「感性」のマーケティング 心と行動を読み解き、顧客をつかむPHP研究所このアイテムの詳細を見る |
私が通期で授業を持っている大学は、小さな大学ですが、
ほとんどの学生が、職員や教員に、すれ違うときなどに、
ちゃんと挨拶をします。
教職員は、首にIDカードを下げているから、わかりやすいのかも
しれませんけど(^^)。
学内を歩いていて、
学生から挨拶をして、重い荷物を持っていると
「持ちましょうか?重そうだし」
なんていう言葉をかけてくれる大学は、
いろんな大学に行くけれど、他にはあまり見当たりませんねぇ。
いわゆるブランド大学ではないけれど、いい学校だなぁ~と
思います。
授業のなかで、「漢字一文字で自分を表すとしたら」という問いを
します。
学生たちは、いろいろと考えて、
「楽」・・・楽しいことが好きだ、でも、楽なほうに流されるときもある。
とか、
「雪」・・・真っ白なところが、色々なことを吸収しようとする自分と共通点
があるし、冬は皆を楽しませたりするオモシロイところもあるのに
気まぐれで、冷たくしてしまうこともある。
「容」・・・器の大きい人になりたいし、人や物事を受容できる人でありたい。
などなど、発表を聞いて感心したりします。
学生に問われて、
私は「快」かなぁ~と答えています。
何か意思決定をするときに、心理的に「快」に思えることや
「快」が大きいほうを選択するし
自分も周囲も「快」であることを大切にしたいと思う。
何かをガンバるときも、その後にさらなる「快」があると思うと
ガンバれるし、
価値基準が「快」だと思う。。。
なんて、ここ数年答えていたんだけど、
この本の中に、
「消費者は、心理的な快で行動を起こす」
という節があったんです(笑)。
あら、どこかで聞いたことのある単語だわ・・・(笑)
たとえば、コルセット。昔ヨーロッパで女性に大流行した。
ウエストを締め上げるので、生理的には「不快」なのに
スタイルをよくする、心理的「快」が大きいので大流行した。
という例えでした。
なるほど。
心理的「快」を価値基準にしている私は、
とっても一般的な人だったんですね~(^O^)。
でも、感性を生かしていたところは、先取りなのかしら(^^)。