渓流で逢いましょう 
フライフィッシングつれづれ日記
 



渇水を嘆いても仕方が無い
自然のことだもの・・

『明日は早起きして釣りに行くからね』
とは言ったものの結局いつもの時間に目が覚めた
まいいか、、早起きして場所取りするような所に行くわけじゃないし・・
でも、どうしようかな、、と悩む僕に彼女は『きっと後でやっぱり行っておけばよかったって言うんだから、行ってみれば(笑』 だって(^^;
結局家を出たのは8時頃


最初は喜茂別の230号線の川をまたぐ橋の辺り
直線化の工事ですっかり面白くない流れになってしまった
でも川の様子を見たくて入ってみたが
小さな虹鱒が迎えてくれたけど、魚が付きやすい場所じゃないみたい
川の中に大きな石が何にも無い
岸の岩を投げ入れてやろうかと思ってしまった
今度誰か手伝ってください(^^;
どうしてこんな工事しか出来ないんだろう・・

そのあとはおやぢどのに教えてもらった大物ポイントへ
一度だけ良いライズがあったけど、僕に相手してくれたのは手のひらに乗る小さなヤマメだけ・・

時間は11時を過ぎて、移動中のラジオからはテレホン人生相談が聞こえてくる
コレはまた困った相談だ、、僕も渇水で悩んでいるので相談したいくらいだけど(^^;
さて、、どこに行こうかな・・

そのときにふと思ったのは2週ほど前にルートを開拓したあの場所
あそこなら逆に今の時期なら・・
車を降りて歩くこと暫し
降り立った川は前回よりもはるかに減水しているけど
なにか魚の雰囲気がむんむんしてる
『ここで釣れないわけが無いでしょ・・』なんて独り言を言いながら流れにたちこむ
僕は左利きなので、出きれば右岸寄りに立ちたい
減水しているのが幸いして今日はなんとか渡る事が出来た


右岸から望む本流
流れが複雑に絡まる太い流れ
ウエーダー越しの水温は少し高め

ヤマメならどこに付くだろう
先輩方に教えてもらったことを思い出しながら流れに目を凝らすと
なんとなく筋が見えてくる

暫し岩に腰掛けて待つけどライズは無し
痺れを切らしてティペットの先に結んだのは14番程のオーソドックスなパラシュートダン

空は晴れてて風も無くて、ときおり雲が通り過ぎてなにやら良い雰囲気

流れに毛鉤を放つも無反応
少しずつポイントを上流に移していくうちに最初に毛鉤に飛びついたのは虹鱒

型はさほどではなくても強い本流にのって3番ロッドは大きく弧を描く
この場所、悪天候だったとはいえ前回はまったくの無反応だっただけにこの一尾はカナリ嬉しい・・
『やっぱり魚いるよね、、いないわけが無いよね・・』また独り言

次に放った毛鉤 バシュ!!と飛沫を上げて魚が奪い去る
テンションのかかった竿越しに独特の振動と水中できらめく銀色の魚体
もしかして、、
速い流れに乗った魚はぐいぐいと下流に逃れようとする
思いっきり引き伸ばされたティペットは弦楽器のように『ヒュン!ヒュン!』と唸りをあげている
竿でいなして筋から離す  あ、やっぱり・・・
水面に浮かび上がったパーマークは待ちに待ったヤマメ

背中からランディングネットを引き抜き差し出す
収まった魚は長径からはみ出す尾びれ 9寸を超えた証

背中の盛り上がった美しい本流のヤマメ 28センチ超
 

それからは自分でも何が起こっているのかわからないくらい


  どれも9寸を超える魚ばかりが次々と僕の毛鉤に飛びつく

ジャスト9寸 それでも今日の魚の中では小ぶり
小ぶりと言ってもこの幅

すごい尾びれ  ジャンプまで披露した泣き尺・・尺まで5ミリ足りない


太い魚体 体高もすごいけど厚みがすごかった・・


この魚も29センチを超えてる
美しい完璧な魚体 パーマクのある小さな桜鱒だ
実は一番すごいファイを見せてくれたのはこの魚


3時間ほどの間、少しずつポイントをずらしながら放つ毛鉤に飛びつくのは
どれも美しいヤマメばかり  そしてどれも30センチに迫るサイズ・・
もうこの魚の頃には何尾釣ったか判らなくなっていた

