紫のオルフェ~何でもかんでも気になる音楽、名曲アルバム独り言

ジャズ、ラテン、クラシックを中心として、名曲、アルバム演奏者を紹介します。&私の独り言を…

コルトレーンの2回目の紹介「ソウルトレーン」

2007-03-17 18:40:03 | ジョン・コルトレーン
いよいよ、「神コルトレーン」の2回目の紹介をしましょう。
今回がブログ開設依頼、初めてのリーダーアーチストの重複の紹介ですので、記念すべき第1号は、やはり「ジョン・コルトレーン」でしょう。
アルバム名…「ソウルトレーン」
コルトレーンの「プレスティッジ時代の最高傑作」と言われているアルバムです。
この時代ですと、神は進化の一途を遂げている最中ですが、「シーツ・オブ・サウンド」が完成の域に達し、努力の人がいよいよ時代の寵児になる扉を、開け始めたと言った所でしょうか。
このアルバム(演奏&曲)は、やはりインパルス時代に比べては当然ながら、この後すぐに突入するアトランティック時代と比べても、スタンダード曲が多いので、一般の方々にも分かり易く、聴き易いです。
私は大袈裟に「神・神」言ってますが、「咬み咬みのが正しいか?(笑)」この頃は、本当に真面目なただのテナー吹きですので、本当に素晴らしい、そして人間らしい?演奏です。
ですので、広く皆様にお薦めしたいのです。

パーソネル…リーダー;ジョン・コルトレーン(ts)
      レッド・ガーランド(p)
      ポール・チェンバース(b)
      アート・テイラー(ds)

演奏曲…1.グッド・ベイト、2.アイ・ウォント・トゥ・トーク・アバウト・ユー、3.ユー・セイ・ユー・ケアー、4.テーマ・フォー・アニー、5.ロシアの子守唄

演奏について…巷のベストトラックは、冒頭のグッド・ベイトと言われています。
ここでのトレーンは、苦境に己を追い込む普段と違って、くつろぎや余裕を感じさせる、ロリンズ的なおおらかな演奏をしています。
しかし、私のベストトラックは、曲名とは全く逆の演奏をしている、「ロシアの子守唄」です。
とにかく急速調で、とても眠る気になりません(笑)が、トレーンの超絶技巧「シーツ・オブ・サウンド」のアドリブ(カデンツァ)に圧倒されて下さい。
それから2曲目「アイ・ウォント~」も超名演です。
☆この演奏も巷でも超名演ですね。
小曲4曲目のバラード演奏も良いので、いつものフレーズ、ワンパターンですが、愚演、愚曲なしの大大推薦アルバムなんですよ!