無知の涙

おじさんの独り言

南房総市へ3

2019年05月29日 | 南房総

オジサンたちの夜は早い。

が、朝も早い。

尿意をもよおして起きると朝の5:00。トイレに行くついでに隣のHさんたちの部屋を覗くと、すでに起床し、タブレットで漫画を読んでるHさん。

元気か。

Hさんが灯台へ行くというので、せっかくだから付いて行く事に。

宿で自転車のレンタルをやっており、ママチャリで朝の暴走を房総する。逆か。

昼間あれだけ暑いのに、朝はまだまだ寒い南房総。

しかし脂肪と日焼けで火照った身体には気持ちのいい冷気。清々しい。

眼前に広がる海を見ながら、チャリで駆け抜ける。

誰かと連れ立って朝からチャリンコ漕ぐなんて何十年ぶりか。なんだか遠い日の中学生の頃をふと思い出して、何かが込み上げてきて胸が熱くなった。ただの胸やけだった。

 

この令和元年に150周年を迎えた野島崎灯台。

そこから更に進んでゆくと、南房総最南端の崖っぷちがある。

今まさにダチョウの頭上の頂点に立っているのかと思うと、チバニアンとしては感慨深いものがありました。昨日まで銚子だと思っていたのはもう遥か昔。

そこから戻ると神社があり、そこになんともご立派なご神体が奉られていました。

この写真では何が何やらサッパリな感じですが、子宝やいろいろ御利益があるそうです。

 ここで観光終了のハズが、Hさんのブロガー魂に火が付いてしまった。観光スポットの案内板を見て、更に先にある眼鏡橋まで行こうということになる。

スマホのグーグルマップで場所を確認すると結構遠い。

 

南房総の田園風景と遠くに見える山々を見ながらチャリで走ること15分、その眼鏡橋がありました。

なるほど、橋のアレが下に映って眼鏡なのですかね。馬鹿の感想。

Hさんもブログネタをたくさん収穫できてご満悦な様子で帰路についたのでした。

 

朝はあんなに肌寒かったのに、7:00ともなるとチャリンコこいでいると薄ら汗ばむほどにグングン気温が上がってきた。今日も暑くなりそうだなぁ。

宿へ戻り、すぐ朝風呂へ直行。やはり肩周りの日焼けがドイヒー。せっかくの大浴場なのに20秒も湯船に浸かれないという悲しい事態。

風呂から上がって部屋へ戻ると、Hさんが先ほど神社で見たご神体の話を起きたばかりの皆に一生懸命伝えて盛り上がっている。「巨大なチ〇ポがあった!巨大なチ〇ポ」と。

中学生の修学旅行なのよ。

そんな光景をやり過ごして風呂上がりの1杯。

チバニアンとしては千葉に帰ってきたらコレを飲まずにはいられない。

MAXコーヒー。

いや、最近はもう全国流通しているので東京の自販機でも普通に売ってますけどね。とは言え東京では飲みませんが。お世辞にも大人がコーヒー飲料として飲んでもあまり満足はできない味。とにかく甘い。

でもまだ幼い頃はこの甘さが良かった。このMAXコーヒーに入っている練乳の甘さが覚えたてのタバコの苦味を消してくれて、ではなく、なかなか飲みやすくて好きでした。

郷愁の味。

昔は缶の素材がこんなペコペコしたものではなくもっと固い素材で出来ていて、このMAXコーヒーの缶上部を両手の平で圧し潰せると周囲から腕力ある認定されたり。

 

朝食を終え、9:00過ぎには宿を出る。

今日は釣り組とプラモデルを探す組に分かれて行動する予定。昨日は小さいフグと戯れているだけの釣果に終わってしまっただけに釣り組に入りたい気持ちもありましたが、プラモデルを探しに木更津へ。

地元のプラモ屋とかまだまだ古いヤマトのプラモデルが定価で置いてあったり、こちらはそれなりに成果ありでした。

13:00過ぎに釣り組と合流し、帰りは再びアクアライン。さすがに行きのようにスイスイとは進まず、トンネルの途中くらいまで大渋滞でした。

行きは後方にあったのでよく見られなかった海ほたる。

城みたいな形してんのね。

こうして久しぶりの釣り旅行は無事に終わりましたとさ。

 

