笑顔でハイヒール♪

働くオンナのハイヒールは、女性の心意気と体重を支えているのだ☆ 
さ~、今日も背筋伸ばしていこ~~~っっ!!

女性がダメ出しする瞬間

2006年11月28日 22時49分31秒 | キャリアのお話
今日は、ちがう話題で書こうと思っていたのに、
面白いニュースを偶然見つけてしまって(笑)、

LIVEDOORニュースの、経済ニュースでしかも、企業というカテゴリー。


「女性がダメ出しするのは、こんな瞬間だ」


--------以下、記事のコピー---------------

男性に嫌悪感を抱くのはこんな瞬間!!――、「飲食店などで店員に偉そうにする」「割り勘で10円台まできっちり請求してくる 」「蛾やゴキブリが出現したときに大騒ぎする」。クロスネットワークスが実施したアンケートでこんな結果が出た。こうした男性が嫌われるのはどうしてなのか。エッセイストでモテ評論家、酒井冬雪さんに分析、解説してもらった。

ランキングサイトを運営するクロスネットワークスが女性限定SNSサイト「キレイナビ」の協力を得て、1,000人にアンケート調査をし、「女性が男性に嫌悪感を抱くのはこんな瞬間!『女性から見た男性のダメ姿ランキング』」を2006年11月8日に発表した。それによるとトップ10は、

1位  飲食店などで、店員に偉そうにする(態度がでかい)
2位  割り勘で10円台まできっちり請求してくる
3位  蛾やゴキブリが出現したときに大騒ぎする
4位  食後に爪楊枝で思いっきり歯の掃除をする
5位  オフィスの机の上がフィギュアだらけ
6位  下着代わりの柄モノTシャツが、ワイシャツの下から透けている
7位  車の駐車が下手
8位  職場ではスーツ姿が決まっているのに、私服がイマイチ
9位  電車の中で携帯ゲームに夢中になっている
10位  おしぼりで顔を拭く
女の人はいつも周囲の目を気にしている
「結婚に至る恋愛、至らない恋愛」、「理系のための恋愛論」などの著書があるモテ評論家の酒井冬雪さん。モテる男は「女にガツンとさわる」と書いて、ネット上で話題になった。その酒井さんがJ-CASTニュースの取材に答え、このアンケートから読み取れるポイントをこう指摘する。(1)公共の場をどう意識するかについて、男女に違いがある(2)女性は男性に対し、恋人になったら、結婚したら、という視点で判断する――ことだという。

「女の人は知らない人のいる場所でも、いつも周囲の目を気にしています。デートしている時でもそうで、男性は『彼女とオレの空間』と思いがちですが、女の人の多くは『私とアナタの空間じゃなくて、公共の場よ!』と考えているんです。だから店で偉そうにしたり、爪楊枝を思いっきり使ったり、電車でゲームに夢中になっているのを見てアレ!?と感じてしまう。女性はそうした男性の姿をすごく見ているんです」
「オフィスの机の上がフィギュアだらけ」も「彼氏でもない男性のフィギュアが、こっちに落ちてくるのは迷惑」と思う女性が多く、これも「会社という公共性を意識していない」ということになる。

虫を怖がるのは女の人の役割?
店で偉そうにする事については、「ゴミのポイ捨て」「旅の恥はカキ捨て」を連想させ、モラルの問題とともに、このまま付き合えば女性が「私も・・・」の不安も感じてくるのだという。10円台まで割り勘もこれと似ていて「10円台の割り勘は女の人同士ならよくある話ですが、それが男性となると、将来結婚した時、たとえば家庭での食事で『味噌汁を1杯分多く作りやがって!』とか、『オマエのその服の値段、高くないか!?』などと干渉される怖さを連想してしまうのです」

