What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

どの役も「譲れない私」には違いない。

2007年06月21日 09時34分49秒 | ブログ
 日参しているいやしのつえ様の、女優の上野樹里さんが亡くなられたお母さまに対しての思いを語られたインタビューについてのお話なんですが、心に残った文章がありました。

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>記事内より引用

僕は自分が大人と呼ばれる年齢になってみて初めて「ああ、僕が子供の頃の両親は、僕が当時思っていたほど『大人』じゃなかったのに、一生懸命『親』としてがんばってくれたのだな」ということがわかったのですが、子供というのは、概して「親」とか「大人」に対する期待値が高いというか「大人なんだから我慢して当たり前」みたいなことを平気で考えているものなんですよね。

中略

 でも、こうしてみんなが「母親」や「父親」や「だれそれの子供」や「自分らしい自分」を演じながら生きていると思うと、「本当の自分」って、いったい何なのだろうなあ、と悩んでしまいますよね。人はみな役者であり、どのくらいの役を演じ分けているかどうかだけが違う、ということなのでしょうか……

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 そのどれもが「本当の自分」でしょう。親である時も子である時も、私を動かすのは「譲れない私」ですから。でも若い人は悩んじゃうかもしれない。沢山役割が増えて来ると気がつくものなのかな。「演じている」と感じるかもしれないけど、自分の内に無い物は演じられないでしょう。自分じゃないと思っているモノも、内にあったモノかもしれないし、逆に演じているうちに身に付くのかもしれないです。


 私は非常に我慢の利かない子どもだったので、今の生活はその分を修行しているんだなと感じることがあります。世の中の仕組みは「等価」なんかじゃありませんが、子どもの頃に親に我慢させた分は、ちゃんと自分に返って来ているように思います。

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