無知の涙

おじさんの独り言

軽井沢のお花畑 ポロリもあるよ

2012年08月04日 | 軽井沢メモリー

久しぶりに軽井沢へ行き、久しぶりにN元所長と会う。最後に会ったのは何ヶ月前だろう?以前のコノヤロー的なオーラは消え(どんなオーラだ)、年齢相応に落ち着いた感じ。

良かった良かった。

と安心していたのだが、僕と会うことで何かを触発されるのか、だんだんと往年の感じに立ち戻っていく。

戻るの早いな!カップラーメンか。さっさと終わらせて帰ろう。


測量的な作業がメインだったのだが、どうもチンタラしてるというか、測量の途中で山のお花畑を観に行こう!とか、どうも早く終わらせようという姿勢が見えない。ていうか、お花畑ってなんか恥ずかしいので、他の呼び方にしてもらっていいですか。

その時、僕の頭に何かが過ぎる。とても小さい何か。予感。まさか、と思い聞いてみる。「今日、泊まりですか?」

Nさん「当たり前だろ」

当たり前じゃねーから聞いてんだろ。なんで「泊まるのが常識」みたいになってんだ。僕「・・・僕は帰りますよ。お花畑は測量が終わってから1人で行って下さい」

Nさん「冷たいなオマエは。夏なのに!」

うまくねーよ。あなたの頭の中がお花畑だ。


結局は強引にお花畑に連れて行かれてしまう。しかも軽トラに乗り込もうとした瞬間、ズボンのポケットから個人用の携帯がポロリと落ちてしまう。

そしてそこへギャグマンガばりのタイミングでバイクが通過し、ふぎゅっ!と僕の携帯を踏んづけて去って行く。

ぎゃああああ!!なぜそんなピンポイントで・・・

すかさず携帯を拾いあげて確認してみる。外傷はない、液晶も割れてない。でも何故か電源が落ちている。不吉すぎる。

恐るおそる電源を入れてみる。ついた!と思ったら、ホワンホワンホワンホワワーンという感じで徐々にブラックアウト。そんな現象あるの!?電源入るか入らないかじゃないの?徐々に消えていくって何?こわい。

どちらにしても完全にアウトの模様。ご臨終。

Nさん「どうしたんだよ!早く乗れよ!」と車の中から怒鳴り。

うるさいなぁ。ものすごく近くて、ありえないほどうるさい。こんな映画のタイトルあったな。このタイトルを見たときにN所長を連想してしまった。おかげで映画のイメージが、うるさいオッサンが子供を叱り付けるものだと思い込んでしまった。でも実は911のテロを題材にした、とても真面目な映画ということで、なんか大変失礼しました。

そうして軽トラで軽井沢の町を走る。シーズン真っ盛りなので、すごく人が多い。いつも微妙な時期にしか来てないので、こんなに賑わってる軽井沢を見るのは初めてか、3回目くらいかもしれない。

山に入り、ゴツゴツした路面をものすごいスピードで走る抜けるNさん。サスペンションが全く機能してないので、ひどいことになる。

Nさん「道が狭いから危ないよな」

そう思うならスピード落とせばいいのに。まぁ僕はいつでも脱出できる準備をしてますけど。

 

つづく?

 

 

 


 

 

 

 


スーパー久しぶりに軽井沢

2012年07月31日 | 軽井沢メモリー

だいぶ久しぶりの更新ですが、夜のお仕事が続いたり、一週間ビッシリ酒を飲み続けたり(これがいちばん疲れた)、まぁいろいろありました。

そんで昨日は休み。

家でボケーッとタッチのDVDを観ていると、N元所長から着信。

な、なんだろう?

N元所長「悪いんだけど、あした軽井沢に来られるかなぁ?所長には許可とったよ。大丈夫?」

現役を退いたせいか、以前のパワーでハラスメント的な口調はすっかり鳴りを潜め、穏やかな物言い。

やりづらい。高圧的に来てくれれば、こちらも第一種戦闘配置で迎撃するのだが、こうも穏やかに来られると、そうもいかない。

僕「はい・・・大丈夫だと思います・・」


なんだこの気持ち悪い感じ。


トリカブト

2010年10月01日 | 軽井沢メモリー

そんなわけで、またしても軽井沢に1泊。
1人で宿に泊まってるのは僕くらいで、
食事の時間は肩身が狭かった。


ちっきしょう、PSP持ってくれば良かった。
クロヒョウの続きが気になるってのに。

また延々テレビを見て、就寝。


翌日は朝から山へ芝刈りならぬ、
山へ種取り。

昨日とはうって変わって、
快晴。



空気も涼しくて、とても良い気分。
と、写メを採っていると、遠くから所長の声が。

「おいっ!なにやってんだ!早く来いよ!」

清々しさを完全撃破。
はぁ、これがなけりゃな。

山に入ってタネを採り始める。

なんて言う花なのか分からないが、
花が枯れるとまたツボミに戻り、
そのツボミの中にタネができる。

まだ枯れて間もないと、
ツボミも青々としていて、
タネも赤い色な感じなのだが、
これがもう少し枯れてくると、
ツボミも脆くなり、タネも黒々としてきて、
それが頃合なんだとか。

それを採取しているのだが、
採取していて、つくづく思う。

これって人間がわざわざ採取する必要あんの?