でも、嬉しいなあ、、こんな頃にこんなに楽しいドライフライの釣りが
それも泣き尺がらみのどれも9寸を軽く超える美しいヤマメばかり
頭の中に、またブロンズコレクターという言葉が浮かんでくるけど
本流の強い流れに乗ってバットまで曲げる勢いの魚たち・・なんの文句もないや


その先のポイント、、ああ、いい場所だなあ、、ここ 大物のニオイがする(笑


強い流れのその脇に3箇所から集まる少し緩めの流れ
気のせいかもしれないけど水中で魚がゆらっと動いた気がした・・
あそこに毛鉤を流すには、この強い流れをこうまたいで、、
毛鉤はあのあたりに落として、リーダーはこうして、、

水気を取った毛鉤にフロータントを施しながら
頭の中でシュミレーションをして
一度深呼吸 竿を前に後ろに倒して毛鉤を放つ
思惑通りの場所に落ちて、つたないながらもライン処理もなんとかなった

毛鉤は速い流れに引きずられること無くゆっくり流れていく
そして、ゆるい流れが集まる手前で音もなく視界から消えた!
吸い込まれた!!
僕は後ろに下がりながら竿を高く持ち上げた
ググっと一瞬テンションがかかったあと魚は手前に下ってきたのか手ごたえが無くなった
『いや、かかった・・かかってる!!』
そう思いながら急いでラインをたどると再びロッドは満月のごとく弧を描く

今考えると9寸半ばかり釣っていたからか、感覚が少し麻痺していたみたい
竿はよくしなっていたけどその瞬間はそれほど大きい魚には感じなかった

右に左にと底に引き込むように抵抗する魚
そのたびに竿が『ギュギュ』っと音を立てる
強い流れや底石にティペットを絡まれてヒヤッとしたけど
なんとか誘導してネットを差し出したあたりでようやく気が付いた
あ、すごくおおきい・・
太い・・


(おおきくなります)


ランディングネットに収まった魚は今日釣ったどの魚よりも背中が盛り上がっていて
体の厚みも桁違いだ、、
僕のランディングネットの長径は27センチ
縦に収まったヤマメの尾びれは3センチくらいはみ出して見える
『でも、きっと29,9とかだろうなあ・・』
などと思ったけど、念のためにメジャーを出してあててみる

ん?、、30、、超えてる

30センチ5ミリ

30センチ 5ミリ??

2007年 7月27日
午後2時38分

僕は念願だった尺山女をその手にした
尻別の本流で美しい尺ヤマメをドライフライで釣る
3年越しの願いが渇水に喘ぎながら出かけた今日かなってしまった

圧倒的な魚体
たった1センチ違うだけなのに、今日見た魚たちとは一線を画す存在感
本流の流れに鍛えられたその筋肉は支流のヤマメとは違う種類の魚のよう・・
体の厚みがすごい、、


暫し見惚れ流れに戻す


放心状態のまま入渓点近くまで戻って、流れの中にある大きな石に仰向けに寝そべって空と流れを見ていた



なんだかジーンと来た  左の肩と腕に心地よい疲労感

尻別に降り立った僕にポイントやヤマメの付く流れを教えてくれた友たちのおかげだなあ、、
そして、それをふまえて自分の足で見つけたポイントで釣れたのが何よりも嬉しい・・
時間はまだ3時を回ったくらいだけどもう竿をたたむことにした


nobuさん、おやぢどの、エゾかずさん、シリ研さん  僕を尻別の流れに誘ってくれた先輩たち本当にありがとう
それと去年一度だけご一緒してもらったSさん、あときのレクチャーは忘れていません・・  
ぼくはようやく尺山女に出会えましたよ
それと新しい竿と古いリール。。
ことしはこのタックルのおかげかとても調子が良かった
そして、いつもブログを読んでくれる皆様にも感謝、、とうとう釣りました・・