男らしさや大人であることも、女性の好き嫌いにかなり影響してくるという。ゴキブリを怖がったり、運転が下手だったり、ファッションが変だったりがそれだ。

「虫を怖がるのは女の人の役割で、男性が先に悲鳴をあげたら『そうじゃないでしょ?!私に怖がらせてよ』『まさか、私に虫の処理をさせるつもり?』と嫌な気持ちになってしまいます。車の運転が下手、地図が読めないなどの空間認知能力が低いと、女の人は男性を『男らしくない』と感じてしまうんです」
公共の場で大人として振る舞い、男らしい男性を目指す。これが、女性に嫌われず、モテになるポイントらしい。



2006年11月26日12時28分

---------以上、記事のコピー-----------------


この話題で、逆に
「男性が女性にダメ出しする瞬間」を見てみたいわ~~。


たしかに、この1位から10位まで、「わかる、わかる」と
思うなぁ。


「公共の場で大人として振る舞い、男らしい男性を目指す。これが、女性に嫌われず、モテになるポイントらしい。」

将来、結婚したときにと、未来に反映させて予測する・・・

これって、就職試験でのポイントでもあるんだなぁ。


女性は、小さいときから、親などに「女の子らしさ」をしつけられたり
他人にどう見られるか、を意識してお化粧をし、服装を整える
という自己アピールを、半ば本能的にしていたりする傾向があるけど、

男性は、「男は見かけより中身」とばかりに、
勉強に力を入れさせられたりしてる?(笑)せいか、
(というより、男の子に対して、どうも母親はしつけが甘いんじゃないかしらん)
自分の行動に対して、あまり、他人からの目を自覚していない人が多い
傾向があるように思えます。


就職活動をする時期になって、ようやく
面接では、
セルフイメージと、他人(トクに面接官)がとらえるイメージを
ニアリーイコール(≒)、または≦にするような
言行一致でアピールするようにと
アドバイスをしても、
女子学生は、すぐに理解しているのに、男子学生は飲み込めていない顔を
していることがよくある。

例えば、「私はリーダーシップがあり・・・」
(立派な社会人の前で、リーダーシップがあると豪語すること自体、
いかがなレベルだと思うが、それはさておいて・・・)
と言葉でアピールしたのに、
グループディスカッションをさせると
他のメンバーを牽引するわけでも、
意見を率先してまとめるわけでもない・・・
なんていうことが、見かけられるのです。

面接官は、君が入社したら、こういう行動をとるだろうという
可能性を見ているんですよ~~。

「結婚したら、オレは君を一生守る」
なんて言ったくせに、ネコが目の前を急に横切ったら
自分だけ飛びのくような、彼氏、
結婚しても、私を守ってはくれないわね、
と彼女に予測されてフラレてしまうんだよ~。

と言うと、ようやく、納得した顔になる(^◇^)。



でも、男性も同じじゃないのかなぁ。

高校の同級生同士が結婚したとき、
彼に、結婚の決め手は何だったの?と尋ねたことがある・・・。

彼は、
「彼女なら、ボクの友人たちとも上手に付き合ってくれそうだし、
(同居予定の)母ともうまくやってくれそうだと思ったから」

なんて、言ってた。


たしかに、彼女は“いい彼女”“いいヨメ”をアピールしていた。。。
でもねぇ~、
今は、「母」と決裂して別居。。。


小さいときから、「らしく」見えるように訓練されている
女性の鍛えられた自己アピールをナメちゃ~いかん。。。



はぁ~~。
私も、もうちょっとソコんとこを早くから訓練しとけばなぁ~~。







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崖っぷち犬 

2006年11月26日 01時18分11秒 | Weblog
少し前、22日のニュースですが、
崖っぷちのがけ崩れ防止の枠のとことで
降りることも上ることもできずにいた犬を
地元徳島の消防署が救助するという
とってもほっとするニュースがありましたね。

