茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

足袋

2009年10月08日 | Weblog
寒くなってきました
板の間や畳の冷たさが辛いお年頃
冬になると皆さん
お着物の足元にはいろいろ工夫されているようです
ストッキングはいちゃう派
七分丈スパッツはいちゃう派
足先ホッカイロ入れちゃう派

私はお水屋では
大きな毛糸の靴下を足袋の上からすっぽり履いていました
でも別珍の足袋があるというではありませんか
紫とか濃い色ですが
今年はちょっと試してみたいと思います
正装では白足袋がお約束ですから
お茶会の時は白がよいでしょうが
お稽古の時は
足袋の柄を楽しむのも良いと思います

もともと「たび」は白ではありませんでした
「たび」の語源は単皮(たんび)
オリジナルの素材は皮だったのです
奈良時代より前に中国から伝わってきたもので
木靴に履く靴下のような履き物がありました
これが日本で独自に発展して
足袋になったといわれています
木綿の足袋は江戸時代になってからです

画像は「フランス履き物美術館」にある足袋(?)
親指と他の4本が分かれている履き物の機能性は
欧米で高く評価されているそうで
いろいろおしゃれな工夫が始まったいるようです
大工さんの地下足袋もお祭りの足袋も進化してます
スニーカーで先が割れているのもあります

足先の割れた靴下(たびっくす?)も
出てきた頃は抵抗がありましたが
最近はかわいい柄物も増えて
割と日常的になって来ましたね
たびっくつもそのうちメジャーになるかしら?