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シルバーバーチを拠り所にして

スピリチュアリズムを学んでいます。

訊ける人がいないから

2018-08-08 23:11:38 | 逝く人
(問い)霊的知識なしに他界した者でもこちらからの思いやりや祈りの念が届くのでしょうか。
死後の目覚めは理解力が芽生えた時です。霊的知識があれば目覚めはずっと早くなります。その意味でも私たちは、無知と誤解と迷信と誤った教義と神学をなくすべく闘わねばならないのです。そうしたものが死後の目覚めの妨げになるからです。そうした障害物が取り除かれない限り、魂は少しずつ死後の世界に慣れて行くほかはありません。長い長い休息が必要となるのです。
『シルバーバーチは語る』


うちの施設の女性認知症患者が 救急搬送された。

その方とは、今の仕事場に異動する前に2ヶ月ほど介助しただけなので、
それほど思い入れのある方でもなく、成り行きで搬送現場には立ち会ったのだけど、
別の作業中だったので さほど気にも留めなかったんだけど・・・・。

仕事から帰ったら、身体がだるいし、やたら眠たい。
しかも、彼女の顔が脳裏にちらついて、彼女の声が頭から離れない。

「ね~えっ。あなたしか訊ける人が見つかんないの。私どうしちゃったの??」

彼女の声が余りにも生々しいので、
「あー。それってたぶん死んだってことかなあ。うん。そうだよ、きっと死んだんだよ。」
と、彼女が「死んだ」と仮定して、頭の中で答えると

「えー!!!!。私ちゃんといるのに・・・。で、これからどうしたらいい??」
と、普通に困惑ぎみ。


とにかく「死んだ」という前提で
「うん。今に知り合いが大勢見えるよ。その人たちが案内してくれるよ」と、言うと

「ありがとう。わかったわ~」
とお礼を言われて、すっと私の身体が軽くなった。

次の日、彼女が脳梗塞で亡くなったということを知らされた。
彼女が自殺願望が強く、家族では対応できなくて、うちの施設に入ったことも。

それで、「死んだんだよ。」って私に言われても驚かなかったんだ。彼女は死にたかったんだから。

自殺せずに天命を全うできて良かったね。
今頃、最期まで生き抜いたご褒美を貰っているはず!

死ぬ前のオーラ

2018-06-06 09:02:14 | 逝く人
また一人、ターミナルケアの入居者様の死期に立ち会いました。
私はその方とは違う階なので、詳細では有りませんが、今回は割と、霊界の息吹を感じることが出来ましたので、ご報告いたします。
 
94歳の男性
肺炎から、ターミナルケアに入る。
 
喉にゴロ音が続くも小康状態になり、平熱を維持。
血中酸素濃度が90%を下回り、意識の低下。食事摂取不能。
点滴するも、息子様のご要望で点滴もやめて看取りの介護に切り替え。
(口の中を湿らせるケアのみ)
その後自力で持ち直して血中酸素濃度90%を維持する。
 
木曜日(逝去3日前)に仕事の合間にお見舞いに行くと、頭の上に黒いオーラが出ておりました。
本人は私や家族様の話をかろうじて聞き取ることができ、わずかに相づちを打っています。
痩せてはいるものの、肌色は白く、眼光があります。肩とあごで苦しそうに息をしています。
 
次に、日曜日(逝去三時間前)お見舞いに行くと、居室の外のロビーからものすごく繊細な百合のような花の芳香がします。霊界の匂い。直感で、これはもう間もなくお亡くなりになることを感じました。霊界のお迎えが結集しているような濃厚な空気感です。
病室に入ってみると、男性の肌の色が黄色に変色しておりました。黒いオーラは全く見当たらず。かといって強いオーラも感じられませんでした。(息子さんと対面でお話したため、男性をあまり見ることができませんでした。)
眼は閉じたままでした。腹部とかがけむりでもやもやっと見える現象(シルバーコードの切断?)も殆ど見られませんでした。
家族さんが左に傾いた男性の顔を真正面に向けようとしたとき、僅かに顔が「しなくて良い」と言いたげでした。
穏やかに息をしていらっしゃるので、息子さんに、「とても穏やかなお顔ですね。」と。
「最期にこのようなお顔を見ると安心する」というような話しをしました。
 
