ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

吊るし雛

2007年03月02日 | 生活・暮らし・家事など

3月3日はひな祭りですね。
「吊るし雛」を飾っている園生町の「カフェ・ラ・ターサ」に行きました。

カフェ・ラ・ターサの「吊るし雛」は同じ町内に住む増渕京子さんの作品だそうです。
カフェスペースに増渕さんの作品4本の吊るし雛と店主のおおがきさんの段飾り雛もあってお店は明るく華やいだ雰囲気が漂っていました。

わたしは吊るし雛をはじめて知りました。
伊豆稲取の伝統工芸として有名だそうで、九州柳川では吊るし雛のことを「さげもん」と呼び親しまれているようです。

吊るし雛は生まれてきた女の子の無病息災、良縁を願い祈りを込めて作るもので、ふくろう・巾着・さるぼぼ・桃・三角・うさぎ・柿・亀・ほうずきなどたくさんの種類がありいずれも願いや祈りの意味を持っています。
丸い紅白の輪に5本・7本の吊るし雛を下げ、1本にはそれぞれ5個・7個の人形や花などが下げられ、まるでメリーゴーランドのようにかわいらしくて華やかな飾りです。
昔、段飾りお雛様を買えない家も多かったようで、おばあちゃんやおかあさんが心を込めて吊るし雛を作ったそうです。

吊るしてあるひとつひとつの人形や動物が可愛らしく惚れ惚れと見とれてしまいました。中にはとうがらしやあさがおなどもありました。
製作者の増渕さんには直接お話を聞くことが出来ませんでしたが、布集めや布選びにもたくさんのご苦労があったのではないかと思われるほどたくさんの布が使われていました。
細やかで丁寧な針仕事で作り上げられた吊るし雛はホントに素敵でした。吊るし雛を作り始めたきっかけなどもお聞きしてみたいなと思いました。

カフェ・ラ・ターサでは15日位まで展示予定です。
カフェ・ラ・ターサ 水~日・11:30~17:00(043-258-3810)珈琲300円~
(長沼ダイエーから徒歩3分位です・カフェ・ラ・ターサは戸建ての自宅カフェです)