笑顔でハイヒール♪

働くオンナのハイヒールは、女性の心意気と体重を支えているのだ☆ 
さ~、今日も背筋伸ばしていこ~~~っっ!!

人生交換プログラム ライトレ

2007年11月18日 00時07分50秒 | キャリアのお話
写真は、セコガニ。
ふふふ(^^)、先日カニづくしを食べてきました。
このちっちゃなカニ(といっても、足を伸ばしたら40cmくらいはある)は、
前菜のように最初に出されたカニです。
その後、お刺身、焼きガニ、カニすき、と続いて、もうお腹イッパイになりました♪


さて、今日、関西テレビで放映された「人生交換プログラム ライトレ」。
ライトレって、ライフ・トレードの略みたいです。
いや~~、なかなか色んな見方ができて、面白かったし、考えさせられたし、
感動もしました。

3組の女性たちが、お互いの日常を1週間だけ、交換するというもの。
もちろん、仕事も家も、そのまんま交換します。

大阪のヘアメイク見習いの女の子と、福島の料理旅館の仲居さんの女の子。
南大東島の村役場に勤める女性と、代官山のセレクトショップ店員の女の子。
東京白金でカフェ経営の女性社長と、鹿児島の牧場の娘さん。

それぞれがお互いの職場と家族、住居全てを交換する。

田舎の素朴な仲居さんだった女の子が、大阪でCMや雑誌のヘアメイクをする会社に来て、
あまりにも違う世界に立ちすくむ。
仕事は効率良く、ゆっくりじゃなく速く、笑顔で、と言われても、笑顔なんて出ない。
ヘアメイクアーチストの先生が、この女の子の外見を変えてあげようとお化粧をしてあげる。
女の子が、都会の女の子の顔になると、彼女に笑顔がでる。
彼女は帰りにグロスを買って帰る。
次の日から、彼女は仕事中も笑顔でテキパキと仕事ができるようになる。

逆にヘアメイク見習いだった女の子は、髪の毛を束ねて、仲居さんになる。
お客様にお料理を運んで、お布団を片付けて、というカラダを動かす仕事をしながら、
お客様に出したお料理の説明をするという仕事もあり、なかなか献立が覚えられない。
ようやく最終日に一の重二の重三の重のお料理と皿で出した刺身の説明ができる。

ふたりとも、最後は仕事が楽しかったという。
そして、仕事は笑顔が大事だと、仲居の仕事も笑顔でやっていきたいと言う。
仲居さんになった女の子は、ずっと大変そうでツラそうだったのに、
お客様に「ありがとう」や「またきますね」という声を掛けてもらえるのがうれしかったと言うのだ。
雑誌の撮影やCM撮影の仕事は、精一杯やっても「お疲れ様」で終わるという。
お客様にすぐに感謝の言葉がもらえるのは、うれしかったと。
そして、仲居さんだった女の子にメイクをした、メイクアーチストの先生は、
「この仕事の一番大事なところを(彼女に)思い出させてもらった」と別れの涙を流す。
(偶然、このヘアメイクの先生のブログを見つけた。
http://bbclub.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_0ab4.htmlhttp://bbclub.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/onair_a777.html
いい人なのよ、この先生。。。)


南大東島の村役場の女性は、東京でもオシャレで有名な代官山のセレクトショップ店員になる。
まずは、女性社長に美容院に連れて行かれて、こちらも見かけから入る。
メイク、ネイル、ヘアスタイル、そしてショップの洋服を着る。
見かけは、なんとかショップ店員になるけど、接客ができずに若い女性店長に
何度も注意を受ける。
1週間で1着は売りたいと思って頑張るけど、声を掛けるタイミングや
お客様に合わせた会話が難しい。
売ろうと思いすぎて、「この商品は70%OFFです」と言って、
店長に「(売りたい)数字が見える店員から、客は買わない」とまた注意を受ける。
(このハタチそこそこの女性店長は、なかなかいいことを言う。しかも、最終日
最後の一押しができない彼女の接客に、さりげなく一言フォローを入れてあげたりする。)
彼女は、オシャレなお店の洋服は、何もしなくても勝手に売れるもんだと甘く見ていたという。
逆に、そのオシャレの最先端代官山のショップで働き、
そしてオシャレなマンションに一人暮らししていた生活から、
さとうきび畑しかないような島にやってきたショップ店員だったクールな女性は、
交換した家にいる、口数の少ない、何もしないお父さんに食事を毎日3食作って、
役場で働くという生活になる。
島の人がみんな知り合いというくらいの小さな島で、役場の地味な仕事をする。
役場から放送したり、お祭りの手伝いをしたり、そして、無口なお父さんと打ち解けていく。
彼女も島に溶け込み、帰るときには空港に役場の皆や、お父さんが見送りにきていて
泣ける~。
(これも南大東島での様子を書いているブログ発見。
http://ameblo.jp/tsunehisa-okiyama/entry-10051391995.html#c10072123408 )