その三時間後、心肺停止と、診断されました。
 
うちの施設では、珍しく、酸素吸入も点滴もモニターも使用していなかったのですが、とても穏やかな死を迎えられたと思います。息子さんは医者ですが、一番大切な父親には絶対医療を受けさせないという、本心が出たのではないでしょうか。
 
人は、医療なしでも、自然に穏やかな死を迎えられるような気がしました。
 
おまけ^^;;
お見舞いから帰ってフロアで仕事していると、入居者のおばあさんが、私の横に「おじいさんがいるっ」て叫んでおりました。
誰だよ、おじいさんって・・・謎い。

勝サンから教えてもらったなあ

2018-06-02 21:36:42 | 逝く人

勝サンは、うちの施設のツートップほどではないが、 まあまあ エロ 注意老人。

杖をついて歩いているので肩を貸したら、脇の下からそおっと手を差し込んでくるから、 員の警戒値は普段でもマックスに近い。

そんな勝サンも、看取りの段階に入って、弱々しくなった・・とうっかり油断でしていたら私もやられた。

毅然と笑顔で対応して、「死んだら思いっきり文句いってやる、地獄に落ちろ。」と心に誓う。

そんな勝サン、夜中になると死ぬのが恐くて大声で泣いて職員に怒られてたり、家族に見放されたりと、擦った揉んだで 痰を喉に詰まらせてあっけなく他界した。御歳94歳

これまでも延々と家族を泣かしてきたらしいから、絶対自縛ってるか彷徨ってるかと思いきや、案外そうでもないみたい。

死ぬのが恐かっただけで、この世に未練も執着もなかったご様子。

勝サンの霊に、触られたことを文句言ったら、「すまんのぉ」の一言で片付けられた。

なんかね、「どうして、そんなことをしたかなあ??」だって。

受け答えが、とにかく軽い!!

肉体がなくなると、普通レベルの性欲は肉体とともに無くなってしまうみたい。

霊界では食べたくなくなるし、どうやら、霊界では性欲も食欲も肉体の死とともに無くなっていくみたい。 勝サンのおかげで、私も霊界で肉体がないとはどういうことか、わかったよ。

ごく普通の性欲は、たぶん霊界では消滅するのだろう。


死者は死んでないのに

2018-01-28 00:27:22 | 逝く人
地上を去って霊界へ来る人のほとんどが自分がこれからどうなるのか、自分というのはいったいどのようにできあがっているのか、霊的な実在とはどんなものなのかについて恐ろしいほど無知なのです。『シルバーバーチの霊訓(7)』

92歳の高齢男性のことなんだけど

「死にたくない」って常日ごろから口に出される方だったから、
それは何度も危篤から奇跡的な生還を遂げて。

でも、寿命を前に、ついに力尽きた感じ。
急な体調の悪化であっというまに他界しました。

で、その方の娘さんとか奥様とか、故人を忍んで色々お話下さるんだけど

「死んだらお終いよね~。人間なんて・・・」
「もう、あの人はいなくなっちゃったんだけどね。」

何度も自分に言い聞かせるように繰り返すの。
供養しながらも、供養される人は死とともに消滅したと言うし、矛盾すぎるわ。

最近、その他界した高齢男性が私にメッセージをくれました。

すでに死は受け入れたそうで、迷惑かけた人たち全員に謝りたいそう。
随分威張ってたのかしらん。
でも、そんなことは大したことじゃないそうで、
とにかく、家族に自分がいないと思われることが何よりも苦痛なんだって。
横にいるのに、目の前にいるのに・・・いつも泣かれて存在が消えたように扱われるなんて耐えられないって。

一応、ご家族さんには伝えるよ。
何度も伝え続けるけど、生前のあなたのようにご家族さんも頑迷だとおもうよ。

ほんの僅かなスペースで良いから
人は死んで消滅するのではないかも・・っていうくらいの心の隙間を空けておくべきだ。
死んだら終わりって完璧に思い込まれちゃったら、もはや死後の世界を観るまで崩すことが出来ないもの。
これは死者側からみて、非常に困る・・・・。

