無知の涙

おじさんの独り言

小説SPEC3

2010年12月25日 | SPEC

クリスマスイヴで思い出したんだが、
相撲の「ハッケヨイ」って、
どんな意味なんだろう。

調べてみると、
占いの八卦のことらしく、
真面目に相撲してれば「よい八卦になるぞよ」
という意味らしいすね。


て、イヴの夜に何を調べてんだ・・・


帰るか・・・

はぁ、先週までは金曜日て言えば、
朝からSPECを観る興奮で鼻息荒くしていたのに。

もうまっすぐ家に帰らなくても良いんだな。

数少ない楽しみが一つ減ってしまった。

喪失感。

そういえば、小説の最終巻が明日発売だっけか。

なんでか知らんが、
CDやらDVDは発売日の前日に
発売される傾向があるよな。

微かな期待を胸に、書店へ寄ってみる。

なんとSPEC3が並んでいる!



あた!あた!
ホァタァァッ!

「あった!」て声に出して
隣にいたお姉さんを驚かせてしまった。


3冊買うか。
なんで?

早速読む。


けっこうテレビとセリフが違う。

ⅠとⅡは、ほぼそのままだったけど。

うーむ。
ラストはテレビのまんまだな。

テレビでもそうだが、
地居の前を横切ってる黒い影がなんなのか。

とりあえず後はDVDだな。
3月か・・・。


所長のホームページ!?

2010年12月25日 | 仕事

(所長ネタ、ラストです)

所長語録で盛り上がりつつ、
21時前に終了。

帰ってSPEC観ようと、
ウォークマンでナミノユクサキを
聞きながらスタスタ歩いていると、
音楽の中に嫌な声が混じる。

あ、悪霊だ・・・


イヤホンを取ってみると、
20メートルくらい後方から、
N所長が僕の名を叫んでる。

どんだけー

こちとら、あの耳の奥までブチ込むイヤホンしてんのに、
雑音とかをシャットアウトしますよってイヤホンなのに、
20メートル後ろから僕のイヤホンに入ってくる所長の声。

SPECか。
すげーデカイ声を出せます、ていう。

つーか、周りの人達びっくりしますから。
僕も恥ずかしいし。

その場で所長を待つ。
ちょっと息を切らせながら近づいてくる所長。
どこの時点から呼んでたんだ。

そこまで必死なのだから、
何か大変な用なのだろうか。

で、話を聞いてみると、
「俺のホームページを消してくれ」
と所長。

所長のホームページ?
なにそれ。

あ、なんかそう言えば、飲みの席で
そんな話をしていたような。

なんか勝手に俺のホームページが出来てんだよ。
そんで俺の名前で検索すると、それが出て来て、
俺の動画が流れるんだよ、とかなんとか。

そんなバカな。
と思って完全に聞き流していたが。

で、さっきの飲みの席で、その「俺のホームページ」
を勢いで公表してしまったが、
もしかしたら今日参加していた奴の中で、
そのホームページを検索して、
悪いことを書きまくられるかも知れない!
だから消してくれ!と。

人間不信か。
そんな暇な人もいないと思うけど。

ていうか、ぜんぜん話が飲み込めない。

「ちょっと待ってください。
所長のホームページって言ってますけど、
所長がホームページを作ったんですか?」

所長「いや、作ってない」

「じゃあ誰かが勝手に所長のホームページ
を作ったってことですか?」

所長「そう」

バカな。
いったい誰が何の得があって、
そんなことするんだ。

「ならそのホームページの管理者に問い合わせて、
 削除要請すればいいと思いますよ、たぶん」

「どうやってやるんだ!すぐ消してくれ」

消してくれって、
僕が作ったわけでもないのに。


「そこに所長の動画が流れるんですか?
 いったい何の動画なんです?」

所長「俺が○○会の司会をやってる時の動画だ」

司会ねぇ。
薄々全容が見え始めてきたので、
携帯から検索をかける。

確かに出てくる。
それは所長の出身校のOB会のホームページであった。
所長の言ってる動画までは見れなかったけど。

ってコトは、そのOB会の誰かが、
飲み会の時の様子をアップしただけの話であり、
所長の頭に渦巻いてるような有象無象なコトは、
全く起こり得ない。

そして所長は心当りのある人に電話をする。
どうやらビンゴである。

所長「そうなんだよ!え?そう。なんか書き込まれると困るんだよ。
    え?書き込まれない?ああ、良かった」

何をそんなに書き込まれるんだ・・・。

完全に情報が錯綜してるな。
恐らく所長はユーチューブや、
ツイッター的なものを想像してるのだろう。
ぜんぜん違う。


この情報過多の時代に、
ネットやらテレビやら新聞やらで
断片的に情報を仕入れていると、
こうなるという見本。

そうして安堵して電話を切る所長。

所長「なんだ今はそんなに簡単にネットで情報流せるのか?」

「そうですね、今は誰でもブログやってるし、
 ツイッターもありますし、簡単にできますよ」

所長「お前もブログやってんのか!?」

僕「やってません」

嘘ついちった。
教えろ!と言われると、
とても困るので。

 


N所長 言語録2

2010年12月24日 | 仕事

(前回からの続き)

