What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

ネット復活しましたー!

2011年04月27日 15時24分24秒 | 日常
 ながらくご無沙汰しておりました!ようやくインターネットが今日、接続可能になりました(感涙)PCのキーボード入力が、久しぶりすぎて、なんだか上手く出来ません(笑)


震災直後から、大勢の方にメールやコメントを頂いて、ありがたい気持ちでいっぱいです。長男の携帯から拙宅にアクセスして拝見した時には、嬉しかったし、励まされました。本当にありがとうございました。

 今日現在の我が家の状況は、電気・水道・ガスが復旧し、浸水して漏電した一階のコンセントも、使えるようになりました。家の一階は、床から1メートル上くらいまで水が上がって「大規模半壊」と市役所から認定されるくらいメチャメチャになったんですが、なんとか茶の間に三枚、畳をしいて床板にビニールシイトを貼って、家族で食事ができるまでになりました。二階にあがる階段の三段目まで水があがったのですが、それ以外は二階が無傷で済んだ事が、我が家のもっとも大きな幸運でした。おかげで、もとから二階にあったお菓子や飲み物や水、地震のあと津波がくるまでの間に運び上げた、卓上コンロ・コンロのガス・灯油ストーブ・精米したお米などで、水が引くまでの三日半、家族四人で過ごす事ができました。

そう、津波がきたんですよ。嫁に来てから20年、おじいさんが「うちに津波がきたら、○○(市名)は沈むわ」と言われたとうり、○○は沈みました。人間ってバカですよね・・・実際家の前の道路を真っ黒い水がはいあがってきても「まさか」って思ったんですよ。それが玄関にまで水があがってきたのを見て、もうおじいさんを連れて逃げるのは無理だと思い、避難所には行きませんでした。もちろん、逃げる方が正解なんです。うちの場合は本当に幸いな結果です。あとから、どなたに話しても呆れられましたから。

あの日は、主人は出張でおらず、地震の後必死で家に向かったそうなんですが、水にはばまれて来られませんでした。なので、主人には、長男が送った「水が家の階段の三段目まで・・・」というメールが最後の連絡だったので(携帯の電源が切れました)すっかり四人共だめだと思ったそうで、落胆のあまり三日間何も食べられなかったそうです。後日、その時の話しになって、本当に悪かったなぁと思いましたけど、ネットでも学校でも、すっかり安否不明者になっていたと言われてもねえ?(苦笑)その時の事と、その後連日職場に止まり込んで、今月になってからようよう家に帰えれるようになった主人は、体重が10キロ落ちました・・・これから何年もかかる、大きな仕事に携わっているので、たぶん、もっとがおると思いますが、ほんと、心配かけてしまいました。


 ネットが繋がらない間、なんかもう、いっぱい心の中で皆さんに向かってブログ書いてましたよ(笑)全然、本を読む気が失せちゃったとか、有川 浩さんが新作の印税を全額寄付して下さるとか、本屋さん大賞2011はやっぱりあの人だったとか、伊藤けいかくさんが特別賞を受賞したとか、楽天もベガルタも偉いとか、ずっと皆さんに話してました。

毎日が「想定外」のことばかりで、それを全部皆さんにお話したかったです。

こうやって、また皆さんにお話できるようになって、良かった。生き延びられて、家族が誰も欠けなくて本当に良かった。全国から、たくさんの支援をして頂いて、暮らしています。いつも「ありがたい」という気持ちでいっぱいになります。東北人は我慢強いと言われてますが、そうじゃなくて、すっごい短腹(たんぱら=短気)なんですよ(笑)地震が来て、津波が来て、もう「チクショー、チクショー」ってずっと思ってました。だから、このまま負けたくないんです。何年かかっても、何代かかっても、震災前以上になってやると、みんなお腹の底で思っているから、それまでどんな困難も耐えて行くと思います。

私もまた、がつがつブログを更新する日々を取り戻したいと思います(笑)はじめましての方も、お馴染みの方も、どうぞよろしくお願いします!
コメント (9)
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