風林火山」は、NHK大河ドラマで使われた曲で、雄大なオーケストラに加えて、和太鼓を使用すると言うセンスに脱帽です。
フラメンコ・ギターとの和洋折衷で、渾然一体となった、非常にスケールの大きい演奏です。
「沖仁」…今が旬で、一押しのアーティストです。
演奏者「沖仁」は、本場スペインでフラメンコ・ギターを修業し、賞も受賞するなどして、今や世界的なフラメンコ・ギタリストとして、認められています。
その「沖」が先月26日に発表したアルバムがこれです。
アルバムタイトル…レスペート~十指一魂~
パーソネル…リーダー;沖仁(フラメンコg)
セラニート(フラメンコg)
Ana Salazar(vo)
矢幅歩(vo)
大儀見元(perc)
鈴木正人(b)
坂田学(ds、perc、他)
北村聡(bandneon)
石塚まみ(p)
山中光(vl)
矢島富雄(vc)
鈴木民雄(viola)
藤谷一郎(e-b)
ヤマカマヒトミ(fl)
千住明(cond) 他
曲目…1.メルチョールの家、2.サンパブロ通りの天使達、3.ベサメ・ムーチョ、4.ペイン・アンド・ジョイ、5.マエストロ・セラニート、6.マニア・コシタ、7.サンタ・マリア教会、8.アイ・ジャスト・ウォント・ユー・トゥ・コール・マイ・ネーム、9.61+60、10.風林火山~巡礼紀~
原盤…EMIミュージック・ジャパン
CD番号…TOCT-26322
演奏について…まず、ワンパターンだが、3曲目「ベサメ・ムーチョ」は、史上に残る名曲の名演奏でしょう。
褒めすぎかもしれないが、「アート・ペッパー」と双璧かもしれないです。
アコースティック(フラメンコ)ギターの、この上ない、センチメンタリズムとパッションを極限まで追求した演奏。
カスタネットと、ピアノの「石塚まみ」の、純なアコースティック色豊かななバック・サポートも、「沖」の演奏を3ランクくらい徳の高いステージへと導き、素晴らしく劇的な演奏に仕上げた。
難を言えば、これ程の演奏がわずか4分半と、とても短い事ぐらい。
あと3分、いやこの倍の10分ぐらいは聴いて、聴き続けていたいぐらい素晴らしい。
2曲目「サンパブロ通りの天使達」…いつもの決め台詞、マイナー佳曲大好きなおいらは、ノッケから涙が出そうになるほど、哀愁が立ち込めている良い曲だ。
中途で転調して、メジャーになる劇的さも良いし、ヴァオリン「山中」とバンドネオン「北村」の切なさが満載のアドリブフレーズも、「沖」を強烈にアシストしている。
いつまでも聴いていたい、素晴らしい名曲だ。
5曲目「マエストロ・セラニート」…題名通り、正しくフラメンコ・ギタリストの大巨匠、「セラニート」をリスペクトして、「沖」とその「セラニート」の二人でフラメンコ・ギター・デュオした、驚愕のコラボ演奏。
ステレオ録音で、右チャンネルが「沖」で、左が「セラニート」が演奏している、言わばフラメンコ・ギター・バトルです。
二人の超絶技巧は筆舌し難い程素晴らしいのだが、テクだけでなく、スピリチュアルが非常に高い次元に存在し、ギターを聴きながら(聴かされながら)、魂がピュアに浄化されて行く。
このアルバム中、白眉の名演奏で、是非聴いて欲しい1曲です。
4曲目「ペイン~」もラテン・ポップ・チューンとして、」とてもメロディアスな良い曲で、「サラサール」と言う、下手上手女性ヴォーカルをフューチャーして、このアルバムにアクセントを付けている。
フラメンコ・ギターは、やはり伴奏しているだけでもカッコイイ。
1曲目のオープニング曲「メルチュールの家」…ディス・イズ・フラメンコ・ギターと言える、スパニッシュ・ムード満点の異国情緒溢れる曲。
朴訥とした男性ヴォーカルと、周りの掛け声。
打ち鳴らされるカスタネットのリズムを背景に、「沖」がアコースティック(フラメンコ)ギターを打楽器の様に、殴りつける様にかき鳴らす。
スペインの哀愁と、闘牛士的な情熱が交錯する、圧倒的な演奏に胸を討たれる。
7曲目「サンタ・マリア教会」…ここでの「沖」の激しい、打楽器的なギター奏法もすごいの一言。
一心不乱にギターの指先だけに集中して、己を消し去って、弦から魂の音を絞り出して行くのが分かるくらいに、凄まじいアドリブソロ演奏です。
8曲目「アイ・ジャスト~」は、「沖」が子供の為に作ったバラード曲で、「矢幅」が優しく歌って、「沖」の愛情を見事に表現しています。
9曲目「60+61」は、逆に「沖」が両親に」捧げた曲で、チェロ「矢島」の伴奏も美しく、心が落ち着く曲です。
10曲目「風林火山」は、NHK大河ドラマで使われた曲で、雄大なオーケストラに加えて、和太鼓を使用すると言うセンスに脱帽です。
フラメンコ・ギターとの和洋折衷で、渾然一体となった、非常にスケールの大きい演奏です。
「沖仁」…今が旬で、一押しのアーティストです。