とーちゃんは見た

2017-12-31 00:23:11 | 逝く人
死んで霊界へ来た人は───初期の段階においては───地上にいた時と少しも変わりません。肉体を棄てた───ただそれだけのことです。個性は少しも変わりません。性格はまったくいっしょです。習性も特性も性癖も個性も地上時代そのままです。利己的な人はあい変わらず利己的です。貪欲な人はあい変わらず貪欲です。無知な人はあい変わらず無知のままです。悩みを抱いていた人はあい変わらず悩んでいます。少なくとも霊的覚醒が起きるまではそうです。『シルバーバーチの霊訓(7)』
年末にまた、一人、うちの施設でお年寄りの女性がお亡くなりになったのですが、
前日に、その(寝たきりの)女性らしき人が立っているのを見た人がいるのよね。

うちの施設ではいつもこの手の話は尽きないんだけど、
今回の目撃者は、認知症で脳が2歳児レベルまで低下した「とーちゃん」と呼ばれるご老人。

さすが、とーちゃん 期待を裏切らんわ(ってそう期待もしてないけど・・・)

とーちゃんは、幻視が激しく、いつもトンボとか、いろんな虫が頭の上にいて、
追い払うためによく頭を叩いている。
あと、よく紐を括るポーズもしている。
叩く→紐→叩く→紐の動作が延々続く。
たまに「服をやぶる」とか、手拍子で「鳩ぽっぽのサビを歌う」もある。

そんなとーちゃんが、いきなり夕方に
「女の人がおる」とエレベータの前を指して普通に喋ったので、職員が驚いたのなんのって。
とーちゃんは虫のことしか言わないし、それに、いつも言語不明瞭で何言ってるかさっぱり分からないし。
そこには当然誰もいないので、どんな女性か聞いたら、
「ばあさんや」ってこれまた分かりやすい日本語。

とーちゃんは脳みそは使えないけど、霊で感じたことはちゃんと伝えることが出来るみたい。

危篤の女性だと職員は直感で分かったそう。
瀕死の間際で幽体離脱して彷徨ってたのかも。

別の担当職員に聞いた話では、
女性は死ぬ前日の夕方にはぐったりしていたけど、夜中になぜか不意に枕を投げたそう。
危篤で殆ど死にかけているのにそんな力があったのか、何がしたかったのか不思議・・・だとさ。
死に際でとんでもないものを見たのかしらね。
その後、亡くなられたそうです。

幽界に迷わず行けたらいいなあ・・・・

霊能者のメルクマール

2017-11-12 22:23:15 | 逝く人

鏡に映るあなたは本当のあなたではありません。真のあなたの外形を見ているにすぎません。身体が人間がまとう衣服であり、物質の世界で自分を表現するための道具にすぎません。その身体はあなたではありません。あなたは永遠の霊的存在であり、全宇宙を支えている生命力、全天体を創造し、潮の干満を支配し、四季の永遠のめぐりを規制し、全生命の生長と進化を統制し、太陽を輝かせ星をきらめかせている大霊の一部なのです。『シルバーバーチの霊訓(5)』


昔、精神世界に詳しい人から
「ヒーラーや霊的指導者になりそうな人を沢山見てきたけど、いつも最後に性欲に負けて脱落してしまう。性欲は霊能者の指標である。」
と教えてもらったの。

その時は 性欲との戦いは(男性の)霊能者にとってよっぽどきついんだなあって思っていたけど・・・

「性欲と戦う」とか「女(男)断ちする」って豪語すること自体、そもそも霊能者としてのスタートラインにすら立っていないんじゃ。

性欲って相手の「霊」ではなく「肉体」が対象だからさ、その「肉体」を意識する時点ですでに「霊」が置き去りにされている。
肉体じゃなく霊の部分で勝負するから霊能者なのに。
「霊」能者って言ってるくせに、「霊」よりも「肉体」に翻弄されているなんて、ちゃんちゃらおっかしいの。
すでに、視点がずれてる。

なんでうちの施設のエロ老人が死んで幽界に入ると 急にエロに興味が無くなって 私にメッセージ送ってくるのか不思議だったんだけど、それは肉体を棄てることで、霊しか残らなくなるから。
今じゃエロい霊能者より、彼のほうがまともなメッセージくれるわよ。

