風と友達

山の中が私の故郷。風の良く通り抜けていく場所に生家がある。

友達と

2010-05-28 | 花日記

昨日は、友達3人で牧野植物園に出かける。真っ赤な車を運転する彼女が家まで迎えに来てくれた。
もう一人の友達はお弁当を作ってくれた。
会ったからと、特別な話が有るわけでもない、むしろくだらない話をしている。
平日だが、駐車場はほぼ満員。県外ナンバーもみえる。「とちぎ」初めてみたような気がする。県内各地からも、婦人会や老人クラブ等の団体さんが来ていた。
ガイドさんが何時集合ですからと、念入りにお知らせしている。
 
本当は、24日に来る予定だったが、雨だったので27日にしたのだけど、ちょうどサツキ展が始まっていた。
団体さんも入って、なかなか賑わっている。「子供育てるより手がかかっちゅうぞね」と誰かが話していた。この鉢を維持するだけでも大変だろうなと思う。樹齢100年以上も珍しくないらしい。
 

どれもこれも素晴らしい!の一言に尽きる。この日に合わせて丁度花が咲くようにするのは、ベテラン栽培家の皆さんにはわけもないことだろうか、席飾りと言う言葉も知らなかったが、サツキの鉢だけでなく飾られる添えもの?これがまた趣がある。
  
ギボウシや、斑入りのイタドリ等が付かず離れず置かれていた。
ひとまず見るだけにして、お弁当食べてから友達二人を残して撮影に戻る。ちょうどお昼時お客さんが一人もいなかったのにもびっくり、でも友達を待たせてあるのでゆっくり撮影もできない。まだまだ良い作品が沢山あったが私の撮影はこれくらい。
 
友達と合流して、目的の温室に行く、私はこの間見たばかりだしあまり熱心に見ない。
お弁当も作らなかったので、温室でジュースをご馳走することにした。
マンゴーとパッションフルーツとグァバの3種類を頼んで、それぞれ味見をする。
どれも似たような色と味で、飲み比べているうちに分からなくなる。
↓飲み終えて下に見える南園に降りて行く。
シランの中に埋もれるようにしてマツモトセンノウが咲いていた。この花も好き。
 
日向だと暑いけど、日陰にいると涼しくなりすぎるそんなお天気。木漏れ日の差すベンチに腰掛けて取りとめのない話をする。上を見るとお遍路さんが団体で歩いていた。
向かう先には三十一番札所竹林寺がある。あの場所から竹林寺の塔がきれいに見える。

乳がんと共存しながら、しっかり働いてきた彼女も、今年定年を迎える。
もう一人の友達は、すっかり百姓にはまっている。家庭菜園の域を出て、小遣い稼ぎになっているらしい。
三者三様の暮らし、偶に電話で、偶に会って喋る。
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6 コメント

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皐月 (箱庭)
2010-05-29 07:14:47
どれも見事な皐月盆栽の数々。

彦さんが皐月にはまったのは次男を産んだ頃やったからまだ20代前半やった。
その後、滋賀から福岡へ何鉢もの盆栽と共に大移動。今となれば懐かしい思い出です。
立派な皐月を見て、あれから何度かの引越しをする度に減っていって今はイワヒバや私の山野草の寄せ鉢になってしまっているなぁ・・と。
盆栽の世話をする暇も無い位、働いてくれた彦さんの人生を振り返っています。(涙)

マツモトセンノウがもう咲きゆうね。フィールドでは草むらの中でパッと目立つ色やね。
我が家のは・・・消えたか??

最後の風景、歩くお遍路さんと同じ位置に居るような気分になって、カメラ向けよう風さんに思わず手を振ってる気がしたよ。
銅像の周りも昨日の事のように思い出すぜ。(自分事ばかり書いてゴメン)

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箱庭さん ()
2010-05-29 08:55:21
彦次郎さん、さつきの盆栽しよったが?
箱庭さんのブログ紹介で、時々見る寄せ植えが、素人じゃないと思うて見よったぜ。

サツキより家族の生活、それは彦次郎さんの健全な選択やったと思う。これから盆栽に愛情注いでも、30年はある。山歩きがしんどくなったら、見てきた風景を盆景にすると言うがもえいと思わん?
マツモトセンノウも、箱庭さんところにはあるがやねえ。我が家も種まきから育っていたが、いつの間にか消えた(涙)

この銅像の前で、お二人の撮影をしたと思いもって眺めてきたぜ、そしてこのお遍路さんの歩いている場所で、3人がヒトツバタゴ(ナンジャモンジャ)見ながらワイワイ言うて歩いたことも思いもっての撮影やった。
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展覧会 (まーにゃ)
2010-05-29 20:15:11
色も・姿も・苦心の成果が現れていて、一人でも多くの人に見て貰いたいでしょうね~
張り合いが次の作品のエネルギーになるのでしょうと想像しながら見せて頂きました。
ナンジャモンジャ何時もハンカチの木と一緒に見てましたが、咲く時期がずれて、見れなかった。
山の葉に見え隠れしながらの歩き楽しそうですね、カメラを構えている人は何を狙っているのかしら?とそうぞうしながらみるのもたのしいです。
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まーにゃさん ()
2010-05-29 20:44:14
丹精込めて育てる、それらを自分だけで見るのではなく、多くの方に見てもらう。
皆さんに素晴らしいと言われて、励みになるのかもしれませんね。
年代を重ねたサツキを見ながら、不燃物置き場に沢山捨てられていた盆栽鉢、持ち主が手入れが出来なくなりやがて枯れてしまったのだろうかと、そんなことを重ね合わせて、ちょっと複雑な気持ちもありました。
まーにゃさんのブログで、立派なハンカチの木見せてもらいましたね。

牧野植物園の中を、歩き遍路さんの道が通っているんです。植物園になる以前から、ずっと昔からの道と言うことでしょうね。
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サツキ (hana)
2010-06-01 12:06:32
立派なサツキですね。
亡くなった父が育てていて、鉢の前に座ってよく手入れをしていました。
仕事が忙しいのにと思ったけど、手入れをしている時がほっとする時間だったようです。
その鉢植えを父が亡くなってからいくつかもらってきたけど我が家にきてから年々貧相?になっているんです~
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hanaさん ()
2010-06-01 14:58:30
お父様の思い出に繋がるサツキですね。
手入れをすることが、仕事を忘れ無心になれる楽しみの時間だったのかもしれませんね。

hanaさんそれをちゃんと育てているがですねえ。ブログ紹介有った?
忘れちょったらごめんぜ、

コアニチドリ綺麗に咲かせちょったねえ。
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