12月12日のNHKクローズアップ現代をみました。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3446.html
ストーカー被害を、予防の観点から考える、という点に
共感が持てました。
「執着心」が強くて、それを手放せない。
今まで、相手(元恋人)は、自分のものだったのに、
離れていくなんて、許せないという思いが
殺意にまで発展していく。。。
昔だったら、そこまで「愛」してくれるなんて、と
感動するケースもあったかもしれないし、
そういうストーリーをテレビ、漫画、小説などで
見聞きしたような記憶もないわけではなく、
番組内でも、
時代的に古い恋愛観を、いまだ持ち続けることも
問題だとされていました。
そういえば、
「アイドルの追っかけ」なんていうのも、
若干ストーカー気味だったりしません?(笑)
人とのかかわりが薄くなりがちな世の中で、
子ども時代から、おとなになるまでに、
現実の人間関係の中で、
うまく人との距離をとる経験や練習ができていない、
『時代』をかんじます。
番組内で、NPO法人が行っている
ストーカー経験者の立ち直りへのトレーニングは、
チョイス・セオリー(選択理論)を使用されていました。
衝動を止める、という使い方は、アンガーマネジメントスキルの一つです。
アンガーマネジメントも、同じ認知行動療法のカテゴリーですので、
似ている使い方がありますね。
ストーカー更生プログラムって言われると、足が向かいませんが、
アンガーマネジメントだと、学びやすいイメージです。
アンガーマネジメントを広く知っていただくことが、
ストーカー予防にも、役立ちそうです。