ヒーラーだったテスターが言うように
「触っている相手が肉体美人なのか痩せすぎなのか、それとも馬なのか、そんな意識はまるでない。」『私は霊力の証を見た P67』
これですよ。これ!
霊能者は相手の肉体ではなく霊を見る。当然のこと。

シルバーバーチは、
「身体が人間がまとう衣服であり、物質の世界で自分を表現するための道具にすぎません。」
って言ってる。

身体という衣服に目がいかないように、霊性を高めてください。


死刑反対

2017-11-05 23:01:49 | 逝く人
「両方とも強調したいことですが、それにもう一つ強調したいのは、いつまでも死刑制度を続けているということは、その社会がまだまだ進歩した社会とは言えないということです。なぜなら、死刑では問題の解決になっていないことを悟る段階に至っていないからです。それはもう一つの殺人を犯していることに他ならないのであり、これは社会全体の責任です。それは処罰にはなっておりません。ただ単に、別の世界へ突き落しただけです」『シルバーバーチの霊訓(4)』


とんでもない事件が起こって、それ相応の罪は償ってほしいけど
死刑だけは完璧やっちゃいけない。最悪にマズいです。

シルバーバーチが言うように、「別の世界へ突き落としただけ」というのは本当です。

大きな事件の犯人はけっこうな極悪人なので、死刑になって肉体がなくなっても当然浄化された世界(霊界)になんか行けません。
透明人間になって地上付近を彷徨う・・・これが霊界でもなし地上でもなしという別の世界なんだけど、
そこから犯罪を犯しそうな意志薄弱な人を見つけて、さらに悪いことをしようとけしかけるの。
だから皆が死んだ、目の前から消えたと思っている宅間守も宮崎勤もウロウロしている。
それどころか無数の極悪人がウロウロしている、地縛霊化して・・・・。

だから、似たような事件が時々起こるんです。
一般人には何も見えないし、もはや法律は通用しないからモンスター化した彼らを止めることはできません。

本当の処罰とは、自分の犯罪がいかに惨いか分からせることなんです。
どうせ次の転生で必ず償うことになるって。

因果応報は、いつかどこかで完璧に実行されるから。
今回の凶悪事件も、どんな因果応報かは大体想像できるわ~

死んだらね

2017-10-11 22:06:04 | 逝く人
あるわけがありません。自然法則を取り消したり変更したりしなければならなくなることは決してありません。生命活動に付随する環境条件のすべての可能性を認識しているからです。〝生〟の現象にも、あなた方のいう〝死〟の現象にも、自然法則やその働きを改めなければならないものは絶対に生じません。私どもが説く真理に死はありません。正真正銘の真理だからです。霊的実在こそ真の実在です。だからこそ存在し続けるのです。永遠に残る叡知の宝石です。受け入れる用意のある者を導く永遠の真実です『シルバーバーチの霊訓(3)』


生きてるものは絶対死ぬんだけどさっ。
好きな人も嫌いな人も普通の人もペットも。
ったくメメント・モリだよ人生は・・・

でも「死んだら終わり」は間違いだから!! だってこれは自然法則

飼い主さんの写真に他界した愛猫ちゃんがばっちり写っていることを伝えたり
事故でインコちゃんを亡くした人に、ペットは霊界で元気に生きていることを伝えて慰めたり
本当のところ、愛するペットも含めて霊は死後も永遠に生きるんだ。

死ぬということは肉体が無くなるだけで、霊体は別次元に移動するだけ。
それを、敏感な人は分かっている。

仏陀やキリストが産まれる前から人はずっと死んできたのだから、葬式なんて本当はいらない。
宗教もいらない。
本当に必要なことは、自然法則としての死後の知識だけです。

死者への語りかけ

2017-09-21 10:08:21 | 逝く人
 (問い)「先ほど(事故で亡くなった)主人に愛の念をとおっしゃいましたが、心に思うことはすべて力になるのでしょうか。知識も力になるのでしょうか」
 