 


南房総市へ2

2019年05月28日 | 南房総

宿は釣りをしていた港から車で5分くらいのところにある伊藤園さんが経営しているという南国ホテル。

値段も比較的安く、食事は全て食べ・飲み放題のバーベキュー方式という太っ腹なホテル。ウェイ系の集まりか。バイキング方式の間違いです。

 

部屋からの眺めも見事なオーシャンビュー。

右端には明日の朝チャリンコでHさんと行く事になる野島崎灯台が見えます。

 

さっそく汗でドロドロになった身体を流しに大浴場へ。

この時に初めて気づいたが、ばっちり日焼け止めを塗ったつもりが自分では塗りにくかった部分が完全に火傷状態。特に肩の裏側。あと何故かふくらはぎ。時間が経つにつれどんどんヒリヒリした痛みが激しくなってくる。

女性から海で1日釣りするなら50の日焼け止めやつ塗らないと、という助言を貰ったが、何が50なのか。50歳用?50円?ちゃんと聞いておけば良かった。

火傷跡をお湯に浸けてるようなもので、とてもじゃなけいけど痛すぎて湯船に浸かっていられない。

結果的にほぼシャワーの冷水で済ますしかなく、さっさと上がって脱衣所で着替えていると、先に入っていたHさんも浴場から上がってきた。

後に来たはずの僕がすでに風呂から上がっているのを見てデカい声で「お前はぇーな!」とHさん。「チ〇ポ洗ってねぇーんじゃねぇの!!?」

脱衣所の中心でチ〇ポを叫ぶな。そんな子供がキャンプって言うときのような発音でチ○ポって突然大声で言いだすからビックリしてチ○ポ出したオッサンたちがみんな見てるでしょうが。

すっかり風呂入ってもチ○ポ洗わない人に仕立てあげられ、意気消チン。

このあと食堂でチ○ポ洗わないマンみたいな変なあだ名がヒソヒソ聞こえたら泣きながら帰る。

そんなテレビ千鳥の海へ行こう最終回みたい一幕もあり、風呂タイム終了。

 

部屋でまったりしながら待つこと1時間。待ちに待った夕飯の時間がやってきました。

夕飯は食べ飲み放題のバイキング。デザート含めて20種類以上の品が食べ放題。さんざん昼間食べたのに、旅先の解放感も手伝ってここでもけっこう食べて飲んでしまった。

食事が終わると、恒例の「旅先なのに新宿の夜と同じ」なカラオケ大会の始まりなのだが、部屋がいっぱいで2時間待ち。

いや、食事の時も思ったけど、けっこうな数の宿泊客が来ている。大繁盛。海水もまだかなり冷たかったし、遊泳目的の客はまださほどいないハズなのだが。何いま房総は話題のスポットなのん?アルコールのサーバのトコなんて大行列でしたよ。

さて2時間待ちなのは仕方ないとしても、部屋でボケーっと2時間も待ってたら寝落ち確定なので、ゲームに関心がないHさんを部屋に残してゲームコーナーへと繰り出してみることに。

この南国ホテルにはゲームセンターCXの「たまに行くならこんなゲームセンター」、通称「たまゲー」に出てきそうな昭和レトロな感じのゲームコーナーがあり、パックマンやら1945やらダイナマイト刑事など、おじさん達もまったり時間が潰せる懐かしのゲームが色々と置いてあります。

パチスロのジャグラーなんかも置いてあり、ボーナスが成立してないのに一生懸命777を目押ししてるお婆ちゃんを見てホッコリしたり。

かと思えばアホみたいに500円玉を投入して残りゲーム回数が50回とかカウントしてる景品ゲームをYさんに延々やらされているOさんがいたり。

1945が大好きでまだ駅前に普通にゲーセンがあった時代は仕事帰りに必ず寄ってプレイしてたなぁ。フライングパンケーキが愛機。当時はノーコンで4面くらいはいけたハズだが、もう1面もクリアできないという下手さ。

個室カラオケの他にもこのゲーセンのあるフロアのど真ん中にカラオケが1セット開放されており、誰でも自由に歌える。仕切りの壁が何もない空間なので食事に行く人や風呂入りに行く人やゲーセンで遊ぶ人にガン聞こえになりますが。そこで歌ってる人たちのレベル5くらいからレベル99くらいまでの様々な歌声を聞きながら、ゲームに明け暮れること2時間。

ようやくカラオケタイムの時間がやって参りました。部屋で熟睡していたHさんを起こし、ゲーセンでみんな待ってますよと告げてゲーセンで待つ。

カラオケルームはゲーセンの先なので、ゲーセンで待っていれば嫌でも前を通るだろうと思ったのだが、5分待ってもぜんぜん来ないHさん。

朝早くから起きて車を運転して昼間も暑かったから疲れちゃって2度寝しちゃったのかな・・・・。そう思い、もう1度起こしに部屋へ行ってみる。これで起きられなかったらもう朝までゆっくり寝かしてあげよう。無理やり起こされて寝起きで歌ってもしんどいだけだろうし。

ところが部屋に戻って扉を開けようとすると鍵がかけられている。ん?という事は部屋を出たことは間違いない。

カラオケする直前にフロントの受付で何かやる事あるのかな?とフロント行ってもいない。一体いずこへ・・・。

そうこうしているうちにゲーセンに到着してるかもと思い、ゲーセンに戻ってみても依然としてHさんの姿はない。

忽然と姿を消してしまったHさん。起きたはいいけど寝ぼけてどこかで寝ちゃってるとかそういう事態がおきているのか・・・。

そうこうしているうちにカラオケタイムは着々と過ぎていく。誰も来ないから自然とキャンセルなんて事になっても困るし、先にカラオケルームに行くだけ行こうかという話になったが、どの部屋か知ってるのはHさんだけ。

フロントに部屋番号を問い合わせましょうと内線電話を探すが、内線電話が見当たらないので仕方なく一番手前のカラオケルームを覗いてみると、1人で気持ちよさそうに歌ってるHさんがそこにいた。ウソでしょ。衝撃すぎて思わず二度見したわ。

ぜんぜん元気だった!!寝起きでHOWEVER歌ってるじゃない・・・。

♪♪言葉ーでは伝える事がどうしてもできなかった~♪♪じゃないよ。先にいるならそうと伝えて欲しい。

完全に狐ならぬHさんにつままれた形の一行は急いでカラオケルームに集合し、カラオケ開始。

O工房長のオリジナルを軽く超えてゆく金太の大冒険に始まり、ザコシショウの誇張し過ぎたモノマネシリーズと張り合えそうなYさんの桑田佳祐も披露される。Yさんのこの桑田佳祐が個人的にツボ。いや、持ちネタ大会か。

歌え歌えと勧めてくる割に1巡もするとすっかり順番という概念がなくなり、昼時のランチ状態。はてさて一体何分待ちなことやら。しばらく順番来なさそうなので、タバコを吸いに外へ出る。今回のメンバーで喫煙者は自分ひとりなので実に肩身が狭い。

外に出たついでに夜空を見上げてみるも、まだ周辺がけっこう明るいせいなのか、大自然が広がっている割にあまり星が見えなくてちょっぴり残念。ロマンチックあげーるよー、いらなーいよー。

あんまりモタモタしてると何を言われるか分かったものではないので2本目には火を付けず、再びカラオケルームへと足早に戻る。

すると、気持ちよく盛り上がっているハズの一行が何やらヤッターマン達に負けたドロンボー一家みたいな感じで慌ててカラオケルームから出てくるではないか。なんだなんだ。この4、5分くらいの間に一体何が起こったというのか。もう終わり?? まさか。

