渓流で逢いましょう 
フライフィッシングつれづれ日記
 



局地的だが未明にけっこうな量の雨が降ったらしく
本命の川はカフェオレを流したような様で
僕は濁りの無い川を探して車を走らせ彷徨う


 

雨の影響を受けていない山を予想して入渓した小さな沢

ときおり小雨が降る中を釣りあがる
無風、それと寒さに見舞われていないのがせめてもの救い

  

頭上の木々が屋根になって 雨をしのいでくれる
時折 雨漏りのように集まった大きな雫が首筋をぬらすけど

知ってます? イタヤカエデの イタヤって板屋のことで
葉がまるで板葺きの屋根のよう茂るからイタヤカエデ って言うそうですよ



突然KOHEIさんのロッドをものすごい力で絞り込まれた
何回もドラグを鳴らして底に引きずり込もうとする 大物
尺は超えているのは水面越しにも察して余りある
 

長いやり取りの結末 やがてネットに収まったのは

 (クリックで大画像)
33センチ強 正真正銘の尺イワナ  僕の言うところの真尺

KOHEIさん、とっても喜んでくれた  僕も一安心



絶望的な天候の中で僕らを救ってくれた雨粒の似合う渓魚
水玉模様のドレスを着て 美しいアイシャドーとチークで装う渓流の乙女



雨脚強くなってきた
多少濁りも混じってきたので川から上がる

山を降りてコンビニの特大おにぎりで空腹を埋めて
更に雨を避けて川を探す




いくつか巡った末にたどり着いた小さな流れ

いつも思う、コノアタリはトンネルひとつ、峠ひとつで天候が変わる
隣の川は増水しているのにこの川は濁りも無く増水もほとんど無い
不思議と言うよりソレが自然 随分勉強になった

向かい風のなかロッドを振る



やがて雲も切れてきて 青空の下 ラインが風を切って飛んでく



川の右と左に分かれて一緒に釣りあがる
流れの筋から華奢なヤマメやイワナが次々とドライフライに反応する
そのたびに二人で大声を上げて笑ったり悔しがったり






やがて夕刻 西の空に傾いたお日様が消える前に川を下る
下るといっても目の前は日本海
海に渓流がそのまま流れ込む道南の川


なんとか形になって一安心
KOHEIさんありがとう、また一緒に行きましょう
来年といわず、また近々
渓流で逢いましょう(笑




















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