「なります。ご主人は頼りになるものをあなたに求めておられるからです。ご主人はまだ地上の雰囲気の中にいること、これからも当分いまの状態が続くこと、したがって私たち霊よりもあなたの方が近づきやすいという事実を理解しなければなりません。ご主人はあなたが動揺したり躊躇(ちゅうちょ)したり疑ったりしない人間であってほしいのです。ですから、あなたが岩のように堅固であれば、そのことがご主人に安心感を与えます。愛と援助の念を送ってあげれば、それがご主人を〝安心〟の衣で包んであげることになり、それが何よりの援助となりましょう」
『シルバーバーチの霊訓(2)』


認知症とか長患いで亡くなった施設のお年寄りは、死後(霊となって)喜んで施設を後にします。
遺体を引き取るために訪れた親族にくっいて(霊として)施設から出たりします。

見ているこちらもほのぼの。
「よく頑張ったね~お疲れさま!!」
とかシンミリの中にも安堵感だったり。

病気という苦しみに耐えた分、迷わず霊界(幽界)に行ける切符を手にして
神からご褒美を与えられたなあ、なんてね。

しかし、事故とか急病で突然亡くなられた人は、心の準備が出来ていないだけに大変錯乱しています。
いきなり二度と引き返せない世界に放り込まれた悲しみと無念を訴えます。
そんな霊には、死後の世界は何でも飽きるまで引き続き出来ることをお伝えしています。

また、残してきた家族のことを大変心配します。
家族さんが悲しんでいる横で、霊も泣いていたり。

これはね~、なかなか他人の私では説得が難しいです。
どんだけ説得しても堂々巡りにはまる・・・
やっぱり、愛情で繋がった家族さんがビシッと「後のことは自分たちに任せてくれ!」と心から言ってやらんとな。

お酒好きな豪快な男はですね~
「死んだら、ここの娑婆ではなく幽界で好きなだけ飲もうよ。後ろに光り輝く守護霊さんや大切な人が迎えに来ているから一緒について行ってね。」
彼が死んだことを理解してたら、この語りかけは、以外と上手くいくと思うわ。
豪快な人は素直だもん。

大切な方(故人)とのコンタクトの取り方

2017-05-10 00:13:08 | 逝く人
死は生命に対してまったく無力なのです。生命は常に意気揚々としています。愛する息子さんは決してあなたのもとを去ってはいません。むしろ死によって霊的にはさらに身近かな存在となっているとも言えるのです。『シルバーバーチの霊訓(7)』

亡くなった方とのコンタクトの取り方は、とても簡単なんです。
特別な霊能者じゃなくても、絶対誰でもできます。
だって、イメージするだけだもの。

私は視覚より聴覚のほうが得意だから、声を思い出すほうが先かな。
声を思い出すと、その内にその方の顔が脳裏に浮かんできてね、色々なメッセージが来るの。

他にも色々な繋がり方があるのかもしれないけれど、まずは、是非亡くなった方を思い出してあげて。
意識と意識を繋げるの。
きっと繋がる喜びで微笑んだ顔が、瞼の奥の方で浮かぶから。
その内に温かいメッセージも届くようになると思います。

変顔の葬式

2016-05-06 21:31:13 | 逝く人
死ぬということは霊が肉体から脱皮して姿を現す過程のことです。何一つ怖がる要素はありません。死は有難い解放者です。死が自由をもたらしてくれるのです。地上では赤ん坊が生まれると喜びます。ところが、いよいよ地上へ誕生しようとする時こちらでは泣いて別れを惜しむ霊が大勢いるのです。それと同じく、地上で誰かが死ぬと泣いて悲しみますが、こちらではその霊を出迎えて喜んでいる人たちがいます。死とは地上生活がその目的を果たし、霊がこれから始まる霊的生活が提供してくれる圧倒的な豊かさと美しさとを味わう用意ができたことを意味します。少なくとも本来はそうあらねばならないのです。『シルバーバーチの霊訓10』

あなたも今のこの時点において立派に霊的存在なのです。死んでから霊的存在となるのではありません。死んでから霊体をさずかるのではありません。死はただ単に肉体という牢獄から解放するだけです。小鳥が鳥カゴを開けてもらって大空へ飛び立つように、死によってあなた方は自由の身となるのです。『シルバーバーチの霊訓7』

