無知の涙

おじさんの独り言

ククルスドアンの島

2022年06月12日 | ガンダム
完全にネタバレしてますので、これから観る予定の方はご注意ください。




公開から1週間経ってますが、ドアン観てきました。

オリジンでは結局ガンダムは立たなかったので、最新映像でガンダムが動くのはこのドアンが初。

エピソード自体はテレビ版1話完結エピソードのククルスドアンの島をリメイクしたもの。

MSの映像はさすが。ぬるぬる。格闘シーン多めで大変そうだけど、細かい部分まできちんと描けている。

ストーリー、というか、細かい設定はテレビ版のガンダムとは全く別物と思った方がスッと楽しめるような気がしました。

テレビ版のククルスドアンを見直すよりオリジンの設定を頭に入れておいた方が良さそうな。

漫画オリジンきちんと読んでない自分としては、けっこう違和を感じっぱなしな2時間でした。

今回のドアンはオリジン関係ないという話もあるようですが、それすら判然としないくらいオリジンが分からない。あしからず。

ククルスドアンの島といえば、テレビ版の15話で出てくる話。まだ序盤も序盤。

のハズなのだが、連邦の戦力充実し過ぎてない?
ホワイトベースにしても既にスレッガーがいて、コアブースターまである。
キャノンも2機配備されてる。
リュウはいないが、ホワイトベースに配属されてるクルーたちはだいぶ多い。テレビ版の3倍くらいいた印象。

住んでたコロニーでガンダム作ってたばっかりにジオンに襲撃され、取るものも取り合えずホワイトベースに乗り込むことになり、その結果否応なく戦争に巻き込まれてしまった子供たちを主力にするしかないような部隊にはとても見えない。

あんなにクルーがいて、あれだけの戦力が集まるということは、間に合わせではなく主力部隊として既に連邦軍には認識されてそうなのに、軍のまともなパイロットが1人もいないのだろうか。
どう考えても正規軍人のスレッガーがガンダムに乗るのが自然。

子供だけど生きる為に戦うしかない、という、15少年漂流記の宇宙版という元の屋台骨を崩されると、もう正直意味分からなくなる。

なんだかカイもハヤトも階級で呼ばれてるし、既に軍人なのかよ。聞き逃したがアムロもそうなのだろう。

ならばホワベーが立ち往生する理由としてあんな猿芝居する必要なく、ガンダムが正規パイロット共にMIAになったことを報告すれば良いだけではないのか。

まだ一兵卒でしかないアムロのために動くような殊勝さが連邦にあるとは思えないが、ガンダム回収には動くだろ。

既にガンダムをプロトタイプとしてしか見てない上層部には効果ないのか。

妙にカイが優しいというか、みんな優しい。すごく。

テレビ版では通信の取れない正規軍と連絡取るためにアムロがコアファイターでジオン包囲網の頭を抜けんと超高高度の弾丸飛行を敢行しようとしてるとこで、ホワイトベースから出たら敵の攻撃に気を付けるこった、と完全に他人事で言い放つカイに対し、あなた一体なんなんです!?と言い返すアムロ。

あのギスギス感はもう無かった。そしてあのギスギス感のないホワイトベースはもうホワイトベースではないように思えてしまう。

まぁそれはさておき、連邦の戦力が充実してるわりに連邦MSの弱さ。

ザクがテレビ版より強い設定なのか、連邦のMSがテレビ版より弱い設定なのか。

ジムはともかくガンキャノンが2機もあっさりザクに大破させられ、ちょっとショックでした。あんな状態になるのアバオアクーの終盤だけで良い。

ドアンザクがガンダムとパワーで張り合ってるのは、ドアンがザクをイジリまくってシャアザクレベルにピーキーな仕上がりになってるとしても、ガンダムに出力で張り合えるものだろうか。

まだこの時点ではガンダムの性能が完全優位に立ってないと、ランバラルが負けた理由が分からなくなる。

と、いうわけで、これだけウダウダと書くということは、正直あまり面白くなかったというのが率直な感想です。



劇場版 閃光のハサウェイ

2021年06月21日 | ガンダム
ようやく閃光のハサウェイが封切り。待ちくたびれマシタヨ。

まだ緊急事態宣言下でしたが、早速観てきました。



1作で完結するのかと思いきや、分作。分作?

まさかペーネロペーとクスィ出てこないうちに終わるなんてことないよねと一瞬不安になりましたが杞憂でした。

ペーネロペーとクスィの出てこない閃光のハサウェイなんて、ただのハサウェイに2000円払ったようなもん。

絵がすごい。期待を軽く超えてきた。

これまで観たアニメでダントツの映像美。ところどころ実写かと思った。

そしてなんと言ってもクスィとペーネロペーのバトル。圧巻。CGすご。ここまで進化したか。

オデュッセウスガンダムのイケメンぷりを拝みに行ったけど、クスィもなかなかイケメンで眼福。

パイロットの力量もあるけど、動くとクスィの方がカッコいいかも。全体的に逆三角形スタイルだし。

ラストのファンネルミサイルのシーンは震えた。

この迫力は映画館の大スクリーンじゃないと味わえない。もう1回くらい観に行かなくては。




ガンダム オリジン6 誕生 赤い彗星

2018年05月14日 | ガンダム

先週の土曜日に新宿ピカデリーへ観に行って来ました。

公開されて1週間経過しているハズなのに、パンダでもいるのかと思うほどの激混み。レディなんちゃらとかいう映画と上映持間がカブッていたせいか。人を待つ場所すらない。

そんな中、頑張って並んで劇場限定のHGオリジン版シャアザクをGET!

