Qのサントラを聴いたので、その感想と言いつつ、まだそんなに聴けてませんけど、流して聴いた感じの感想。
正直に申しまして、あーあーコレあの場面ね、という曲がほとんどない。第9とピアノくらい。セリフを聞き逃さないように集中するあまり、BGMが全く入ってこない。
購入目的であった次回予告のコーラスバージョンが入っていたので、ホッとしました。これを聴いていると実際に映像入りで観ていた時の、あのなんともいえない感覚が甦ってくる。
物語に付いていけていない焦燥感と、率直な反応としての悲しさ。それを嘲笑うかのように躍動する、仮面ライダーWみたいなコトになってる2号機と8号機。そしてその最後を締めくくるのは、「シン・エヴァンゲリオン劇場版」の文字。
急速に冷めてゆく一方で、不思議と高まる期待感。まさに今回のキャッチフレーズでもある、「希望は残っているよ、どんな時にもね」を体感したわけである。
この次回予告を聴いていると、その時を思い出してしまう。
まぁ、それはさておき。1つ気になったのが、第9。TV版とは違って合唱の手前で終わってしまう。
歌詞的には
歓喜よ、神々の麗しき霊感よ
天上の楽園の乙女よ
我々は火のように酔いしれて崇高な汝(歓喜)の聖所に入る
汝が魔力は再び結び合わせる
時流が強く切り離したものを
すべての人々は兄弟となる
汝の柔らかな翼が留まる所で
ひとりの友の友となるという大きな成功を勝ち取った者
心優しき妻を得た者は彼の歓声に声を合わせよ
そうだ、地上にただ一人だけでも心を分かち合う魂があると言える者も歓呼せよ
そしてそれがどうしてもできなかった者はこの輪から泣く泣く立ち去るがよい
すべての被造物は創造主の乳房から歓喜を飲み、
すべての善人とすべての悪人は創造主の薔薇の踏み跡をたどる。
口づけと葡萄酒と死の試練を受けた友を
創造主は我々に与えた快楽は虫けらのような弱い人間にも与えられ
智天使ケルビムは神の御前に立つ
聴いている限りここで終わっていると思います。詩的には合唱の部分も繰り返しているだけですが、なぜ最も盛り上がる合唱を切ったのだろうか。 この詩を暗喩だと思うのは考えすぎだろうか。
この部分だと思いますが、『容赦なく分け隔てられたものは、再び1つとなる』という詩がカヲルとシンジの事なのではないだろうか。