16日付・「毎日新聞」の「余録」欄に、滋賀県の琵琶湖名産鮒寿司のことが載りました。(フナズシ)
「3月から5月にかけ卵を抱いたニゴロブナを塩漬けする。真夏にいったん塩を洗い落とし、今度はご飯と一緒に漬け込む。すると乳酸菌の作用で発酵が進み、数カ月でなんとも言えない“うまみ”と“くさみ”が生まれる。更に2、3年も寝かせると味の奥行きがぐっと深まる▲琵琶湖名産フナズシである。強烈なにおいに拒否反応を起こす人もいるが、酒好きにはたまらない。薄切りにし、ご飯に乗せてお茶漬けにするもよし。」(16日余録より)。
昨年、琵琶湖の近くに住むブログフレンドのN氏から、「当地の名物の鮒寿司を、もし食されるようでしたら、送りましょうか?」と、メールをいただいたことがあります。
「余録」にも書かれているように、フナズシは鮒を漬け込み、発酵させることにより独特の「くさみ」と「うまみ」が生まれ、のん兵衛の方にはたまらなく美味なもののようですが、私はお酒も飲まないことだし、何より「年金生活者」のN氏に負担をかけるのも申し訳ないと思い、「お気持ちだけで結構です」と返信しました。(実際のN氏はお金持ちの方のようですが)
クサヤやナマコのワタの塩漬けなどが大好きな私は、きっと、鮒寿司を食べたら、一度で好きになること請け合いで、「余録」を読んで、今更のように「要りません」とN氏に返事をしてしまったことを、「しまった!!」と悔やみました。
N氏は、あまのじゃくの私を輪に掛けた性格で、こちらも何とも潔く「わかりました」と返信があり、私にとっては幻の鮒寿司に終わりました。
ちょっと残念~~。(*^_^*)。あ~ぁ~~。(*_*)。まぁ、いいか~~。(*^^)v。