お菓子教室Cakes&Tea(ケーキ&ティー) わかこのお菓子な生活


福島県会津若松市にある洋菓子、パン、和菓子の教室です。

甘夏ピール

2007-06-06 | 手作りライフ

Photo_48    今日、午前中の教室が終わった後から、甘夏ピールを作りました。正確に言うと甘夏ではないのですが正確な名前がわかりません。

 去年までは、生活クラブの共同購入で減農薬の甘夏を1ケース買って、甘夏ピールの為に中身を食べて、皮だけピールにしていました。

 今年は、神奈川の親戚の庭に消毒など一切していない柑橘があると聞いてたくさん送ってもらいました。食べるととてもすっぱいのですが皮は甘夏とほとんどかわりません。

 もしかすると、すっぱいから消毒がいらないのかな…とも思いました。

 いづれにしても、輸入のオレンジではワックスやポストハーベスト農薬でいっぱいなので皮を使う気にはなれません。できるだけ安心なものを作りたいので安全なものでいつもピールを作っています。

 一度にたくさん煮て、教室で作るパウンドケーキやパンに入れる漬け込みドライフルーツの材料として使っています。ドライフルーツはたくさん漬けた方が美味しくなるので毎年好評で教室で使う分の他にもたくさん漬けています。

 ピールは、一度にたくさん煮るのですが、一度に皮をたくさんむくわけではありません。中身を食べたら皮はそのつど冷凍してためておきます。実際は冬の間に食べた分の皮を今日、解凍して煮たのです。

 皮は結構かさばるので、冷凍庫がぎゅうぎゅうだったのを見て煮ることにしたのです。

 皮の白い部分は全てナイフで剥ぎ取るのですが、解凍したものは繊維がもろくなり、生よりも比較的簡単に取りのぞく事ができます。私は、それを細かくカットしてから一度茹でこぼし、砂糖を入れて煮ています。

 砂糖の量は毎回適当です。少しずつ砂糖がしみこむように砂糖を入れて煮込んでは冷まし、また砂糖を入れて煮込んでは冷ましの繰り返しで3日くらいかけて煮ていきます。

 水分もなくなってピールが透き通り、煮詰まってねっとり甘くなり、冷めた時にちょっと固くなるくらい出来上がりです。

 少量煮込んでいた時は、更に混ぜながら煮込んで、さらさらのピールにしていましたが量が多い時は無理なのでねっとりピールです。でも、漬け込みドライフルーツに混ぜると問題なく少量でもグッと味が引き立ちます。

  写真は1回目の砂糖を入れた段階なのでまだ砂糖のしみ込まないさらさらの未完成状態です。 

 今はまだ漬け込みドライフルーツがたくさんあるので、今回作ったピールはタッパーに入れ、次のドライフルーツを漬けるまでまた冷凍庫に入れておきます。毎回一度に13kgのレーズンを刻むのでドライフルーツ作りはもっともっと大変。しばらくドライフルーツ作りはお休みです。