限定プラモは公開初日に来ないとだいたい売り切れてしまうので、これは嬉しい誤算。

 

*ここからネタバレ含みます。

 

 

今回でオリジン版のシャア・セイラ篇は完結。

ルウムの戦闘~レビル将軍捕虜~レビル脱走~レビル演説

大まかにこんな流れ。こう書くとレビルの大冒険みたいなノリになってしまうが、でも今回のキーマンはレビルでしょう。

そんで結局ガンダムは一切でてこない。

始まってから40分くらいは戦闘に次ぐ戦闘。艦隊戦、MS戦、大迫力。これは映画館に足を運んで見る価値あり。ヤマトよりスゴイ。何度も見たくなる。

ジオンがミノフスキー粒子を初めて戦場で投入し、連邦のレーダー機器を無効化しつつ陽動し、死角からのMSによる奇襲。完璧な作戦。

連邦軍は惨敗した挙句、レビル将軍まで捕獲されてしまう。

戦争を終わりにしたい者、戦争を終わらせたくない者、様々な思惑によりレビルは無事に脱走を果たすが、「ジオンに兵なし」というかの有名なセリフを吐く根拠が乏しかったような気がします。

捕虜部屋の前で寝ていた1人の兵士を見ただけでそう思ったのか。

どちらにしても戦争を終わらせたくない者たちの手の平の上なのだが。

アムロがカイに反抗的な態度を取ったり、ようやくちょっとTV版のヒネクレた感じが出てきた。わざわざ連邦の施設に行って、「ガンダムってなんです!?」と連邦最重要機密を口走ってしまい、テムレイが自宅で密かにしていたガンダムの研究資料は全て軍にボッシュート。

まさか親父が戦争の兵器開発に係っていると思っていない、しかも口にしただけで軍人が出てきて決して口外しないよう釘を刺されてしまうようなシロモノ。そこら辺の闇の深さが幼いアムロの心に少し陰を落とさせたのだろうか。

しかしまぁ、連邦はよくこの劣勢からRX開発だけで形勢逆転したものだ。

と、いうわけで、前述したようにガンダムは出てこないし、エンドロール後の続報もない事からオリジンとしてはこれで本当に終わりな様相。残念といえば残念だけれど、既にTV版、劇場版で完成されている作品なので、あまりゴテゴテとこねくり返されても最近よく見かける改悪リメイクになってしまう恐れがあるし、ここで終わっておくのが無難かと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


閃光のハサウェイ 映画化!

2018年04月23日 | ガンダム

マジか!

4/21にガンダムニコーンの1年後を描くナラティブの製作が発表され、その際に閃ハサの製作も決定しているかのような情報があったらしいが。

2019年以降、劇場3部作。

もう正直ユニコーンどうでもいいが、閃ハサは嬉しい。

ストーリー的に取扱いが難しいと思うから色々と改変されるのだろうけど、とにかくペーネロペーとクスィが動いているところを見たい。

映像化されるということは、とうぜんプラモ化の展開もある。

ついにMGペーネロペー、MGクスィガンダムが出るのか。

MGペーネロペーとか20,000円くらいしそうだけど。ミノフスキーフライトユニット入れると30㎝オーバー。

ちょっと現実的でないので、製品化はREかな。

REはMGよりお手軽な大きいHG!くらいのノリかと思ったけど、最近発売されたガンキャノンディテクター?とか定価4000円近くするのでちょっとコンセプトから外れてきてる気がするけど、どうなんでしょう。

 

 


ダブルオー劇場版 4DX

2018年03月11日 | ガンダム
少し余裕が出てきたので、10周年記念で再公開されてるダブルオーの映画を観てきました。

Blu-ray買って何度か観ましたが、観る度にぜひこれは映画館で観たかったと思わされ、まさかその思いが叶うとは。

賛否いろいろありますが、個人的にダブルオーもこの映画もかなり好きです。

ガンダム系は最後失速したり、モヤモヤする終わり方だったり、 いやー面白かったよ!と胸はって言えないものが多い。多いと言うかそんなこと言えるのファーストしかない。

しかしこの映画の終わり方はそのファーストに次ぐくらい良い。

そして今回4DX初体験。

ちょこっと座席が揺れたりするくらいだろうと舐めていたら、とんでもなかった。

上上下下左右左右BAみたな謎コマンドでも打ち込まれてるのかと思うくらい座席がうねる。危うくメガネが吹っ飛び、真っ暗な中でメガネメガネ・・・やらされるとこだった。真っ暗な映画館でメガネを探す体験をしに来たわけではないのです

本編始まる前にいきなり最初のお試し体験みたいなのが始まり、水かけられるし。

ビームライフル打つ度に後頭部のらへんにプシュプシュ空気かかるし。

いらねぇぇ!なにもかもが。

でもそのうち座席のうねりが気持ちよくなり、バトルシーンとかマジで乗ってる感じがして、いつの間にかすごい楽しくなってる自分がいて悔しい。

その激しさの後にあのラストですから、危うく映画館で初泣きするとこでした。

いやいや、ほんと面白かった。4DXクセになりそう。

1週間しか上映されてませんが、この映画好きなら観ないと後悔モノです。

静かにストーリーを追いたい方にはオススメできませんが。