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藤井六段、初の公式戦師弟対決制す!千日手指し直し局で杉本七段に“恩返し”

2018年03月08日 20時35分50秒 | 日常
 この対局が決まって、勝敗が決まる前から、あちこちで書かれていた”恩返し”という言葉をみて、田中芳樹さんの『銀河英雄伝説』のなかで、屈指の激戦であった回廊の戦いのさなか、戦う相手がメルカッツ提督と判った時のファーレンファイトの言葉、”よろしい、本懐である”が思い出されてしかたありませんでした。帝国軍から亡命した尊敬する上官・メルカッツ提督への変らぬ敬愛が、胸を打つ言葉でした。

杉本七段の振る舞いには、師匠からみて公式戦で育てた弟子と戦える気持に、「本懐である」という清々しさを感じましたし、藤井六段から師匠である杉本七段への言葉には敬愛を感じました。

藤井六段、初の公式戦師弟対決制す!千日手指し直し局で杉本七段に“恩返し”より引用

 中学生棋士の藤井聡太六段(15)が8日、大阪市内の関西将棋会館で指された第68期王将戦(スポーツニッポン新聞社、毎日新聞社主催)の1次予選2回戦で、師匠の杉本昌隆七段(49)と公式戦初の師弟対決に臨み、111手で勝利を収めた。

 藤井は小学1年時に東海研修会で杉本と出会い、小学4年の奨励会入会時に弟子入りした。14歳2カ月の史上最年少でのプロ入りまで導いてくれた師匠に、鮮やかな「恩返し」を果たした。

★「サンスポ / 藤井六段が師弟対決を制す」
( http://www.sanspo.com/geino/news/20180308/sot18030819420011-n1.html )より引用

 藤井六段は「師匠にはたくさん教えていただいた。対局できて本当に嬉しかった」と神妙な面持ち。杉本七段は「私は師匠(板谷進九段)を19歳で亡くし、対局は叶わなかった。こういう形で師弟対局ができてうれしかった」と涙ぐんだ。

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