若い頃の話です。
私の入社後すぐに、白血病を患って入院した上司のお見舞いに、時々伺っておりました。

そのうち家族ぐるみのお付き合いになり、有り難いことに「嫁に来ないか?」とまで言われていたのですが、病魔には勝てず2年間の闘病後、お亡くなりになりました。

まだ30歳そこそこでした。
早く逝ってしまわれたのがとても悲しくて、お葬式の出棺時に大泣きしていたら、突き抜けるような青空のもと、なぜか上司(の霊)が式場看板に乗っかって、変顔をしているのです。
「笑って!」と言わんばかりに舌を出したり、看板にぶら下がったり。
すっかり元気だとアピールをしてくれるので、あっけにとられてすっかり涙が引いてしまいました。
もともと愉快な方で・・・どこまでも関西人なんですね。

その後も上司のご両親は、私や私の子供たちを家族のように接して下さいました。
歳月が流れ、ご両親も天寿を全うされましたが、今でも・・・・というか、むしろ今のほうが、私にとって身近な存在です。
落ち込んだ時など、霊界からよく励ましてくれます。

私はこのような経験があるので、絆は死を隔ててなお一層強くなる、ということを知っています。

願わくば、全ての人にこの事実を知ってもらえたらと思います。

看取り願望

2016-04-08 12:31:16 | 逝く人
死ぬということは肉体という牢獄に閉じ込められていた霊が自由になることです。苦しみから解き放たれて霊本来の姿に戻ることが、はたして悲劇でしょうか。天上の色彩を見、言語で説明のしようのない天上の音楽を聞けるようになることが悲劇でしょうか。痛むということを知らない身体で、一瞬のうちに世界を駈けめぐり、霊の世界の美しさを満喫できるようになることを、あなたがたは悲劇と呼ぶのですか。『シルバーバーチの霊訓4』


ある老婦人が、最愛のご主人を看取れなかったことを大変後悔されていました。

「これなら、最期を看取れるよう病院に入院してもらったほうが良かった・・・。」

よくドラマなんかで、家族が心電図モニターに釘付けになっていますよね。
線の揺れが段々小さくなって、ピーって直線になって医者が「ご臨終です。」
あれが理想なのかなあ。

先日、仕事場の施設で、お年寄りが旅立っていきました。
いつ死んでもおかしくないという半植物状態で一ヶ月以上生きられましたが、看取りのため、ご家族さんが毎日交代で張り付いておりました。
親戚筋まで遠いところから、はるばるホテルでスタンバイですよ。
看取るほうも大変です。

私なら、ひっそりとあの世へ旅立ちたいな。
家族や医者は、その場にいないほうがいいかな。
霊界から大勢の霊が迎えてくれるので、その大群に看取ってもらいます。
で、私の家族が死ぬとき、今度は死んで霊になった私が、死にゆく家族を看取るわ。

つまり、逆なんだな。

生きている人が死にゆく人を看取るのではなく、霊になった人が、これから死んでいく人を看取るの。

全ての人は孤独に死んだように見えて、ちゃんと看取られ世話されているのです。

マスコットのワコさん

2016-02-05 10:52:29 | 逝く人
死というと人間は恐怖心を抱きます。が実は人間は死んではじめて真に生きることになるのです。あなたがたは自分では立派に生きているつもりでしょうが、私から見れば半ば死んでいるのも同然です。霊的な真実については死人も同然です。『シルバーバーチの霊訓(4)』

ワコさんは、100歳手前のおばあさんですが、愛らしく施設のマスコット的な存在でした。

認知症の方って気が短い人も多いのですが、ワコさんは真逆。

ワコさんは、誰にたいしても何に対しても
「ありがとうごげす!」
一日100回は手を合わしているな。感謝の塊のような人。
多趣味で、個室にはお琴やら茶器やら、ところ狭く飾ってあります。
名家の家柄の出だそうで、職員同士で「時代が時代ならワコさんのお世話なんかできなかっただろうね」って話したりしていました。

