大空と大地の中で。

大自然を相手に駆け回ってます。

北アル・憧れのランプの宿、船窪小屋泊

2016-10-21 23:51:22 | 山 行・ハイキング

平成28年10月3日(月)・4日(火)

 

七倉山荘~船窪小屋泊~蓮華岳~針ノ木岳縦走予定だった!!!

 

七倉山荘前の

広い駐車場から船窪小屋を目指します。

七倉山荘からや高瀬ダムからの入山は、アプローチが悪くタクシーが停まっていると安心しますね。

トイレも凄く綺麗でした。

さぁ~、標高差1400m覚悟を決めて登りましょうか?

今回は、ランプの宿 船窪小屋に宿泊したかったので、テント泊装備ではないけど・・・。

標高差1400mとなると、登る前からクラクラして来ちゃいます。

登りはじめて直ぐに小屋までの目印があり、後 8割もあると思うと、それだけでメゲそうです。

この日もはっきりしない天気、予報では15時過ぎから雨。

この山行もギリギリまで、判断に迷ったけど翌日の快晴を期待して、予定通り決行。

 

登山道の両脇には、シャクナゲの木が密集しています。

花の時期に来れば、苦も楽に変わることでしょう。

もう、弱音吐いてる場合じゃありません。

 

激しく登り、再び下る。 足元の色とりどりの落ち葉を踏みしめ、

束の間の休息場所となる尾根道をゆっくり歩く。

周りの景色に目を止める余裕も出てきた。

この後、ネットで調べていた通りの階段の連続が始まるのであった。

 

地獄を見る前に、風通しのよい風景を与えてくれたのであろうか?

でたぁ~鼻突八丁!

土の中に収まりきれない木の根が、四方八方に張り出している急な登りの連続に

階段の連続。

しかし、綺麗に整備されている登山道でした。

するとまた看板、ここから鼻突八丁の本番? さっきの看板は何だったの?どっちがホント?

いやいやここからも、急登に階段の連続、急斜面に木の根がタコの足の様に、張り出しています。

ぶっとい体が持ち上がらなくなってきた頃、

やっと鼻突八丁、終わった様です。

 

やれやれ( ^ω^)・・・、と思ったのも束の間、

モクモクと雲が湧きあがり、冷たい雫が落ちてきました。

時計を見るとまだ11時なのに、雨の予報は15時だぞ 嘘つき!

天気ならば展望が良さそうな「天狗の庭」、下には高瀬ダムが見えます。

真っ白な雲の遠くには、いったい何が隠されているのでしょうか?

 

ちょっと一休みしたかったけど、風もあり寒くて写真撮っただけで小屋へ急ぎます。

今までの激しい登りが嘘のような、穏やかな山の姿

早く小屋に入って温まりたい・・・。

14時、ランプの宿 船窪小屋に到着。

小屋前の鐘を鳴らし、「こんにちは」って小屋の扉を開けた。

一人一枚のフカフカの布団、掛け布団は羽毛だよ。

この船窪小屋は、ランプの宿としても、料理が美味しいって事でも有名な山小屋。

談話室兼食事場所の真ん中には囲炉裏がある。

山小屋でランプも囲炉裏もあるなんて、素朴でいいね。

 

外は、風と雨が一層激しくなっています。

早めに着いてよかった。

 

日本百名山が終わったら、泊まってみたい!って、ずぅーと思っていた山小屋。

やっと、実現しました。 食事までちょっとウトウト。

 

そして噂の食事は・・・、期待しちゃいますよね。

山菜の天ぷら・煮物・豚の角煮・野菜・自家製のフキみそ等々。

そして、常連さんが持参してくれた、サンマの塩焼き。

いやぁ~満腹!満腹!

いつもなら、食事の後 アルコール飲んで寝るんだけど、流石にお腹いっぱいで飲めませんでした。

 

食事の後は囲炉裏を囲んで、フルート・アコーディオンの演奏会と自己紹介でお開きとなりました。

 

 

翌日は快晴ですが、風が畝っています。

昨日は眺める事が出来なかった、劒岳の頭。

 

 

一向に風は止んでくれません。 

先に行きたい!でもこの風が凄く気になり、ウズウズ・・・。

(でも、気分は下山でいました)

ネットでは、色々と調べて来たけどもう一度地図を見直し、

船窪小屋・七倉岳から北葛岳間のヤセ尾根、北葛岳・北葛乗越から蓮華岳間の通称「蓮華の大下り」の長い鎖場の事を考えると、

鎖場嫌いな私は、長い鎖場で煽られたら、かなりきついなと思い、そのまま下山することに決め、

女将さんに見送られ下山することに。

心の中で、来年リベンジを決める。

昨日は見ることの出来なかった「天狗の庭」から槍ヶ岳を眺めた。

そして、富士山に八ヶ岳も見渡せた。

今年の夏山シーズンは、天候に左右され予定していた山行は、どれも中止を余儀なくされた中、

憧れのランプの宿「船窪小屋」に泊まれ、翌日 これだけの眺望に恵まれた事だけでも、

感謝しなければね。

 

七倉山荘の湯に入り、お疲れ様・・・。

 

 


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