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クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

及川みほと、「虫めづる姫君」(堤中納言物語)

2016-09-27 | アート・文化

 代官山ランチをおえた・クリンたちは、自由が丘に向かいました

 

 自由が丘は、クリンのお友だち・「おいちゃみさん」が、

いつも 

絵画てん(展)を

開いているところです


 クリンも、しょうたい(招待)されてます

 「こんにちは~♪ あっ おいちゃみさんだ

「おいちゃみさ~ん」  「 あっ!クリンさん!」(おいちゃみ)

「わ~来てくれてありがとう」(おいちゃみ) (←抱っこ

 クリンさん!今日のドレス、かわいい~

「写真撮るからこっち来て」  「うん

 

 とまあ、こんなかんじに、クリンを大かんげい(歓迎)してくれる、

本当にやさしい・女性

それが

おいちゃみさんです

 

 そんな、日本画家・おいちゃみさんの、今回のこてん(個展)の

テーマは、

「乙女座円卓会議」


 気合を入れて描いた、幻想的な少女たちの絵をならべた、

「新作発表会

なのでした

 そこに加えて、おいちゃみさん本来の中心的作品ぐん(群)

といえる、

自然のけしき(景色)を 

描いた絵

や、

 その中にくらす、小さな生きものたちを描いた絵などは、

いつもどおりに

てんじ(展示)されています


 実は、クリン、このおいちゃみさんという女性画家の

ぶろぐを

毎日よんでいるのですが

 そのぶろぐには、おいちゃみさんが、森や池や、じゅかい(樹海)に入って

とりだめた

 や、鳥や、こん(昆)虫や、カエルの卵などの

シャシン(写真)が、

いっぱい

いっぱい

いーっぱい

アップされてて、


すごいことになっています

 おいちゃみさん自身は、この絵のような、せんさい(繊細)な見た目の、

かよわい・女性なのですが・・

 かの女のぶろぐには、ギャップともいうべき・「ファーブル昆虫記」な

土色が、

あふれかえっており

 それが、作品にも ずいじ(随時)・反映されてしまうのです


先日、

 実家のげんかん(玄関)よこに、エメラルドグリーンのガ(蛾)が

とまっていて

クリンも

チットも

お母さんも

ふるえあがる、というじけん(事件)があったのですが・・ 

 その後、たまたま・同じガ(蛾)を見つけた おいちゃみさんが、

「美しいすばらしい

 会えてうれしい

ぜっさん(絶賛)していて、

クリンたち、

びっくりしました

 

 おいちゃみさんってさあ、私が好きな、平安時代のお姫様に

似てるんだよね~。」

うちのチット

言っており、

 「堤中納言物語」っていう、古典の本を 出してきました


その中にある

「虫めづる姫君」

というお話の主人公が、


 おいちゃみさん、っぽい。


と、いうのです

 

 昔むかし、平安京の、あるおやしきに、虫が大好きな

小さな姫君が

住んでいました

姫君は、

とくに、毛虫がお気に入り

手乗りにしては、

飽かず・ながめておりました


お年ごろになっても

虫好きは かわらず、

来る日も来る日も

昆虫採集やその観察に

明け暮れてる・姫君・・・


おしゃれにも、

お化粧にも、

男の人にも、

まるで興味をしめさずに、

虫・まっしぐらな

その暮らしぶりに、

さすがの親たちも

心配し始めます


のぞきに来た・貴公子たちが、

「美人なのに、惜しいなあ・・」

がっかりして帰るのを見るにつけ、

姫君の両親や、お付きの者たちは


「いいかげん、普通の姫になって

懇願するのでした


しかし、姫君は、

そんな周囲の焦燥など

意に介さず、


「毛虫が好きで、何が悪いのよ

 あなたたちが好きな蝶々だって、

 もとを正せば毛虫なのよ

 ものごとは、うわべじゃないの。

 本質を見なさい

などと、

正論をぶちかますのでした。。


 うちのチットは、この、平安きぞく(貴族)と思えない、

個性ゆたかな姫君のお話を

いたく

気に入っており、

姫君がつぶやく、

「虫って、成長や変化を見られるのが

 おもしろいのよね!」

のくだりをよむと、

 おいちゃみさんの気もちは、つまり・これにちがいない

わかると言います


そんな、

チットやクリンですので、

さいきんは

おいちゃみ作品へのりかい(理解)も

だいぶ

ふかくなってきて、

おいちゃみさんが、何を描きたいのか?

とか、

そういうことが

きかなくても、わかるようになりました


たとえば、このバラの絵

 この絵の、真の主役は、バラではなく、そのはいご(背後)にある

クモのす(巣)である

ってこととかです


「・・・それ、ほんとなの~?」  「う~ん、たぶん?」










 

 

 

 

 

 






 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

コメント (2)
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