そのまさかで、どうやらここのカラオケは無料なのだが、1組50分と決められており、次の順番を待っていた人が怒鳴り込んできたらしい。というわけで強制終了。

普段の生活からカラオケは自然と2時間という謎の思い込みがあり、ぜんぜんシステムを確認していなかった・・・。

何やら最初から最後までバタバタ慌ただしいカラオケ大会を終え、部屋に戻ってインデペンデンス・デイを見ながら眠りにつきましたとさ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 


南房総市へ

2019年05月27日 | 南房総
朝7時に工房長宅を出発。

朝から快晴も快晴。ド快晴。


この週末は5月なのにかなりの猛暑に見舞われるとかいうニュースも飛び交っている模様。
 
銚子の気温は都心に比べれば低いとはいえ、1日太陽の元にいるのだから、ただでさえ太陽を避けてひっそり生きる妖怪みたいな生活している身としては対策必須。
 
そんな事を思っていると、運転手の釣り吉Yさんから「今日の行先は銚子じゃないですよ」との発言。
 
銚子じゃないの?ダチョウの頭らへんは銚子だと思ってた・・・。そもそも房総っていう市があるのか。千葉の下半分ひっくるめて房総って言うのかと思ってた。ヨーロッパみたいに。
 
とても幼少期を千葉で生きてきたチバニアンとは思えない土地感覚。
 
そんな衝撃の事実を目の当たりにしていた矢先に、更なる衝撃が。
 
「アクアライン入りましたよ」とYさん。

 
マジで!?アクア感ゼロじゃん。なんか海の上をずっと1本の道が走っているような、アメリカンな道を想像してたわ。
 
銚子の件と言い、アクアラインと言い、なんだか罪を償って20年ぶりにシャバに出てきた人みたいなショックを立て続けに喰らい倒れ込みそうになるも、立ち上がる勇気をくれたのは千葉の海でした。

海!
 
太陽!
 
潮風!
 
3時間前まで銚子だと思っていた南房総の海が眼前に広がり、否が応にもテンションMAX。

 
さほど渋滞に遭遇しなかったおかげか、10時には目的地に到着。地元のスーパーでバーベーキューの食材やら色々準備をして、11時には釣り開始。
 
オキアミを餌にさっそくHIT。
 
北斗神拳を突かれて「ひでぶっ」てなる寸前みたいな魚が釣れたけど、なにこれ。こわいこわい。ぱーん!って破裂しそう。ユーアショック。
 
フグですね、とYさん。明らかに蔑みの視線でこちらを見ているHさん。
 
先陣切って釣ったのにこの敗北感はなんなのだ。
 
一切歓迎されてないようなので、残念ながらフグ田さんには海へお帰り頂き、気を取り直して再トライ。
 
その後もやたら同じようなフグばかり釣れる。同じフグがずっと掛かってるんじゃないの?よし、結婚すっか。
 
なんだこれは!指だ。
 
 
そうこうしているうちに地元のスーパーで買った魚介バーベキュー大会が始まり、早くも釣りそっちのけ。











 
バーベキュー=肉みたいな感覚あるけれど、魚介系が1番ウマい。年齢的なものもあるのだろうけど。
 
心の底からしみじみと美味しいと思う。特に貝系の味の広がりと深みは五臓六腑に染み渡る。
 
完全にバーベキューに夢中になっていると、放置していたOさんの竿にメジナが大当たり。
 


写真撮影ド下手な人の写真。
 

Yさんが颯爽とすぐに捌いてくれて、そのまま刺身で頂いたが、ヒラメのような感じで大変美味しかった。
 
 
そのYさんが持ってきてくれた上等のハラミも堪能。
散々魚が一番美味いと言ったばかりだが、肉も美味いですね。魚を食えば魚。肉を食えば肉。適当か。


そうして食材もあらかた片付け終わると、時刻は14:00。
 
炎天下とバーベキューの熱で汗が滝のように流れ出る。日陰が1つもない。
 
暑さを忘れる為に釣りに没頭しようと竿を持ってみるが、エサを撒いても小魚すら寄ってこなくなってしまい、体力も精神も限界。
 
15:00には片づけを始め、16:00には撤収。
 
そして夜が始まる・・・