茶の葉の声に耳を澄まして    Tea-literacy

数千年にわたる茶と人とのかかわりに思いを馳せ、今、目の前にある茶の声に耳を傾ける
お茶にできること、お茶の可能性とは

熱意

2009年10月18日 | Weblog
今日の東京大茶会は
暑すぎます~という好天に恵まれ・・・
ご来場の皆様ありがとうございました
我が中国茶ブースの対面がメインステージで
あちらはマイク使用
こちらは声はりあげ
平野啓子さんや赤坂の芸者さんと張り合いました

そんな中
どうしてもステージに意識がとられてしまうことがありました
外人さん達による茶道の紹介コーナーでした
お着物の女性は
英語と日本語の一人同時通訳状態で
茶道の魅力を語っていました
息もつかぬようなものすごい早口で
1時間?

彼女にとっての日本文化
茶道を学んではじめて気が付いた日本文化
着物を着て正座をしてみてやっとわかった日本文化
社中に属しおばさん達と触れ合いながら感じ取った日本文化

和室とか花とか道具とかいった
茶道の芸術性を讃美する外人さんはたくさんいますが
今、彼女を機関銃のように語らせているものは
たぶん
「天心の伝えたかった東洋の考え」への気づき
そんな感じを受けました

聴衆から
茶道は禅ですかという質問がありました
そういう面もあります
と言うようなお返事をしていたように思います

かたや中国茶ブースも燃えていました
中国茶の魅力を伝えたくて伝えたくて
皆さん本当にお茶がお好きなんだなあと
感じる場面がいっぱいでした

求めることと伝えることは
セットかな
茶は禅かな
茶の湯は求道の場かな
数寄者は何者かな
鳳凰単叢の「蜜蘭香」に酔いながら
そんなことを考えました