レトロフリークでGBAもプレイ可能なので、ファミコン探偵クラブ2の「後ろに立つ少女」を中古屋でGETしました。箱付で500円。なかなか安い。
と思ったら、レトロフリークでこのソフトはプレイ不可でした。なのでDSでプレイする事にしました。ご注意あれ。
1987年発売。ファミコン探偵倶楽部と言いながら、ハードはディスクシステム。でもまぁディスクシステムの正式名称は、ファミリーコンピューター・ディスクシステムなので嘘ではない。でもファミコン探偵倶楽部と聞くとだいたいの人はファミコンソフトって受け取ってしまうと思う。ディスクシステム探偵倶楽部だと、なんか気持ち悪いので仕方ないのだろうけれど。
ジャンルはポートピアとかオホーツクに消ゆ等のミステリーアドベンチャー。いわゆる推理物ですね。
これを最初にプレイしたのは中3の時でした。ディスクシステムとソフトは友達から借用。頭悪すぎてファミコン禁止だったので、夜中にこっそりプレイしていた思い出。タイトル通り、今作はお化け要素も入っていたりで、若き中学生が夜中の、それこそ2時くらいに1人で真っ暗な部屋でプレイしているのはけっこう恐怖でした。怖い系で「後ろ」を意識させるの今も昔も反則でしょう。
当時はかなり良かった印象。ストーリー良し、キャラ良し、グラフィック良し(当時)、特にあゆみちゃんが可愛かった記憶。ぜひもう1度プレイしてみたいと思っていました。GBAで出てると知っていればもっと早くプレイしていたのですがね。
前編後編の2章仕立てになっていましたが、5時間ほどでクリア。コマンド総当たりしてれば進めるので、特に息詰まるようなところはなし。一部3D迷路になる場面があって、特殊スキル:スーパー方向音痴が発動してしまい、そこだけちょっと時間かかりました。
憶えているストーリーとしては、後ろに少女が立っている、というタイトル見れば誰でも分かるような事しか憶えておりませんでしたが、登場人物が少なく途中でだいたいの大筋が分かってしまう悲しさあり。
何度か怪しいと思われる人物を聞かれて任意で名前を打ち込まなけれならない場面があり、それは良かった。不正解しちゃうと何か救済措置があるのか確認しなかったけど、それがないと推理要素皆無。
あのとき感じたであろう恐怖も、おっさんになった今としてはあまり感じなかった。残念。ラストだけちょっとビクっとしたけど。当時みたいに部屋を真っ暗にしてやれば良かった。でもこの年齢になって部屋暗くして明るい画面を見ていると、目がショボショボしちゃうので無理。目がショボショボしちゃうってなんか怖い。視界ね。
主人公が最後まで後ろに立つ少女と遭遇しないのは意外でした。幽霊という現象に限れば遭遇しない。記憶だと途中くらいで鏡の前に立った時に現れたような気がしたけど。記憶していると記憶していることが無駄なくらいアテにならん記憶。
しのぶの死体が埋まっている場所が、旧校舎の新しくモルタルを塗り替えられたところではないというのは上手いミスリード。さんざん怪しいと思わせるフリがあり、ここだけは最後まで騙された。ポートピアのヤス方式で何度も同一コマンド選んでいれば進展するかと思って、しつこく何度もモルタルを「とる」「あける」選んでいた時間を返して欲しい。というのは冗談で、あのミスリードがあったからこそ、ラストのあの場面にすごい衝撃を受ける。
タイトルからして100%シリアスかと思ってましたが、けっこうギャグ路線に走るきらいがある。面白ければそういう要素も良いけど、残念なことにすべり倒している感が否めない。
当時これをクリアした時に感動して、速効で1も借りてみましたが。あゆみちゃんのグラフィックがひどすぎてすぐ返却しました。あゆみちゃん目当てなのかよ。
というわけで、個人的に思い出補正バリバリのソフトでした。
ネットで調べてみると、なんとスーファミでもリメイクされていて、グラフィックがスーパー進化してる。でも現品は超プレミア。残念。