どう考えても、このツボミの柔らかさからして、
もうしばらく放っておけば、勝手に落ちるか、
風に飛ばされるかして、
自然にタネが蒔かれるんじゃないの?

花からしてみれば、
いつも余計なお世話になり、
ありがとうございます、状態。

まぁ、他の場所に蒔きたいのかもしれんが。


そうしてしばらくタネを取り続けていると、
所長が足をとめる。

「これ、トリカブトなんだよ」

と言って、目の前の紫色の花を指さす。

へぇ、これがあの有名な。
食べたら死ぬんだっけ?

所長「お前には黙っておこうと思っていたが」

あれ?警戒されてる?なぜかしら?
なにこれ。殺害予告予告?

そんだけ警戒してる相手に
トリカブト教えたらダメだろ。
仮面ライダートリカブトに変身しますよ。

 

 


 

 

 


 

 

 


軽井沢に至る病、そして

2010年09月30日 | 軽井沢メモリー
昨日も軽井沢へ。

今回はいつものN所長ゴリ押しパターンではなく、ちゃんとした仕事。

4、5年前にここで出張仕事をしていたのだが、そこでまた仕事がでるというので、今回はお天道様に恥じることなく軽井沢に来ているわけです。

雨だけど。


ちょっと早めに到着したので、現地で待っていると、タクシーが1台泊まった。

中からはN所長が。

なにゆえ?

N所長「よお」


よお、じゃない。
何をしてるのですか。

N所長「俺も呼ばれたんだよ」

うそくせー。

で、時間になり、打ち合わせが始まる。聞いていたより仕事のボリュームがある。

打ち合わせは昼過ぎに終わり、さっさと帰るべす。
だが、そんなに簡単にはいかない。

N所長「今日泊まれよ」


なんで!?


N所長「明日、朝から花の種を取ってくれよ」


いや、ほんと無理。
明日は朝からアチコチ行かないとならない。

虚しい行為だと分かっているが、事情を細かく説明する。

N所長「そんなのお前が行かなくてもいいだろ」

え?それを言うなら、僕が花の種を取らなくてもいいだろうが。


前からうっすら思っていたのだが、花のタネなら買えば良いのではないだろうか。

嵐の中で輝いて

2010年09月23日 | 軽井沢メモリー
そんなこんなで
軽井沢で一泊。


タバコ切らすわ、
携帯の電池切れるわ、
とにかく暇。

19時~24時までブッ通しでテレビを見てしまった。

正月か。


そして、夜から雨。
けっこう強い。


その雨は朝になっても降り続く。しかも段々とひどくなってゆく。

とりあえず朝一で所長と相談して、別荘の方の作業は中止。

こんな雨だと土が流れて締まらないので、作業にならない。

はいはい残念でした。
こんな何もないところで一日カンヅメなんて大変ですね。

僕は帰りますよ、と。

所長「お前はちょっと山に来い」

えっ

て、あれ?
所長、軽井沢にいるの?


じゃあなんで僕は残されたんだ。


腑に落ちないまま、ずぶ濡れの作業服に着替えて、車で山に向かう。

車のラジオから、
「竜巻注意報」の知らせ。

竜巻て・・・

何故いつもこんなに悪天候なのか。天災は天災を呼ぶのか。

そうして山に到着。
寒っ。

気温は20℃前後。
前日比-12℃。


ずぶ濡れで山を登ってゆく。

やはり風が強い。


山の頂上付近の花畑に、
所長の姿が。

僕「こんな雨の中で何してんですか。」


所長「いいか、この花の枯れた実を取るんだ。この中に種がいっぱい入ってるんだよ」


いや、竜巻注意報の中、
お花と戯れてる場合ではないかと。


そのとき、
カッ!
と視界がフラッシュし、その直後に、
パキパキ・・・
という裂けるような音と共に、ドォーォン!!という轟音が山に響き渡る。


近くに落ちただろコレ。

所長「木に近づくなよ!」

所長、そのま後ろにそびえ立っているのは何ですか。

山の中で木に近づかないわけにいかないだろ。


少しの間そうして花の種を取っていたが、確実に真上くらいに雷雲がいる様子。

あまり頭上でゴロゴロ鳴ってるのは気持ち良いものではない。


さすがの所長も危険と思ったのか、ここで作業終了。

また来週来ます。