ジョージ・オーウェルの『1984』の新訳版が、7/18に早川書房から発売になりました。SF好き&本読みの皆さん、この表紙を見ているだけで、嬉しくて震えがきませんか?(笑)
私は、先に映画を観てから原作を読んだんですが(十代でした)、このお話がもたらした「きたるべき未来にあるかも知れない恐さ」のショックは、いまもって忘れられないです。初めは純粋に「本を読む事が罪になる」という恐さがまずありましたが、だんだんと「その世界の仕組みそのものの恐さ」が理解できてくるに従って、このお話が持つチカラに震えがきました。
これはねぇ、一家に一冊あってしかるべき小説だと思います。できれば、映画も素晴らしいので、併せてお勧めします。あの焚書の場面は、本読みにはショックですよ。
同じく早川書房から、素晴らしいアンソロジーが昨年末に発行されました。
天外消失:ハヤカワ・オンライン より引用
〈世界ミステリ全集〉の最終巻として刊行された『37の短篇』は、古典風のパズラー作品から、ハードボイルド、クライムストーリーにいたるまで、傑作中の傑作を結集した画期的アンソロジーだった。三十五年の時を経て、その精髄がここに復活。密室不可能犯罪の極致ともいわれる、上記クレイトン・ロースンの「天外消失」をはじめ、ブレット・ハリデイの名作「死刑前夜」、メグレ警部登場のジョルジュ・シムノン「殺し屋」、スパイ小説の巨匠アンブラーの本格ミステリ「エメラルド色の空」など多士済々の十四篇を収録。
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お話の中でよく引き合いに出される名作ってあるでしょう?名前とあらすじだけは知っていた名作を、ようやく読む事が出来ました。やっぱり、名作は死なずですよ。これまた一家に一冊あってしかるべきです(笑)
>この中でも、特に読みたかった作品。
・ジャングル探偵ターザン (エドガー・ライス・バロウズ)
・女か虎か (フランク・R・ストックトン)
・火星のダイヤモンド (ポール・アンダースン)
>余韻が素晴らしい作品。
・死刑前夜 (ブレット・ハリディ)
・殺し屋 (ジョルジュ・シムノン)
・探偵作家は天国へ行ける (C・B・ギルフォード)
>そういうことか!と、読後に叫びたくなる作品。
・天外消失 (クレイトン・ロースン)
・この手で人を殺してから (アーサー・ウイリアムズ)
・ラヴデイ氏の短い休暇(イーヴリン・ウォー)
・最後で最高の密室 (スティーヴン・バー)
「女か虎か」は、文章の持つ奥深さというんでしょうか、ひとつひとつの単語を咀嚼して、自分ならどう思う?どう考える?と、飽きずに脳内を働かせる楽しみに浸れます。
「火星のダイヤモンド」は、もうS・ホームズ万歳ですよ!(笑)
「処刑前夜」は、極上のワインを舌の上でじんわり味わう気分です。男同士の会話ってのは、こういう事だっ!(苦笑)と堪能出来ます。
「ラウデイ氏の短い休暇」は、途中でじんわりと結果が見えるんです。その見える結果を招く好意と救いの無い狂気が、なんともねぇ・・・。
どれも深い余韻のあるお話ばかりです、どうぞご一読を!
私は、先に映画を観てから原作を読んだんですが(十代でした)、このお話がもたらした「きたるべき未来にあるかも知れない恐さ」のショックは、いまもって忘れられないです。初めは純粋に「本を読む事が罪になる」という恐さがまずありましたが、だんだんと「その世界の仕組みそのものの恐さ」が理解できてくるに従って、このお話が持つチカラに震えがきました。
これはねぇ、一家に一冊あってしかるべき小説だと思います。できれば、映画も素晴らしいので、併せてお勧めします。あの焚書の場面は、本読みにはショックですよ。
同じく早川書房から、素晴らしいアンソロジーが昨年末に発行されました。
天外消失:ハヤカワ・オンライン より引用
〈世界ミステリ全集〉の最終巻として刊行された『37の短篇』は、古典風のパズラー作品から、ハードボイルド、クライムストーリーにいたるまで、傑作中の傑作を結集した画期的アンソロジーだった。三十五年の時を経て、その精髄がここに復活。密室不可能犯罪の極致ともいわれる、上記クレイトン・ロースンの「天外消失」をはじめ、ブレット・ハリデイの名作「死刑前夜」、メグレ警部登場のジョルジュ・シムノン「殺し屋」、スパイ小説の巨匠アンブラーの本格ミステリ「エメラルド色の空」など多士済々の十四篇を収録。
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お話の中でよく引き合いに出される名作ってあるでしょう?名前とあらすじだけは知っていた名作を、ようやく読む事が出来ました。やっぱり、名作は死なずですよ。これまた一家に一冊あってしかるべきです(笑)
>この中でも、特に読みたかった作品。
・ジャングル探偵ターザン (エドガー・ライス・バロウズ)
・女か虎か (フランク・R・ストックトン)
・火星のダイヤモンド (ポール・アンダースン)
>余韻が素晴らしい作品。
・死刑前夜 (ブレット・ハリディ)
・殺し屋 (ジョルジュ・シムノン)
・探偵作家は天国へ行ける (C・B・ギルフォード)
>そういうことか!と、読後に叫びたくなる作品。
・天外消失 (クレイトン・ロースン)
・この手で人を殺してから (アーサー・ウイリアムズ)
・ラヴデイ氏の短い休暇(イーヴリン・ウォー)
・最後で最高の密室 (スティーヴン・バー)
「女か虎か」は、文章の持つ奥深さというんでしょうか、ひとつひとつの単語を咀嚼して、自分ならどう思う?どう考える?と、飽きずに脳内を働かせる楽しみに浸れます。
「火星のダイヤモンド」は、もうS・ホームズ万歳ですよ!(笑)
「処刑前夜」は、極上のワインを舌の上でじんわり味わう気分です。男同士の会話ってのは、こういう事だっ!(苦笑)と堪能出来ます。
「ラウデイ氏の短い休暇」は、途中でじんわりと結果が見えるんです。その見える結果を招く好意と救いの無い狂気が、なんともねぇ・・・。
どれも深い余韻のあるお話ばかりです、どうぞご一読を!