ひさびさに、なんだかホッとする話題で、
何度見ても、ちょっとほっこりするニュースでした。

あの、ワンコ、今は動物愛護センターで、
人間に慣れる訓練と、しつけを受けているとか。

そして、この犬を飼いたいという希望者が殺到していて
来年1月頃には、引き取られるということらしいです。

崖の上から、多分落ちたのでしょうけど、
助かって、しかも飼い主希望者殺到のラッキー犬。
(ん~~、本人、いえ本犬がラッキーと思っているかどうかは別として・・・)

表情もとても優しい犬でしたね、
日本人がホッとする、なんだか懐かしい顔をしたワンコでした。
まだ6ヶ月くらいのメスの雑種だそうです。。。

「落ちない」ラッキー犬ということで、
受験生にもいいんじゃないか、なんていってた
ワイドショーの司会者もいましたが(笑)、
とにかく助かってよかった(^^)。

いい人に、引き取られて、いい犬生を生きてほしいです。



さぁ~、私もいま、崖っぷち?!です(笑)。
(そこつながりかよっっ(^O^))

私の場合は、命までかかってないんだけど
来週の仕事の資料がまだできてませ~~~~ん。

気持ちは焦ってるんだけど、
はやく取り掛かればいいのに、どうも違うことばかり
してしまって、しなければいけないことから
逃げてます(^_^;)。
どうも、こういうクセがあるんですよね。
学生のときなんかは、テスト前になると、
掃除したり、アルバムの整理なんか始めたり(笑)。


小さいとき、魔法使いになりたかったことなんか
思い出してしまいました。

「ちちんぷいぷい♪」

やっぱり、魔法使いになればよかったなぁ~~~~。


なんて言ってる場合かっっ!!
そんなこと言ってないで、早くやりなさいって?!

はぁ~い、ガンバりまぁ~~~す(^o^)/
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メンタルヘルス

2006年11月21日 02時13分04秒 | ハイヒールなお話
ツレがうつになりまして。

幻冬舎

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最近、メンタルヘルスに関する本が増えてきたのでしょうか、
本屋さんの平積みのところにも、「うつ」関連の本がたくさん
並んでいました。

この本は、実際に夫が突然「死にたい」と言い出して
あわてて、病院に行かせたら、うつ病だった・・・そして
現在よくなりつつあるという実話をマンガにしてあるもので、
とても読みやすく、とても正直に妻の気持ちも描いてあるので
いま、とても人気で話題だそうです。

たしかに、うつに対して、あまり生々しい理解がなかった私も
「そうなんだ~・・・」と少しは、理解が深まったような気がします。



06.11.20号のAERAも「鬱という人材」という特集を組んでいて
思わず買ってしまいました。
現在、74%の企業で1ヶ月以上の休業者がいるという調査結果がありました。



メンタルヘルスは、もうとても身近なことなんだと、
メンタルヘルスについての研修を受けに行くことにしました。
(ワリと実行に移すのは、早いほうで(^^ゞ)

会社勤めの方なら、社費で行けるのでしょうが、
私はフリーランスの身の上・・・。
どんな勉強も自費(^o^)/ 
何かで、「収入の10%は、自分磨きに使うといい」というようなことも
読んだような気もするし・・・。


その研修を受けて、最近教育の現場では、話題になっていた
アスペルガー障害のお話がありました。

たしかに聞いたことはあるけど、今までこれもあまり深く勉強したことが
なかったんです。

今回、ちょっと話題に出たので、インターネットなどで、調べてみますと
意外と、これもとっても身近なことでした。


「アスペルガーの人は高い知能と社交能力の低さを併せ持つと考える人もいる。」
by ウィキペディア



いま、小学校には6%の「ユニークな個性を持った子ども」がいると
言われているそうです。
アスペルガー障害は、自閉症系の障害ですが、
知能障害や言語障害が少ないのが特徴。

子どもの頃は、例えば電車の種類をとても速く覚えたりというような
ことがあったりするそうで
知能障害がないので、大学への進学者ももちろん多くいらっしゃって、
ご自身の興味のある分野でのスペシャリストが多いそうです。