そして話は所長が英会話をやっていた話へ。

「EECに3年間も通ってたんだ」と所長。

ECCな。

そう、この所長はなんと3年間も駅前留学していたのだ。
しかも1日しか休んでいない。

3年間も通っていたら、免許皆伝である。
相当なものだと思う。
ホントこの人は根気強いというか、
絶対に途中で放り出さない。

さぞかし英語に長けているのだろうな、
むしろカタカナがダメなのは、
発音を英語で表現しちゃうからではないのか?
とさえ思う。

だが、それが空しい幻想であったことを、
僕は所長からきた1通のメールで知ることになる。

何かの書類を作って提出した時のこと。
それに対する感謝の気持ちを綴ったメールなのだが。
それにはこう書かれていた。

sankyu

サンキュウ?
三級?
thank you?
ええっ・・・


何を基準にこの人は卒業となったのだろう。
今でも謎である。


N所長 言語録1

2010年12月23日 | 仕事

昨日はN所長管轄の納会。
渋谷の本部にて。

N所長は今年で所長職を部下に継ぎ、
来年1年間は顧問的な立場になるとのこと。

お疲れやまです。

そういう経緯もあり、
飲み会は所長の思い出話が中心。

まぁ色々な意味で伝説がありますから、
話は尽きない。

取り分けN所長の言語録に花が咲く。

所長がカタカナで言葉を発する時、
それはN所長の中で、
なんらかの不思議な変換を行い、
結果、似てるけど致命的に違う言葉として誕生する。

ダジャレをジャダレと言い、
ペットボトルをテトラポットと言い、
はたまたペットボトルをポットベトルと言い、
なんかまぁそんな感じ。

僕の中で印象的なのは、
あれは僕がこの仕事を始めて1年目くらいの時。

ハトコット(ハト小屋)と呼ばれる建築用語がある。
屋内の設備配管などを屋上に出すとき、
雨水の浸入を防ぐ為にコンクリートで小屋みたいなのを
作るのだが、それがハトコット。

通常あまりハトコットとは言わずに、
普通にハト小屋と呼ぶのだが、
その時まだ課長であったO課長が、
ハトコットを用いていた。

そのハトコットでちょっとした問題があり、
社員を含め協力業者も呼ばれて、
会議テーブルには10人くらい座っていた。
もちろん僕もその中にいた。

そしてその中で怒号をあげるN所長。
もうすごい勢いだった。

「誰の責任なんだ!」

みんな俯いて何も言えない。
下手に言い訳めいた口を聞こうものなら、
火にガソリンを注いでしまう。
もうこのまま身動きせずに嵐が去るのを待つしかない。

だが、所長は止まらない。
顔を真っ赤にし、手当たり次第に罵倒し続ける。

「おい!お前ら!なんとか言えっ!!
 誰がこのハトポッポを直すんだ!!」

えっ
ハトポッポ?
ポッポッポ鳩ポッポ?

僕は俯きながら周囲に目を配る。
みんな普通だ。
聞き間違えたか?

そして今度は設備の人に向かって怒鳴る。
「お前か!このハトポッポ面倒みんのは!」

その人が噴き出したので、
僕も盛大に噴き出した。

O課長がツッコむ。
「所長、ハトポッポじゃなくて、ハトコットです」

みんな笑った。






 

 


SPEC最終話 視聴率12.9%!!

2010年12月22日 | SPEC

 出ましたねぇ、
SPEC最終話の視聴率。

なんと12.9%!
いやほーい。

SPEC好きが決してマイノリティではない、
ということの証。

これで堤監督も安心。

これも金曜ロードショーのお陰すなぁ。
オペラ座の怪人、灰燼と化す。

実際、金曜ロードショーの裏番組で、
けっこうキツかったよな。
ハリーポッテーとか、敵は強大ですよ。

でもまぁ、視聴率にこだわり過ぎるのもどうか
と思いますけどね。

意外に堤監督が気にしてたんで。


視聴率に限らないが、数字至上主義が、
恐るべしマンネリズムを生み出す元凶。

数字という基準で何かを評価しようとすると、
評価される側は必然的に個性を潰し、凡庸な、
いかにも一般受けしそうなものばかり求る。
それが一番、無難だから。

学校と同じで、何の問題もない
優等生だけが求められる。
没個性バンザイ。

そしてそれは今の音楽然り、ドラマ然り。
まぁ、どれとは言いませんが。

そりゃあ、特番の方が視聴率取れるとか言って、
全10話にもされますよ。
中だるみ防止ですな。

SPECは今のドラマに対するアンチテーゼ
のような感じがするんですよね。
残酷な堤(監督)のアンチテーゼ。
少年よ神話になれ。

なぜ残酷かと言うと、あんなラストだったから。

主流と言われるドラマへのアンチテーゼ。
まぁ、あまり今のドラマがどんな感じか
分からないので、偉そうなコト言えませんが。

そういったのも、SPECを好きな理由のひとつ。

SPECとは、今後の未来に実際に起こり得る可能性
を持った、人類の進化に対する一つの提言である。
と僕は思っております。

未来の可能性とは無限にあり、
それこそ一人ひとりの取捨選択により、
変化してゆくもの。

必然とされる大きな意味での運命も、
場合によっては個々人の無限に渡る中の
一つの選択で流れを変えてしまうかもしれない。

SF的に言えば、パラレル・ワールドである。
選択しなかった未来も、選択しなかった未来として存在し、
それがその未来にいる人間にとっては現実であり、
その未来に辿り着かなかったこの世界の人間は、
この世界が現実。

そう言った意味における可能性として、
SPECというドラマは一つの可能性なのだと。

だから結末&謎解きお願いしまーす。
(結局、それか)