Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

隠れ家

2010年06月22日 | 手作り
毎日の蒸し暑さでバテ気味の身体にムチ打って
今日も娘の病院へ行って来ました。
待合室でただ待つだけの兄弟も、さすがに毎日のことだと
持て余して可哀相な気がしてきます。

そこで・・・

途中で見つけた駄菓子屋さんへ。
そこは昔懐かしい佇まいの、お店の奥がテレビのあるお部屋。
戸を開くと、奥からおばあちゃんが
『いらっしゃい。』
って、顔を出してくる・・・部屋のテレビが水戸黄門がついてるような所でした。

そういえば、駄菓子屋さんに子供を連れて行ったのは初めてかもしれません。
今では駄菓子の類はスーパー、コンビニのお菓子コーナーに僅かながら
陳列されている程度。
やっぱり駄菓子は、こういうお店にあってこその駄菓子です。

よっちゃんイカ、のしイカ、フェリックスガムに餅あめ、水に溶いて飲むコーラの類。

子供の頃、添加物いっぱいの怪しげな色に惑わされ、くどいほどの甘さに
一種の後ろめたさを感じながらも、胸を躍らせた駄菓子の数々。
限られたお小遣いの中で、今日の宝物を手に入れる喜びは一入でした。

一気に昭和の世界に放り込まれ、お兄ちゃんはちょっと緊張気味でした。
でもそこは子供。
あれこれ迷いながら、選んだものは
チーカマ、飴餅、ラムネ菓子。
しめて60円なり。
病院に戻り、飲食が出来るところでさっそく頂きました。

普段のおやつは、個々に買い与えたりはせず、袋菓子の類をお皿に分けてだします。
なので、飴玉一個とか、のしイカみたいに一本だけ取るみたいなものに
少なからずカルチャーショックを感じたはず。
昔はこういうのが当たり前だったんだけど・・・昭和の私もいつの間にか
忘れていました。

駄菓子屋さんは路地裏の通りにひっそりと建ち、意識しないと見過ごしてしまいそう。
近くに学校や大きなマンションが建っているので、きっと近所の子供たちにとっては
隠れ家的存在なんでしょうね。
うちのお兄ちゃん、気に入ってくれたら明日も病院なので、
はるばる付き合うご褒美におごってあげるんだけど。

帰り道、自宅近くの通りでなにやら気になるものを発見!
私の手芸アンテナが感じ取りました。
最近オープンしたと言う生地屋さん。
小さなお店ですが、リトアニアリネンやアンティークのボタンなど
まさにツボ、ドストライクなお店を見つけちゃいました。
お店の方の雰囲気も良く、ここは間違いなく私が通いつめるでしょう。

今日は、とっても素敵な隠れ家的雰囲気(駄菓子屋さんをそう言っていいか微妙)の
お店に出会えた、ちょっと嬉しい一日でした。