大学にも5%ほどいる・・・ということは、会社にも100人に何人かは
アスペルガー障害の方がいる可能性が高いということで、
ちゃんと社員の個性をよくみて、適材適所を配慮することに
もっと心配りをする必要があるということですよね。


アスペルガー障害は、コミュニケーションのニュアンスの部分が理解できずに
人間関係や、相互のコミュニケーションに支障をきたすのが
特徴のようです。


言語や言葉の理解はできるので、
書いたものでのやり取りや、きちんとした約束などは理解できるのですが

言葉を言葉どおりに受け取るので、
“言わなくても雰囲気で感じ取る”ことや、
“ひねりのあるジョーク”
などが理解できなかったり、

関西弁の親しみを込めた『アホやなぁ~』に、激怒したり、
というようなことがあるようです。


エンジニアや、経理の仕事などは、問題なくできていたのに
異動になって、生産管理部門などで、部署間の交渉ごとなどを
する仕事になると、工場・営業双方から、コミュニケーションが
うまくいかない、などのクレームがついたりするような実例があるようです。


こども時代には、自閉症のような傾向が見られるのですが、
大人になるにしたがって、知能は低くないので、人間関係を学習していくため
一見、周囲が障害があることに気がつかない
(本人も知らないケースもあるそう)
ことも多く、
会社側が、本人にとってもつらい仕事を知らず知らずのうちに強制して
「仕事に早く慣れるように」とか、「石の上にも3年」などと「根性論」で
ストレスをかけている可能性もあるので、
まずはそういう障害が存在することを、
周囲が理解することが大切なような気がします。



“うつ”について、理解を深めようと思って勉強しようと思ったのに、
“アスペルガー障害”にほうに、話が移ってしまったようなのですが、

きっかけは、

職場の定期的な異動で、前職の経理から、
部署間の調整をする仕事についた方が、
コミュニケーションがうまくいかないことが、ストレスとなり
精神科を受診したところ、アスペルガー障害が見つかった。
という実例の話を聞いたことにはじまります。



メンタルヘルスの問題は、単純なものではないようです。


あくまで、薄紅のMy考えですが、


これはもう会社内の上司だけ、また人事課だけでは
対処できないところがありそうです。
臨床心理士や、精神科医そして、キャリアカウンセラーなどの
連携が必要じゃないかと思いました。

上司や人事課の方に相談できない(したくない)
ことや、組織や仕事に関することは、
専門家であるキャリアカウンセラーに、相談する。
(カウンセラーが、職場への助言をするエンパワーメントをつける必要もあるでしょう)
心理的なフォローは、臨床心理士などに、
(キャリアのフォローと心理的フォローは焦点をあてる角度が異なりますし、
 問題解決方法も異なります)
そして、物理的に投薬で軽減できるような症状には、精神科医が
と、それぞれの専門を生かしたチームプレイができるような
相談室を、企業は早急に作っていく必要があるかもしれません。。。



74%の企業にいる1ヶ月以上の休業者・・・この方たちは、能力を
活かせるところで活躍していただくと、とても優秀なスペシャリストである
可能性が高いわけです。

個性ある人材を適材適所で、活かすことは、
相談室を設置するのにかかるコスト以上に、
コストダウンになるのではないでしょうか。










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二十一世紀に生きる君たちへ

2006年11月12日 01時32分27秒 | 本のお話
二十一世紀に生きる君たちへ

世界文化社

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今週は、4つの大学を日替わりで、飛び回って授業をして、
1つのとある企業に、研修のご提案をして、
その合間に、自分が研修を受けて勉強して、
また、その合間に、2回お食事会がありました。

