姫路駅前が、きれいになっています。
世界遺産の姫路城が、リフレッシュしたのに
合わせたように、JR姫路駅あたり、
そして。姫路城前の整備もなされました。
JR姫路駅から、姫路城までの、
約1km、幅50m。
ストーンと通ったこの道路。
通称『50メートル道路』といいます。
昭和27年に、当時の石見市長が
闇市のど真ん中を、 命がけで通した道路。
世界遺産になった平成5年までは、
とくに、国有地だったお城の回り辺りは
バラックの名残が色濃く残っていたし、
現在でも、駅前辺り、駅から北に延びる細い路地、
駅西のあたり、そこここにお店がひしめくところに
戦後からの様子が読み取れます。
老人に話をきくと、戦後は闇市から力の強いものが広く店を出しのだとか。
そういう、いわゆるゴロつきたちの生活の場を
ダダ広い道路を通すために、立ち退きを迫り
石見市長の自宅に暴徒が押し掛けたことも
あったようです。
でも、その英断と、実行力のおかげで
このように、姫路駅から姫路城までが
ストーーーンと、眺められる
今の風景があるのです。
政治家の仕事は、後世の風景を思い描き、作り上げること、
なのかもしれません。