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岐阜の中2女子自殺

2006年10月31日 13時31分37秒 | ひとりごと
岐阜の中2女子自殺 「シュート失敗、笑われた」(産経新聞) - goo ニュース



「死ぬなーーーーーーーーーーー!!!!」

私は、小さいとき、姫路市に住んでいました。
市立の幼稚園でしたので、小学校の校長先生が園長を兼ねていらっしゃいました。
真っ赤な大きな顔をした、(私が小さかったからか)大柄な校長先生でした。
園児の一人でしかない、私にも話しかけてくださって、
私は、その赤い顔の園長先生が大好きでした。

小学校に進んでも、その校長先生でした。
1年生の夏休み前の1学期の終業式です。

夏休み直前に、当時たしか2年生か3年生だった男児が、
家の近所で、遊んでいて、小屋の上から飛び降りたところ、
運悪く、下に大きな石があって、亡くなりました。

その話を、全校生徒の前で、赤い顔の校長先生が、
もっと赤い顔になって、泣きながら話し、最後にこう言われました。

「死ぬなーー!!」
「死んだらアカン」

「夏休み、何をしてもいい、けど、ええか、死んだらアカン。
2学期の始業式には、全員、私に元気な顔を見せてください。」



夏休み、規則正しい生活をしろとか、お手伝いしろとか、
宿題は早めにしろとか、
そんな話は、一切なかった。

約束はただひとつ。
「死ぬな」
だったんです。


シンプルすぎて、当時の私には、インパクトありすぎなくらいでした。

当時私は一人っ子でしたので、(ま、その後弟が生まれますが・・・)
両親からも、自分はとても大切な存在なんだということは、
有形無形に伝えられていて、
ずっと愛情を感じていましたが、
校長先生という、いうなれば「他人」から、ここまで強い「情」を
感じたのは、私にとって、衝撃だったのでした。


誰かが、本気で、こどもに、「生きているだけでいい」と
言ってあげてほしい。

オトナになったら、もっと世界が広がるんだと、夢をあげてほしい。

他人にイジメられても、自分が死んだら、家族が悲しむからと
つらくても、まず生きることを前提に、解決策を考えるくらい、
「あなたは、大切な存在だ」と伝えてあげてほしい。

それでも・・・自ら命を絶つのだったら・・・
残された親御さんの、「救ってあげられなかった」という思いと後悔は、
いかばかりかと・・・。
きっと一生そればかりを思うことになるんだと、
自分が死ぬことは、それ以上に愛する人を悲しませる、苦しめることだと
いうことも、伝えてあげてほしい・・・。



その校長先生とは、私がその後転校しても、お手紙を書き、
大きくなって、幼稚園の先生になる頃まで、年賀状のやりとりをしていました。
「大きくなられたでしょうね」
と、毎年書かれていました。。。
亡くなられる前に、会いに行けばよかったな・・・。

最近、自分はいろいろな人に助けられて生きてきたんだと、しみじみと
思うことが多くなりました。
そのときは、なにげない日常にまぎれてしまっているんですけど。。。
なので、ちゃんと感謝の気持ちを伝えられていないことに気づいて
後悔することも多くなってきてしまいました・・・。
この、ほろ苦さは、
やっと、本当のオトナになってきたということなのでしょうか・・・。


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