今週(月)~(金)の総移動時間、約16.5時間・・・。
ん~~、これを見ると、都会に引っ越したほうがいいのか。。。
と考えてしまうなぁ~・・・。

時間との勝負に挑んだような(笑)、
自分の体力と集中力に、助けられたような(笑)、
一週間でした。


そんな一週間ガンバった自分に、週末は完全OFFをプレゼント。

18時から24時までの生放送で、たけしの教育白書 
という番組をしていました。

薄紅は自分の家にいるときには、テレビはつけっぱなしです。
常に観ているわけじゃなくて、
仕事してても、食事をしてても、興味のある話題が聞こえてきたら
テレビの前に行くというようなカンジです。
いいように言えば、情報が自分の周りに常にある状態にしてある・・・
良いように言い過ぎです(笑)。


その、たけしの教育白書 という番組の中で、
故司馬遼太郎が、小学生の教科書に向けて書き下ろした
「二十一世紀に生きる君たちへ」という文章の紹介をしていました。

残念なことに、文章を載せた教科書は、どこの小学校にも
採用されなくて、日の目を見なかったそうですが、
ある小学校の女性の先生が、教科書を選んでいるときに読んだ
この文章に感動し、教科書は採用されなかったんだけど、
学校とPTAに承諾を得て、18時間かけて、この文章をこどもたちに
教えます。

その先生が定年退職なさるまで数年続けられたそうです。

この先生の教え子たちは、いま二十代中頃になっているのですが
放送で紹介されたのは、介護福祉士、自動車部品工、小学校教諭になっている
人たちでした。

いまでも、その文書を覚えていて、
「自分に厳しく、他人にやさしく」を心がけている、とおっしゃっていました。


私が、その番組の中で、印象にのこった
司馬遼太郎氏の文章の一節は、次のところです。
(原文どおりではないかもしれません、私の個人的記憶です)

「やさしさは、本能ではありません。
だから、やさしさを訓練する必要があります。

誰かが転んだところを見たとしたら、
『ああ、痛かったろうな』と、想像するのです。
他人の気持ちを想像するところから、
訓練をしていくのです」

もっと、いい文章だったと思いますが、
印象だけが残って、そのままの文章が書けないです。。。

ほかにも、
人間は、一人で生きていけるようには創られていません。
だから、助け合いをしなけばなりません。
助け合いとは、いたわり、思いやり、のことです。

あ~、原文どおりじゃないですが、
たくさんの方に、原文を読んでほしいと思います。


やさしさって、本能じゃないから訓練しないといけない、なんて、
「その通り!!」って思うのに、
そんな風に誰も言ってなかったような気がします。

ヒトの感情を想像する、というところは、
私が大学の授業でしていることに通じているので、
少しうれしく思いました。


司馬遼太郎氏は、
この文章を読んで、子どもたちに伝える人が「変電」
(わかりやすく噛み砕いて伝えると言う意味)してほしい
と、前述の小学校の先生にあてた手紙の中に書いておられました。

「やさしさは本能じゃないから、訓練して身につけなければならない」


私も、いい変電所になりたいと思います。








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「泣きながら生きて」フジテレビ

2006年11月04日 01時56分34秒 | Weblog
今日、なにげなくテレビを見てたら、
フジテレビのドキュメンタリー?で、
泣きながら生きて
http://www.fujitv.co.jp/fujitv/news/pub_2006/06-341.html
という番組をしていました。

私は、感動やさんで、「はじめてのおつかい」を見ても
はじめから終わりまで、泣きっぱなしの人なので、
題を見た途端、ヤバイとは思いましたが、


予想通り・・・

いや~~、泣きました。


「文化大革命」の政策「下放」のために、青春時代に勉強ができず、
35歳になって、
日本で勉強したいという思いを叶えるため、親戚・知人から借金を重ねて、
やっとの思いで、日本語学校の入学金を用意して、来日したのに、
留学生の生活費を得る働く場を用意していなかった、
北海道のローカル役場の認識不足と、自分勝手な過疎対策が原因で、
北海道でも山奥の山野にある学校では、
生活費をアルバイトなどで稼ぐところが無いため、
勉強を続けることができなくなって、学校を脱け、
生きていくために働かざるを得なくなり、東京へ。
日本は、そんな彼にビザを発行しなかったため、不法滞在者として、15年間、
日本での進学の夢も、再出発の夢もあきらめ、
捕まったら、すぐ強制送還という危険を冒しながらも
来日のための、多額の借金の返済と、
中国に残してきた家族、娘のために
本当に死ぬ気で働く姿と、家族との絆、
10年以上にわたる実話の映像・・・

