散歩2

久々の眩しい太陽

今朝は太陽の方に歩いていこうと決めた。

夢中になるので携帯の目覚ましを20分後にセット

ベルがなると戻ることにしている。

 

太陽に向かって歩きながら

昔虹を見て追いかけたことを思いだした。

その時は車だったけど

虹が消えそうになるまで走った。

意味の無いこと。生産性のない思い付きが大好きだった。

たぶん今も変わらないけど、それには沢山の時間が必要だ。

 

太陽に向かうとじりじりと熱い。

こんなとき太陽は凄いと思う。

こんなに遠くにいてもこんなに熱い光を出すのだから。

曇りの日の明け方は特に良く解る。

厚い雲を通りぬけ白々とした空に

山際が浮かび上がる瞬間

分厚く重い雲の上に

しっかり太陽が居ることが解って

ちょっと感動してしまった。

グレーの空に光の色が重った。

 

今朝は太陽を追いかけ国道沿いを歩く。

まっすぐな陰が長ーく伸びる。

上田正治氏の写真を思い出す。

セラヴィにある写真集のひとコマのよう

 

そのうちだんだんずれていって

太陽が斜め左上になる

こんどは陰が斜めに伸びる

足の先に出来た防護柵の規則正しい影を飛び越えながら歩く

影は踏んではいけないルールだから。

なんでかそんなルールができる。

昔影踏み鬼ごっこの逆バージョンだ。

白線があれば

その上を歩くマイルールが出来上がる。

飛び石があると石の上しか歩いてはいけないルールが出来る。

 

ベルが鳴った。

くるりと身体を変えて帰り道

影が自分の足から真っ直ぐ伸びて

細長い巨人が目の前にあらわる。

この陰で思い出す。

両親と真ん中に子供の三人の陰

素敵な陰だった。

 

太陽に押される背中が熱い。

太陽って凄なぁー。

 

帰宅

いつものように子供のお弁当作りから現実の一日が動き始める。

 

 

 

 

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