最後の、牧場のお嬢さんは、普段は牛と家族とくらいしか話をしないので、
女性社長のカフェでお客さんとの話もままならず、異業種交流会や、店に出す
ワインのセレクト、知り合いのお店のインテリアの打合せなど、
決断したり、人前で話したり、人脈を築いたりということにとまどう。
高層マンションの夜景のきれいな素敵なマンションだが、寝るのが深夜になるので、
女性社長の体調を案じる。
一方、女性社長はお父さん、お母さん、弟という交換した家族とも、
すぐに打ち解けて、一緒に過ごす。
早朝から牛の世話や、果物の木の剪定や世話に元気に取り組むが、
体力的に限界になってくる。
彼女は、自然の中で暮らすこと、そして家族との時間の大切さと知る。


人は、一度きりの人生しかないけれど、もしも、別の人生を歩めるとしたら・・・。
なんていう想像は、みんなしたことがあると思うけど、実際に交換してみると
それぞれにいいところも、苦労するところもあるんだなぁ~ということが
描かれている。
でも、別の人生でも、こんないいこともあるんだということが多くて、
失敗してもやりなおせるんだな~~って、勇気ももらえる内容だった。

それと、これは就職前の学生や高校生、もっと下の学年の人にも見て欲しい。

見た目が華やかな世界の、見えない部分での地道な努力。
見た目は素朴だけど、得るものは大きいあったかい環境。
職場の人的環境の大切さや、向き不向きなどが、すごくわかりやすい。
牧場のお嬢さんは、見た目はとても美人だけど、他人と接するよりも
牛や果樹の世話をしているほうが、性にあっているのよね。
性に合っている仕事をすることの幸福感も、ライトレのその後というところで
見せてくれている。

学生の中には、カタカナの職業に憧れて、○○プロデューサーになりたい、なんて
もう3年生の冬になってから、言い出し、その職業にはどうしたらなれるのかも
知らなかったりするコが、中にはいたりする。
でも、その学生は、どう見ても他人と話すことは得意でも好きでもなさそうだし、
学生時代で一番楽しいのは、家庭菜園で大根や白菜などの野菜を作ること、
なんていう驚きの趣味特技を持っていたりする。
なのに、なんで○○プロデューサー???
そう、カッコイイ・カッコワルイが基準になっていたりするのよね。

自分の仕事を、カッコイイと思えることは大事なことだとも思う。
この番組を見たら、6人ともの仕事全部カッコイイと思えるのよ。
こんな仕事、いいなぁ~~~~って。
しかも、交換して、仕事を覚えようとし、環境に慣れようとしているのを
つぶさに見ながら、自分に置き換えて考えさせられていることに気づく。
自分だったら、って。
仕事の特性と、人の特性のマッチングというのも、感じられる。
しかも、本人はモチロン必死にガンバってんだけど、周りの人たち、
家族や職場の人たちが、見えてる部分、見えない部分で、多分本人が思っている以上に
フォローしているところも、今回視聴者は、第3者の目で見ることができたのよね。
一人でガンバってるんじゃないんだなぁ~、みんなが支えてくれてるんだなぁって気づく。

だから、就職に悩んでるコたちが、見てくれてるといいな~と思う。


それにしても、最近、涙腺が弱いわ~~。
3組ともに泣かされた。
いい番組作るわ~、関西テレビ。
全国放送じゃないのが、もったいないね。


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熱湯経営 「大組織病」に勝つ

2007年11月10日 00時21分22秒 | 本のお話
熱湯経営―「大組織病」に勝つ (文春新書 586)
樋口 武男
文藝春秋

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大和ハウス工業株式会社の現会長&CEOの著書。

CMの「なんで大和ハウスなんだ??」の答えが書いてある。


野武士集団と言われた大和ハウスの魂を感じる。
感動した。
途中でやめられなくなって、最後までイッキ読みしてしまった。
創業者の石橋信夫氏との、師弟関係というか、つながりや会話に
何度か泣かされた。

このテの本を読むと、フツーは、「エネルギーをもらった」り、
「元気が出た」り、する程度なんだけど、
この本には、泣かされたなぁ~~。

大和ハウスの社員は、全員この本を読んでいるのだろうか。
創業者の石橋氏の言葉のように、
同じものを与えられても「気づくやつもおれば、気づかんやつもおる」
だろうけど、
大和ハウス3万人の社員が全員この本を読んだら、
この会社は、とてつもなく強い集団になる。
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