紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

バド・パウエル~「シーン・チェンジス」

2007-03-24 23:33:35 | ジャズ・ピアノ・ソロ~トリオ
今日は「ブルー・ノート」レーベルのピアノトリオの超名盤、バド・パウエルのシーンチェンジスを紹介します。

アルバムタイトル名…「シーン・チェンジス」

パーソネル…バド・パウエル(p)
      ポール・チェンバース(b)
      アート・テイラー(ds)

1958年12月29日録音

曲目…1.クレオパトラの夢、2.ドゥイド・ディード、3.ダウン・ウィズ・イット、4.ダンスランド、5.ボーデリック、6.クロッシン・ザ・チャンネル、7.カミン・アップ、8.ゲッティン・ゼア、9.シーン・チェンジス、10.カミン・アップ

演奏(曲)について…バド・パウエルは1940年代後半~50年代前半の「ビ・ヴァップ時代」に、ジャズピアニストとしての名声の頂点を極めた男である。
しかし、このアルバム録音の頃(1950年代中盤から生涯を閉じる60年代まで)は、ひどく持病の「精神病」に悩まされていたのであるが、このアルバムは奇跡的にも名演を奏でている。
このアルバムの名声を不動にしたのは。偏に冒頭の「クレオパトラの夢」につきる。
演奏を聴けば分かるが、作曲の題材(モチーフ)になったのは、名曲「枯葉」であり、またクレオパトラ~は約25年も前だが、某不動産のCMに使用された事もあるほど、日本人の好みに合うマイナー調の佳曲である。
この1曲だけでも「買い」のアルバムなのだが、他の曲も中々楽しませてくれる。
その中では、7曲目がこのアルバム1の大作でもあり、次点評価であろうか。
そして、2~4曲目まで、また8曲目&アルバムタイトル曲は、バドのピアノを満喫できる、ミドル~アップテンポの小粋でブルージーな演奏である。
ややワンパターン?なのが、少し気になるけどね…。
しかしながら、天才の名演を聴いて下さい。

PS…本日のフィギュアスケートの日本女子舞姫3人(安藤選手金メダル、浅田選手銀メダル、中野選手5位入賞)おめでとうございます。
シンクロジャパン女子団体、銅メダルおめでとう。
それにしても日本女子はすごい!! 感動したぜ!