紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

くつろぎのジャズをどうぞ!ジェリー・マリガン~ナイト・ライツ

2007-03-23 22:57:22 | ジャズ・(他)サックス
昨日はフリー・ジャズの扉を開けましたが、踏み出しはまだ一歩だけにしておきましょう。
そこで今日は既定路線に戻って、「飛切りのくつろぎジャズ」を紹介しましょう。

アルバムタイトル名…「ナイト・ライツ」

パーソネル…リーダー;ジェリー・マリガン(bs、p-1)
      アート・ファーマー(tp、flh)
      ボブ・ブルックマイヤー(tb)
      ジム・ホール(g)
      ビル・クロウ(b)
      デイブ・ベイリー(ds)
      1曲目~6曲目(ジェリー・マリガン・セクステット)
      
      ジェリー・マリガン(cl)
      ピート・ジョリー(p)   
      ジョニー・グレイ(g)
      ジミー・ボンド(b)
      ハル・ブレイン(ds)
      7曲目のみ(ジェリー・マリガン・クインテット)

曲目…1.ナイト・ライツ(1963)、2.カーニヴァルの朝、3.ウィー・スモール・アワーズ、4.プレリュード ホ短調、5.フェスティヴァル・マイナー、6.テル・ミー・ホエン、7.ナイト・ライツ(1965)

演奏(曲)について…ジェリー・マリガンはピアノレスの変則コンボを好むプレイヤーである(1曲目だけは、バリトン・サックスを吹かずに、自らピアノを弾いているが…)
マリガンのバリトンサックスと、ファーマーのウォームなトランペット(フリューゲル・ホーン)は、「くつろぎのジャズ」としてこれ以上にないマッチングを見せる。
お薦め曲は、かつてFM東京の番組でテーマ曲として使われたことがある4曲目と私が大好きなカーニヴァルの朝(黒いオルフェ)が双璧であります。
次いで、このアルバムの中で最もジャージーで、「ジム・ホール」が名演している5曲目が抜群の聞き物です。
それから、オープニングとエンディングのアルバムタイトル曲の、編成&編曲の違いの妙を聞き比べるのもお楽しみです。

昨日紹介のアルバムとは対極を成すような、本アルバムを堪能すべし!