石と流木の花入れ



これはセラヴィの玄関脇バルコニーへの入り口にある花入れ
流木に二つの石が包み込まれてます。
流木と石と荒川と叔母の合作です。

岩は 長い間川を流れながら
小さな丸い石のかけらとなり
また、大木は長い間流されながら、
細くなめらかな流木となり・・・

気が付くと彼らは出会うのです。
きっと衝撃的な出会いに違いない。
運命の出会い。

二つの小さな硬い石がやわらかな流木にしがみつくように
流木は残された細くも強い体で、しっかり抱き止めるかのように
お互いを一つにしたのです。
二度と離れることはありません。

この地にたどり着き、
つる籠造りの名人の叔母の所へ行き
そして今、セラヴィを安住の地としました。
流石に名人もこの流木には小さな籠をつける他
術が無かったようです。

流れる川は二つの石と木にどんな奇跡を与えたのだろうか?
長い時は、こんなに強くも優美な、美しい花器を作り出しました。

自然の力の前に私の言葉や説明が
悲しいほど薄っぺらい・・・

春の花にも、夏の花にも秋の花にも冬の花にも
どんな季節の花にも合う。
特に野の花が良く似合う。
どんな花も包み込む静かな花入れ。

大きな想いを抱えながら、何の主張もしない。
そこに居て、誰の邪魔もしない。
ただ、だた静か。
そんなものがセラヴィには沢山ある。

そんなもの達が、管理人は大好きだから


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