7月27日
727  語呂がいいですね 何処かの飛行機みたいな・・



それと、今日出かけなさいと言ってくれた彼女
僕の嫁
君のおかげです  こんな良い日は一生のうちにまたやってくるかわからないのですからね・・ ホントありがとう。。

おそらく今日のことは一生忘れないでしょう


あ、、
雨が降ってきましたよ
少し沢山ふるといいですね、、、


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今夜はチト文章が湧いてきません・・(^^;

明日にでもじっくり書きますね・・

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今日は釣りに出かけました

忘れられない日になりました
まだボーっとしておりますの詳細はノチホド・・

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渇水だからなあ、、

ぼやく僕に嫁が『でも行って来たら?今日は暇なんだし(笑』
と、言ってくれた

尻別には行く気分ではなかったので近場の川に出かけることにしました


この渓流は久々ですが、水が無かったら帰ろうと思いながらも
出かけてみると以外に釣りになりそうな雰囲気・・

2箇所目のポイントで橋から声が『NaOさんですか~??』

コイさんだ!!

お隣の町に住むコイさん
去年これまた近くの小さな川で偶然お逢いしたコイさん
綺麗なネットを背負われていたので話を聞くと、なんと友達のSHUさんが作ったランディングネット(笑

それ以来の2度目の出逢い(^^
折角なのでご一緒していただきました・・


いろいろと話をしながらポイントを交互に釣りあがり・・

普段足を向けないこの流れ
渇水気味ですが、その分底がわかり
以外に良いポイントが点在しているのでちょっと驚き・・




コイさんの釣った綺麗な良型のヤマメ
夏の日差しに照らされてSHUさんのネットと一緒にキラキラと輝いていた




伐採の進むこの辺り  でも以外に大きな木が残っていてちょっと感激



ヤマメにイワナに虹鱒・・
飽きないくらいに良いテンポで反応してくれて楽しい釣りになりました
久々に歩いた(^^;
楽しい釣りあがりになりました・・

偶然の出会いに感謝!
コイさん、今度は日程を合わせてどこかの山岳渓流にでも出かけましょう~

フライフィッシングにランディングネットにインターネット
ぐるっと回ってまた渓流でばったり・・
ご縁とは不思議なものですね(^^





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トウモロコシ
我が家の苗が、実をつけるのはまだまだ先ですが
おすそ分けを頂きました

今年は雨不足で実の入りが悪いとか・・
それでも美味しく頂きましたよ


ここで トウモロコシの茹で方講座


大きめのなべにたっぷりのお湯
グラグラ沸騰させてからトウモロコシを投入
茹で時間は8~10分(このあたりは加減です)

いったんザルにトウモロコシを引き上げて
なべの湯をトウモロコシが浸るくらいまで捨てて
塩を大量に投入(かなり濃い塩湯を作ります)
グラグラと沸騰させてから火を弱めて
トウモロコシを一本ずつ入れて
塩湯とよく絡めて取り出します(この間10~30秒くらい((塩味の好み))

ざるにあげてコレで完成

トウモロコシの実の中の水分は損なわずに
表面だけに塩がコーティングされています
最初から塩湯でゆでてしまうと水分が抜けてシワシワになっちゃいますが
この方法なら表面もシワシワならずに保存できますよ
近くの街道沿いで売ってるおばちゃまから聞きました(^^

おためしあれ。。




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ここ数日猫たちは軟禁状態が続いてる

事の発端はマリンが耳に大怪我をして帰ってきたことだ
動物病院で数針も縫う大怪我で耳を噛まれて傷は貫通していた

この猫は何年か前にコンビニの前で捨てられていたものを引き取ったのだが
他の猫たちよりもある程度大きくなっていたからか、我が家は寝るところ、食べるところで、基本的には一日中外で過ごすのが常で、帰ってきても食べたらすぐに外に出て行きたがる
縄張りも広いらしく、思いもよらないところで見かけたりして驚くこともある

