シルバーバーチを拠り所にして

スピリチュアリズムを学んでいます。

マスコットのワコさん

2016-02-05 10:52:29 | 逝く人
死というと人間は恐怖心を抱きます。が実は人間は死んではじめて真に生きることになるのです。あなたがたは自分では立派に生きているつもりでしょうが、私から見れば半ば死んでいるのも同然です。霊的な真実については死人も同然です。『シルバーバーチの霊訓(4)』

ワコさんは、100歳手前のおばあさんですが、愛らしく施設のマスコット的な存在でした。

認知症の方って気が短い人も多いのですが、ワコさんは真逆。

ワコさんは、誰にたいしても何に対しても
「ありがとうごげす!」
一日100回は手を合わしているな。感謝の塊のような人。
多趣味で、個室にはお琴やら茶器やら、ところ狭く飾ってあります。
名家の家柄の出だそうで、職員同士で「時代が時代ならワコさんのお世話なんかできなかっただろうね」って話したりしていました。

そんなワコさん、一週間ほど前から「(死んだ)弟がいたよ。」とか言うし、
「息子を連れていかれる」って急に服を脱ぎ出したし、なんか変だったなあ。
で、服を脱いで裸になることを続けたあと、急に何も食べられなくなって、ずっと眠り出しました。
お顔は黄色く、顎もがくんと下がっていて、色白の愛らしいワコさんとはまるで別人のよう。
首から下の胴体からモヤモヤと、そこだけ空気がさかんに対流しているように見えました。
ワコさん、もう霊界に行っちゃうんだなあって、思いました。

ワコさんは、その2日後、家族さんや職員に見守られて、本当に眠るように永眠されました。
亡くなったあとのお顔はとても綺麗だったそうです。

あまりにも穏やかすぎて、死ぬのは怖くないって実感しました。

ワコさんの「ありがとうごげす!」
が、今でも耳に響く・・。
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