夢酔(水・・1)

『こぼれていいんですよ。
グラスの下にみんなが手を差し伸べてくれるから。』

そんな優しい言葉を大切にしてます。

人は我慢しすぎると
悲しみの水を出すのが怖くなるの。

溜め過ぎた悲しみの水が
ダムの決壊のように凄い勢いで流れ出し
自分まで流されてしまいそうだから。

悲しみの水と一緒に流されて
川になり
気が付けば、海に浮かぶ。

泡になった人魚の魂に誘われて
深い海の底まで
果てしなく続く旅。

もう戻って来られないじゃないかって・・・

『こぼれていいんですよ。
グラスの下にみんなが手を差し伸べてくれるから。』

悲しみの水は出しましょう!!
わたしの手があなたを優しく抱きとめましょう。

だから
たくさんたくさん泣いたその後は
美味しいものをたらふく食べて

ふわふわの毛布で
素敵な夢のお迎え待ちながら
心地よい眠りにつくのです。

そして
たくさんたくさん寝るんです。

明日はきっと元気が戻ってます。

たくさん泣いて
たくさん食べて
たくさん寝て
たくさん笑う

生まれた時から人は皆
そうやって大人になってきたんですから。







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