女戦士のバトルに興奮『ブレイド３』

結局劇場に行かなかった『ブレイド３』をDVDで観た。
おなじみ、吸血鬼と人間のハーフであるブレイドが吸血鬼撲滅のために戦うシリーズ３作目。
１作目はけっこう好きだったけど、２作目は変に恋愛がからんできたりしてちょっとイマイチだった。だから、今作もあまり期待していなかったんだけど、けっこう楽しめた。

３作目になり、エスカレートするウェズリー・スナイプスの俺流かっこつけ道は、もはやギャグの域に。
顔も、頭のタトゥーも、動きも、赤いセーターも笑える。

"Blade:Trinity"と原題にあるように、今回はブレイドの味方をする２人の戦士が登場し、３人で戦う。
ちょっとドジなチャラ男系戦士“ハンニバル・キング”を演じるのは、ライアン・レイノルズ。かっこいい☆と思ったら、こないだ『悪魔の棲む家』で狂っちゃう夫を演じた俳優さん。今作のほうがよりかっこいい。

そしてそして、何より興奮させられるのが、iPodで音楽聞きながらヴァンパイアを倒す女戦士・アビゲイルの戦いっぷり。紫外線を発するアーチや、ハイテクな弓矢を使ってヴァンパイアをばっさばっさとやっつける凛々しさには、主人公ブレイドもかすむ。

対する悪ボスは、吸血鬼の元祖ドレイク。しかし、このキャラ作りが微妙で・・・。元々の姿は、日本のヒーローものの悪役のようにチープテイスト満点。人間の姿に化けたと思ったら、LEONも真っ青なちょいモテファッション（シャツ開襟にネックレスじゃらじゃら重ね付け）で街を闊歩。演じてる俳優はかっこよくても、吸血鬼の親玉には見えないよ。

まだ続きそうな感じではあるけれど、これで一応シリーズ終了なのかな。
いい加減ブレイドのキャラクターに飽きがきたかも。