goo blog サービス終了のお知らせ 

クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

天上の花・映画感想

2022-12-29 | 乗り物

チットが 仕事おさめをしたので、

映画を みに行きました。

「天上の花」。昭和の国民的詩人・みよしたつじ(三好達治)のを描いた・映画です。

(※クリン、今年の春に原作を読んでレビューしていたんです。

さかこんなマイナーな小説が映画化されるなんて 夢にも思っていなかったから、うれしかったです🐻

 内容は原作の通り、三好達治のスキャンダラスな恋と、

そのボロボロの破たん(綻)

16年4ヵ月・想いつづけてついに結ばれた女への、幻めつ(滅)と、執着と、怒りまかせのDV・・

そこに、太平洋戦争という「時勢」がからむ

と 

いうものでしたが、

東出昌大さんが、「悩める三好達治」をなかなかに好演していて、

クリンたち、初めてこの俳ゆう(優)さんの良さを 知りました。

(ちょっと棒読みっぽいから誤解されるのかもしれませんが、「キレて女に暴力ふるう→その後大後悔してうちひしがれる」のサイクルを繰り返す・病んだ男を、しっかり演じていました)

 みよしたつじ(達治)の恋人役を、
モデルの入山法子さんが演じるのはミスキャストかなって気もしましたが(背が高すぎる)、

それでも・・

戦前・昭和初期の着こなし、

当時の美人になりきって出てきた・入山さんは 美しかったですし

40すぎて二人が駆け落ちした、日本海をのぞむ街(福井県の三国。実はロケ地は新潟と群馬)の、

さびしくもゆかしい風景が

かなしい恋の終わりとともに

まぶたのうらに のこりました。。



 この映画と並行して これまたクリンが2年前にレビューしていた『ラーゲリから来た遺書』

映画化され、

目下、公開中らしいんです

(なんという・ぐうぜんでしょう🐻

こちらは、原作がまちがいない名作なので、二宮和也さんの演技をたしかめに、あとでみに行って来ようと思います。

 今年は元旦から、ちょっと前にレビューした本(『蝉しぐれ』)を 

テレビが 再放送してくれたり、

同じくレビューした本(『八日目の蟬』)

テレビが 再放送してくれたり

と・・

そっち方面だけ、

なぜか

クリンのねがいが ドンピシャに・かなった年でもありました

 ついでだから、明日は「今年のテレビランキング」をやりましょう

 

(その前に、年賀状書かないとな・・🐻)

 

 

コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする