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毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

九井 諒子 「ダンジョン飯」 四巻 感想

2017年02月16日 14時30分57秒 | 漫画
 九井 諒子(クイ リョウコ)さんの「ダンジョン飯」四巻(KADOKAWA)を買って読みました。

炎竜に食べられてしまった妹を救出すべく、迷宮で数々の魔物と戦い&食してきたライオスたちが、いよいよ炎竜と戦います。まあ読者の予想通りに、予め立てていた作戦は失敗し、総力戦となるのですが・・・まじで「ミスリル製の包丁」が欲しいです。

作中センシがライオスに、「今までお前が食ってきた魔物の中に、死力を尽くさないものがいたか」「腹をくくれ!」と言ったのが、今回一番の名セリフでしょう。

ここを読んで、長男を出産した時の事を思い出しました。10時間以上かかって生まれた最後のいきみは、ほんと最終決戦のライオスの気持ちまんまでしたよ。人間って、自分の身体が切り裂かれるのをできれば避けたいという気持ちが強いんだなと。それを捨てちゃわないと、どうにもならない事があるんだというのを体感しました。そしてやっぱり次男の時も10時間以上かかって、また同じふんばりをしたというね。 (

後半、人体蘇生をするんですが、「鋼の錬金術師」を思い出しました。うん、やっぱり材料はいろいろ必要ですよねぇ・・・。

細かくブラックユーモアがちりばめられていたり、そもそもの「ダンジョン」についての詳しい話があったり、ラスト1ページで不穏な新キャラが登場したりして、最後まで愉しく読ませて頂きました。このどっしりみっしり中身の詰まったお話が、まだまだ続くようで嬉しいです♪




 ほんとーに久しぶりに書店に行ってこのマンガを買ったんですが、せっかくなのでマンガ雑誌を幾つかパラ読みしてきました。峰倉かずやさんの『最遊記』が、今年の夏に再びアニメ化されるとか、ひかわきょうこさんが新連載(いかにも”ひかわさんらしい”キャラたちと学生設定が嬉しいお話)とか、おいおい、またキャロルが意識無くなっているよ(汗)とかいろいろあって、漫画を読んでいるときの「時間が飛んでいく感覚」を久しぶりに感じられて、楽しかったです。やっぱりマンガは好いよね~。

コメント
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