What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

おじいさんの容体はずっと良くなりました。

2016年02月02日 15時38分41秒 | 日常
 連日の点滴と安静が功を奏して、おじいさんの容体はずっと良くなりました。

入院当初は環境の変化もあってか、妄想とか多動があったので、一日付きっきりだったのですが、今日はようよう落ち着いたようなので、私はお昼過ぎに帰ってきました。病院から「ベットからサクを外して起き上がってみたものの、点滴が四つもついているから身動き取れなくなって、しかも疲れちゃって床にうずくまっていたんです」と電話が来た時は、やっぱりやったかと思いましたもん(苦笑)入院前の行動が、認知症の治療が始まる前の、震災当時の頃そのままだったので、どちらかというと、私は認知症の悪化の方が心配だったんですが、どうやら、

呼吸音にひゅーひゅーという雑音が入る→呼吸が苦しい→肺に水が溜まっていた
認知症の症状がでる→心臓の弁が加齢により硬くなって働きが悪くなる→脳の血の巡りが悪くなっていた

などの症状が積み重なったようです。トータルな診断は「心不全」となりました。

安静も治療の一つなんですが、あまりにも寝てばかりで動かないと、本当に歩けなくなってしまうので、明日からはすこしづつリハビリも始まるようです。二週間程度の入院予定ですが、具合が悪くとも、三食しっかり病院食を平らげるのには、うっかり笑ってしまいました。「欲があるうちはだいじょうぶ」というのは本当ですね。


 担当の看護師さんと病歴や普段の生活などのお話をしたんですが、細かいチェックシートが何枚もあって、くたびれました。いわゆる成人男性の主人が、外科手術の為に入院した際よりも、老人が入院するのは受け入れる側もたいへんな事だなと、改めて感じました。

昨日の夕方は、隣の部屋の患者さんが急変して違う病院へ転送されたり、家族の待合室で60代くらいのおじさんたちが(たぶん、兄弟の誰が母親を退院後に受け入れるか)言い合いになっていたり、いわゆる老人病棟は、他人の事でも自分の身に置き換えてしまい、いろいろ考えされられますね。まぁ、外科病棟もいろいろ凄かったから、病院で愉快な話はあんまりないですが。


とりあえず、お腹痛いんですが今夜はワインを飲む。
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