耳はフシギです。耳は…脳とつながっているんだな、と当たり前のようなことを、改めて感じたりします。
心地よい音。そうでない音。 それは、人それぞれ、時でそれぞれ…ですね。
私の好きな音は… 鳴き交わす鳥の声。 5時の時を知らせる、教会の鐘の音。
小学校から風にのって聞こえてくる、子供たちの声。
帰り道、ランドセルを背負ってはしゃぐ、子供たちの声。
では、こんな音は…
駅へ向かう途中の一軒のおうち。 いつも聞こえるピアノの音…それが…とても素晴らしく、見事な演奏なのです。
ピアノの勉強をしていなければ、とてもとても弾けないであろう、高度な演奏です。
あまりに上手なピアノなので、思わず立ち止まり、耳をすまします。
はじめは CD だろうと思いましたが、いえいえ、時々、つっかえたりもするのです。ですので弾いておられるのでしょう。^^
…素晴らしいけれど、演奏が、毎日、聞こえるであろう、周囲のおうちは…どうなのでしょうか、なんて思います。
たとえば小さな赤ちゃんがいたり、お年寄りが寝ていたり…そんな事を考えたりもします。
ご近所のピアノの音に、癒されて…それならば、いいですね。
それから…
ワンワンワン! と…朝のお散歩でしょうね。 早朝の静かな町にひびく、ワンちゃん同士のご挨拶の声。
あぁ、早起きして、元気に犬のお散歩だな、と思えたり、あんまり吠えさせないで…と、思ったり。
その時の気持ちで、違います。
ココロが疲れている時は、高い音や、大きな音はツラク感じます。耳元で、好きな曲が流れると、ホッとしたり、救われたりします。
耳が窓口となり、頭の中へと…流れ込み、色々な判断が、なされるようです。
その判断には…ココロの状態も、要素として加わっているのでしょうか。
耳は、すべての音を平等に取り込んでいる、訳ではなさそうです。
それとも、耳は公平でも、それを 「ふるい」 にかけるのは、頭の中、なのでしょうか。
自分の身体の中のことでも、わからないことは、たくさんあります。