(なのに、彼は、北海道の山奥にある、
今はもう閉校しているその学校に、帰国する直前に、訪れるんです。
ここが日本の生活のスタートだった、第二の故郷「ふるさと」だ、と言って。
懐かしそうに校舎を見て、自分たちを受け入れてくれた町と学校に
申し訳ないことをしたと、廃墟となっている学校に、
3度頭を下げてお辞儀をします・・・)



どんなに運命に翻弄されても、
決して恨まず、決して愚痴らず、
命を懸けて、親として、人としての使命を
まっとうしようとする。。。

理不尽でも、不運でも、
自分に関わりのあった全ての人や、物事に感謝する・・・。

15年間、日本で清掃の仕事などをして、
娘がニューヨークの大学を卒業するのを機に、帰国するときにも
日本との別れに、飛行機から日本に涙して手を合わせる。。。

娘とは8年、奥さんとは13年も会えずに、ひたすら自分は貧しい生活を
続けて、お金を送り続け、
でも、奥さんは、そのお金には一切手をつけずに、娘の進学のために貯金し
自分と娘の生活は、自分が縫製工場で働いて得たお金でやりくりしていて
こちらも、娘には食べさせても、奥さんは食べなかったりするような、
そんな、娘のための生活をしていました。
娘は、その思いをちゃんと受け止めて、ニューヨークの一流大学に進学し、
夢だった医者になる。
そして、今度は、親の恩に報いると言う。。。



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今でも、まず日本の日本語学校に行ってから大学に来ている学生も多いです。
中国の大学で日本語などを専攻して、日本の大学にもう一度入る学生など、
色々なコースがあります。
ただ、日本語が理解できないと、大学の授業についていけないので、
日本語ができることは、彼らにとって、大きな要素となります。

中国からの留学生は、今の少子化時代の日本の大学(トクに私学)にとって、
大きな助けになっています。
中には、裕福な家庭のコもいますが、
彼らの大半は、金銭的に余裕はなく、大学に来ていてもアルバイトなどで
生活費を稼ぐために働かないと食べていけないし、
奨学金や、成績優秀者に出るような大学の特待制度を
獲得するために、勉強も非常に熱心です。
彼等のハングリー精神に、日本の学生も、いい影響を受けてくれるといいなと
思いますが・・・。
-----------------------------



涙、涙で見ていましたが、
救われたのは、
お互いに絆を、理解しあえている家族が、上海・東京・ニューヨークと
バラバラに離れていても、しっかりと愛しあっていることと、
お互いの思いをちゃんと受け止めて、答え合っていること。
そして、
日本という国が、
不法滞在とはいえ、家族3人がなんとか生きていけるだけの
少なくても収入が得られる仕事を、彼に提供できたことでした。
必死に生きるために働く彼の仕事の場を奪うような、そんなことがなくて
本当にほっとしました。


借金を返すためには、中国では仕事が得られないので、
丁さんは、家族のためにも、日本で失業することがないように
必死で、独学で色々な資格まで取っていました。

こんな人が、自国中国の「下放」政策に翻弄されずに、勉強ができていたら、
また、ちゃんと日本語学校から日本の大学に行くことができて
就労ビザを取って、堂々と働けていたら、
どんなにか、今以上の収入を得られ、キツイ肉体労働だけでなく
希望通りの仕事をすることも、自分の夢を叶えることができただろうと
思うくらいでした。



でも、彼は言うんですよ

「人生は、そんなに捨てたもんじゃない」




なにか、忘れていた大事なものを、思い出させてくれたような、
そんな気がしました。





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