だから必然的に怪我も多くなるみたい

猫が怪我をすると(と言ってもマリンばかりだけど)
動物病院で治療をしてもらうたびに言われるのは
『猫は室内だけでかうほうがいい』 と言う事

猫同士の喧嘩で怪我から病気をもらったり
車にひかれたりするから当たり前だ

そりゃ、そうだけど、、
外で自由にするのは気持ちがいいだろうし
もし死んでしまってもそれも運命

なんて、安易に考えてしまうけど、やっぱりこうやって大怪我をすると
飼い主としても悩むところ

野生とペット、この差は全てが自由と全てを管理することの差なのかな・・
何も保障されない代わりに全てが自由
餌や寝床を約束されている代わりに行動を制限される

僕ならどっちがいいだろう  

でも、我が家にもらわれてきた時点で猫たちは後者を選ばざるを得ないのかな・・
外で生きていく猫たちの寿命はせいぜい3~5年らしい
自由は美しくも過酷だ


結局猫全員、外出禁止令

うらめしそうに外をみて鳴くマリン
そんな声で鳴かれても、、アンタのためでしょ・・  

とりあえず
傷直しなさい。。





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今週も雨は降らないらしいですね

ところが北海道でも局地的には大雨が降ったりしているみたいです
うーん
なかなかうまくいかないものですね・・


ぐすべり きいちご・・
子供の頃よく食べました

小学校はもうすぐ夏休み
子供の頃なら晴れだけを願っていたものですが
天気図を見ながら前線を期待する大人になってしまいました(^^;


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運動会の応援疲れも出てきた頃ですが
今夜はチト仲間内での夫婦同伴飲み会がございまして(^^;
僕はきっと運転だから呑まないと思うけど・・(笑

そういえば昨夜仕事の帰り、時刻はもう11時を過ぎていましたが
警察の検問に止められ、飲酒運転のチェックを受けましたよ
金曜の夜だもんなあ・・
無論、呑んでの運転はありえませんが、気をつけましょうね、皆さん。。
何か起こってからでは取り返しが付きませんからね・・・





次のランディングネットは久々にカーブタイプです
久々です、、カーブフレーム・・
どれくらいぶりか覚えていません(笑
網は既にオーダーしているので僕のほうが出遅れ気味です・・

うまいことR出るかな??
それでも楽しみ
イメージの中では出来上がっていますからね。(^^;


画像のネットはいつのかな??3年くらい前??
両端の2本は先週久々に再会しました。。
1液ウレタンニスの塗装も結構痩せて逆にいい感じになってましたよ。。





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実は今日は三女の運動会
今は昼休み
自家製野菜のヌカ漬け
美味いです




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いつもの道をいつものごとく・・
海沿いは薄曇りで寒くても、高原は快晴気温も20度越え(^^;



アチコチと駆けずり回りましたがライズは無し、、
渇水もさらに進んでちと意気消沈気味・・
結局相手をしてくれた魚はこのイワナ一匹(^^;


早々に撤退・・・  気温25度
  釣れる気がしませんので・・


せっかくなので支流の湧水の川にオショロコマを見に・・


で、


びっくりした・・



こんなのつれちゃいました
正確に測っていませんがピンと伸ばせば30センチあるかな・・・

尺オショロコマ・・

極小のニンフに7Xのティペット
釣り方もあんまり楽しい釣り方ではアリマセンでしたが・・
ココにいるのはわかっていても釣れると思っていなかったので、、やっぱり嬉しい



すごい迫力、、  
この川のオショロコマが何年生きていたらこんなに大きくなれるのでしょうか・・

後にも先にも尻別水系でこんな大きなオショロコマ釣った事なかったのでチトびっくり。。

色も肌も他の鱒類とは違いますね
思わぬ大物との出会いに驚嘆

尺ヤマメにはいまだ至りませんが
カナリ嬉しい尺オショロコマ(^^


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