What A Wonderful World

毎日の暮らしの中で、心惹かれたことを語ります。

今村監督に感謝を。

2006年05月30日 20時08分26秒 | 映画
 今村監督は、私にとっては「復讐するは我にあり」「楢山節考」という強烈な印象を残す映画を創られた方です。どちらも人の生きる苦しさ哀しさが主題ですが、特に女性の、しかも特別でない雑草のごときただびとの、苦しさ哀しさ愛しさが強烈に胸に迫ります。監督に、心からの感謝と哀悼をお送りします。
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オーメン!

2006年05月30日 10時20分30秒 | 映画
 1970年代に、怒涛の勢いで作られたホラー作品の先駆けとなった「オーメン」ですが、本当に怖かった(涙)あのテーマ曲を聴いただけでも、心拍数が上がります。

 前作のリチャード・ドナー監督は「リーサル・ウェポン3&4」「X-メン」と観ましたが、今作のジョン・ムーア監督は「エネミー・ライン」を作った方としか知りません。この作品を観ていないので、なんとも言えませんが、当時は信仰心の薄れて来た時代に、天啓を与えるべく制作された作品と紹介された記憶があるのですが、海外はともかく日本での反響はどうでしょうね。「コンスタンティン」「ダ・ヴィンチコード」とキリスト教に深く関わった作品は、海外よりも今ひとつ評価が上がらない傾向にあります。宗教的な部分よりも、ホラーな部分を前面に出せば日本では、話題になるのかしら?CMを観た限りでは、あのガラス窓が降ってくるシーンもあるようですが・・・怖くて観には行けないでしょう。

 もう一つ「ポセイドン」が公開されましたが、これも1970年代に数多く作られたパニック物の代表作「ポセイドン・アドベンチャー」のリメイクです。前作は豪華な俳優陣が惜しげもなく水に浸かり(笑)豪華客船が粉々に壊され、人が飛び窓が吹っ飛ぶ、当時としては驚愕の特殊効果でした。

 今作のウォルフガング・ペーターゼン監督は「Uボート」「ネバーエンディング・ストーリー」「第五惑星」と観ましたが、どうなんだろう?どうも感想を読む限り、あまり良い作品にはならなかった様です。この三作は本当に素晴らしい作品で、心の底から”映画ってやっぱり良いな”と思ったのですが、今回は映画館にまで観に行きたいと思う気持ちが起きないので、観ずに終わるかもしれないです。

 当たった作品をリメイクするのは良いのだけれども、前作を超える俳優さんやSFX、現代としての新解釈がなければ、当たらないと思います。今の大きな流れとしての「枠にはまった作り方」(企業とのタイアップや時間制限等)を壊して欲しいものです。
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