そんなワコさん、一週間ほど前から「(死んだ)弟がいたよ。」とか言うし、
「息子を連れていかれる」って急に服を脱ぎ出したし、なんか変だったなあ。
で、服を脱いで裸になることを続けたあと、急に何も食べられなくなって、ずっと眠り出しました。
お顔は黄色く、顎もがくんと下がっていて、色白の愛らしいワコさんとはまるで別人のよう。
首から下の胴体からモヤモヤと、そこだけ空気がさかんに対流しているように見えました。
ワコさん、もう霊界に行っちゃうんだなあって、思いました。

ワコさんは、その2日後、家族さんや職員に見守られて、本当に眠るように永眠されました。
亡くなったあとのお顔はとても綺麗だったそうです。

あまりにも穏やかすぎて、死ぬのは怖くないって実感しました。

ワコさんの「ありがとうごげす!」
が、今でも耳に響く・・。

天国に召されました

2014-02-24 16:49:28 | 逝く人
2月の始めにせわしないラップ音と共に、記憶のある匂いがしてきて
早くこの方のお見舞いに行かなければ生前に会えなくなる・・・と焦っていたのですが
実は、一月末にお亡くなりになっていました。

その方とは血の繋がりこそありませんが、母親のように私に良くしてくださいました。
本当に本当に。
子供まで孫のようにかわいがって下さいました。

私にとって第二の母なんです。
モンゴルの留学生の受け入れに尽力した方でもありました。
普通なら到底お会いできないであろう高名な方も普通のように来られていて
とても賑やかなおうちでした。

もう会えなくなるという、悲しみはありません。
白血病で先立たれた息子さんや、伴侶と再会されているでしょう。

ご冥福をお祈りします。

逝く人

2014-02-06 18:12:13 | 逝く人
墓の向こうにも生活があるのです。あなたがたが“死んだ”と思い込んでる人たちは、今もずっと生き続けているのです。しかも、地上へ戻ってくることもできるのです。現実に戻ってきているのです。
しかし、それだけで終わってはいけません。死後にも生活があるということは何を意味するのか。どのように生き続けるのか。その死後の生活は、地上生活によってどういう影響を受けるのか。二つの世界の間にはいかなる因果関係があるのか。死の関門を通過したあと、いかなる体験をしているのか。地上時代に心に思ったことや言動は、死後、役に立っているのか障害となっているのか。以上のようなことを知らなくてはいけません。
『シルバーバーチ地上人類への最高の福音』


私の担当していた利用者さんがお亡くなりになりました。
わずか三回しかお会いしていませんが、これも霊界の計らいだと思います。

その方は中程度の認知症で、私たちヘルパーのことを先生と呼び、
いつも
「先生が敬語つかわんといて。もっと偉そうに命令して。命令されたら聞くよ!」
と私たちに威厳を要求します。
ご自分のことを「馬鹿で、ボロボロで、ガツガツや」と卑下します。
そのくせ、几帳面です。
ノートにはローマ字の筆記体で、「感謝します」とか、「ありがとうございます」
とかの謝意の言葉がびっちり丁寧に書かれています。
若い頃、伴侶を薬害で亡くされてそうです。
処方したのは、お世話になった医師だったため、
その悔しさを心に秘めて苦労して子供を育てた、と話されていました。
きっと医者や学校の先生がよほど威張っていたのでしょう。


私は、介護しながら
「威張るのは神様からもっとも遠い人のすることです。」
「あなたほどの謙虚な人を見たことがない。あなたは教養もある。馬鹿じゃないし、誰よりも神様に近いお人ですよ。」
というようなことを繰り返し言ってきかせました。

利用者さんは、
「あんたみたいなヘルパーさんは初めてや!」
と嬉しそうに私の両方のほっぺたをギューと引っ張りました。
そして、私たちはすごく仲良くなりました。

しかし、その次の日に入院、そのまま帰らぬ人となりました。


認知症なのに感謝の言葉をノートに書き続けるなんて、とても心根の良い方だと思います。
それこそ、神さまに近い人なのではないでしょうか。

こういう方とこういうお話をするために、私の仕事はあります。
わずかでも、間違った認識を改めて、執着をなくして霊界に旅立って欲しい・・・・。
真理を少しでも伝えたい・・・。

神様の配慮に感謝します。